飛騨高地・猪臥山周遊
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 805m
- 下り
- 805m
コースタイム
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 6:13
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ササがうるさいところがある。 |
その他周辺情報 | 猪臥山散策道入口にトイレが無いため、道の駅飛騨古川いぶしを利用。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
日焼け止め
携帯
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | 思いのほか長丁場だったため、食糧と飲料を充実させておくべきだった。 |
感想
弟子(妻)、ポッポ(中1)、リンちゃん(小5)との月例ファミリーハイク、「10月の山」として飛騨高地の猪臥山(いぶしやま)に行って来た。本来であればもっと有名どころに登りに行きたかったんだけど、10月は学校行事や部活動が満載で、行事が無い週末がここしかなかった。天候の絡みもあり、日帰りで気軽に行ける山として、また、来年の年賀状用の写真を撮影することを目的として(笑)10月8日の体育の日に登りに行った。年賀状用の写真目的の山行は、2016年11月6日の北ア・白鳥山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1001338.html)以来だ。
『キャラメルハウス』(自宅)を朝7時半に出発。国道41号で岐阜県に入り、数河峠を超えて古川へ(後から考えると、このコース取りが良くなかった…苦笑)。古川から『飛騨卯の花街道』こと県道90号に入る。10年前に比べるとだいぶ改良が進んで快適な道になったものの一部まだ狭隘区間が残ってる。登山口やコース途中にトイレが無いので、道の駅『飛騨古川いぶし』に立ち寄ってから日本一長い都道府県道トンネルと言われる猪臥山トンネルを抜け、猪臥山散策道入口に9時半過ぎに到着。登山開始にしては遅い時間。駐車場にはクルマが3台駐まっており、これを「多い」ととるか「少ない」ととるか、意見が分かれるところだろう(苦笑)。
猪臥山散策道入口にはコースマップが表示されており、コースタイムも書かれている。リンちゃんが暗算して「頂上まで2時間だよ」というので、私もコースタイムみて暗算したけど、やっぱり2時間だ。今年ヤマケイから出た新版の『分県登山ガイド岐阜県の山』では頂上まで2時間20分となってる。ホントに2時間で登れるの?…と思いつつ、9:56に歩行開始。しかしながら、今年が台風の当たり年だったせいか倒木があるなどペースがなかなか上がらない。特にポッポが体調不良で、途中断念も考慮されるほどのコンディションだった。後から聞くと、『キャラメルハウス』からの移動で車酔いしたらしい。旧・神岡町を走ってる時には元気だったので、やっぱり数河峠越えで酔った?(苦笑)
散策道入口から尾根上に出ると、「山頂まで約4 km標識」という古めかしい標識が出た。しかし、そこから4分も歩いたところで「山頂までの距離4000 m」という比較的新しい標識が出た。その後も新旧の標識が何度も登場したけど、同じ距離を示してるにもかかわらず場所が離れてることが多々あった。この手の標識は距離を統一して欲しい。
・1295 m標高点付近で散策道入口から約1時間となり、一旦休憩。調子の上がらないポッポにこのまま続けるかどうか訊いたけど、続けるというので、そのまま登山続行。・1295 m標高点からちょっと歩くとすぐにコースが大きく屈曲する箇所がある。頂上から散策道入口まで下る場合には、気を付けるべき箇所だ(ウチらは帰りにはここを通らなかったケド…苦笑)。そこからしばらく緩やかなアップダウンが続く。コースは林の中で、さらにササなど下草もうるさくて展望が無く、同じような景色が延々と続くので、コースを外したらすぐに迷いそうだ。「山頂までの距離1500 m」の標識の辺りから・1456 m標高点への登りとなる。ここも新旧の標識が大きく離れてて、「山頂まで約1.5 km」の標識が出てくるまで8分もかかった(苦笑)。しかもこの標識、字が消えかけてて「山頂まで約1.0 km」とも取れるような状態だったので、一瞬期待してしまった(苦笑)。しかし、・1456 m標高点まで登り詰めると「山頂まで約1.0 km」の標識が待ち受けてたのだった。ああ…。
