上越国境稜線縦走(稲包山〜上ノ倉山〜上ノ間山〜白砂山)
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- GPS
- 15:53
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 2,681m
- 下り
- 1,904m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 8:17
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:35
天候 | 10月7日(日):晴れ→雨 10月8日(月):ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
●新幹線 6:36東京発〜7:53上毛高原着(5,910円) ●バス 関越交通:8:18上毛高原発〜8:48猿ヶ京着(880円) https://kan-etsu.net/files/lib/5/647/201802211313376359.pdf みなかみ町営バス法師線:8:55猿ヶ京発〜09:08赤沢スキー場入口着(520円) http://www.town.minakami.gunma.jp/politics/06gyousei/koutsuu/files/jikokuhyo-290304.pdf <帰り> ●バス 15:11野反湖〜16:27長野原草津口(1,500円) https://www.town.nakanojo.gunma.jp/2-kikakuseisaku/acsess/kuni-rosen.shtml ●電車(3,020円) JR吾妻線:16:39長野原草津口〜18:02高崎 http://www.jreast-timetable.jp/1810/timetable/tt1109/1109021.html JR湘南新宿ライン:18:14高崎発〜20:10渋谷着 http://www.jreast-timetable.jp/1810/timetable/tt0934/0934071.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
●群馬県境稜線トレイルについて 気持ちの良いくらいに一途に稜線を辿ります。 ルート全般を通して刈り払い&枝打ちがなされていて、しっかりと整備されています。 危険と感じるところもありませんでした。 ただ、足元は刈り払い後に残った笹の切り株で、 バランスを崩しやすく少し歩きにくいと感じるかもしれません。 また、登山道がまだ踏み固めれておらず、段差ができていないため、 地形図で等高線が混んだところはフツーの登山道と比べると急に感じました。 ●赤沢スキー場〜稲包山 赤沢スキー場入口からしばらく林道を進み、 スキー場脇の四万温泉と書かれた標識から登山道に入ります。 ルートは山腹を巻くように赤沢峠まで付けれていて、標高1050mで林道をまたぎます。 標高1300mの沢で踏み跡が忽然と消えます。 水流のある沢を10〜15mほど登った右岸に再び踏み跡が見つかりましたが、 ここで正しいルートを見つけるために20分ほどロスしました。 赤沢峠から幅広の快適なルートになり、顕著なピークを3つほど越えて 最後にひと登り(赤沢峠から高低差220mほど)すると稲包山に到着です。 ●稲包山〜上ノ倉山 稲包山から150mほど進むと三国峠方面とルートを分けます。 ルートは笹に覆われて腰から下はびしょ濡れに。途中でレインウェアを着ました。 小稲包〜西稲包の2つの鋭鋒を越えた後、三坂峠(1455)まで下ります。 三坂峠分岐で三国スキー場跡からのルートと合流し、 ここから8月11日に開通した「ぐんま県境稜線トレイル」に入ります。 樹林帯の中をもくもくと標高を上げていきます。 1766峰を過ぎると笹原が広がり始めると同時に傾斜も緩み、 再び樹林の中に入るとセバトノ頭(1890)へと至ります。 セバトノ頭からひと下りすると水場への分岐があり、 ムジナ平の先の標高1890m付近に平場がありここにテントが張れます。 ムジナ平から150mほど急登し、稜線に乗ったところが大黒ノ頭。 ここで南に進路を変えて300mほど緩やかなルートを辿ると 上ノ倉山(2107.9)に到着です。ちなみに、上ノ倉