・1456 m標高点まで登りきると、ようやく展望が開け、白山や御嶽山、乗鞍岳などが見えた。ここで一旦休憩。ポッポも調子が戻ったようで、ここまで元気に歩いて来た。・1456 m標高点から30分弱の歩きで、ようやく猪臥山の頂上に12:44に到着。散策道入口からここまで、1人の登山者に遭わなかったけど、頂上でようやく大人数パーティーと遭遇。(クルマがあるので分かってはいたけど)この山に登ってるのは、我々だけじゃなかった!(笑)
頂上からは360度の展望が広がる。あいにく北ア方面は雲が多く、立山・剱も槍・穂高も判然としなかったけど、乗鞍や笠が見えた。頂上でカップ麺の昼食喰って40分休憩。
下山は往路を戻ることも考えたけど、アップダウンが多いことに辟易してたので、(こっちのコースもアップダウンが多いと地形図から知りつつも)NTT電波塔方面に下ることを選択。頂上からちょっと下るとすぐに祠のある山之神に到着。ここでは大木が倒れてる…(汗)。小鳥峠からのコースを分け、NTT電波塔のほうへササのなかの道を下る。下りは早くすぐに「山頂までの距離500 m」の看板が出た。標識は特に無かったけど、ここから『飛騨卯の花街道』こと県道90号に直接下るルートがあるようだ。さらに転がるように下ると、猪臥山トンネルのほぼ真上に相当する鞍部に到着。ササや潅木で気付きにくいけど、登山道のすぐ左側まで林道が来てて、万が一の時にはエスケープに使える(苦笑)。ここからNTT電波塔まではアップダウンの繰り返し。しかし、リンちゃんによると、これでも「登りに通った道より歩き易い」とのこと(苦笑)。展望が無さそうな展望台を過ぎ、歩いても歩いてもなかなか近づかないNTT電波塔を目指して歩く。頂上から約1時間で、NTT電波塔の前に到着。ここからしばらくは林道歩きとなるけど、逆コースの場合、登山道入口のあまりの鬱蒼加減にショックを受けそうだ(苦笑)。
NTT電波塔の前から林道を歩く。やがて右側に3段〜5段の壁のようなガードレール群が登場し始める。ヤマケイの『分県登山ガイド岐阜県の山』によるとこのガードレールの間隙から再び登山道が始まるとの記載があり、注意深く入口を捜しながら歩いてたけど、入口を見つけられないままガードレール群が途切れてしまった…(汗)。一旦ガードレール群が始まる箇所まで引き返し、見逃しが無いことを確認してから林道の先を進むと、ガードレール群第2弾が始まり、ここでようやく登山道の入口が現れた(「山頂までの距離3000 m」の看板付き)。このまま入口が現れずそのまま林道を下りることになったらクルマの回収が困難になるところだったので、凄く安堵した。
ガードレールの隙間の入口からはほぼ下り基調となる。「山頂まで約4 km」標識のところでコースが90度折れ、さらに下ると、隣の漆洞山よりも低いところを歩くようになる。尾根から支尾根にコースが移る箇所で一旦道が判然としなくなるもすぐに明瞭になり、「入口まで500 m標識」に励まされ急坂を下ると、沢の音が大きくなってくる。転げ落ちるように林道に下ってから今、降りてきたコースを振り返ると、そこには「山頂までの距離5000 m」の標識が立ってる(苦笑)。ここからは『飛騨卯の花街道』まで林道歩き。『飛騨卯の花街道』に出てからは、高速道路へのアクセス路のためブッ飛ばすクルマの往来に怯えながら10分歩くと、猪臥山散策道入口駐車場に16:09に到着。これでコース1周完了。
里山であり、登山口から頂上までの単純な標高差(約500 m)なので、もっと楽な山歩きを想像してたけど、細かいアップダウンの連続で著しく体力を消耗。原則、山行翌日には『ヤマレコ』に記事をアップしてたけど、今回は疲れがなかなか取れなかったという事情もあり、翌々々日になってしまった(苦笑)。結果的には日没時間を意識しなければならない山行となってしまい、もっと登山口に早く到着しておくべきだった、と反省。長丁場であるほか、藪漕ぎというほどでは無いけど手でササを払いのける箇所が数え切れないくらいあり、背丈の低い子供を連れての登山は全く勧められません(苦笑)。
猪臥山散策道入口からの帰りは古川までは往路の逆コースを通ったけど、古川からは宮川沿いの国道471号→国道360号を通って数河峠を回避し、ポッポの乗り物酔いを予防しました(苦笑)。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人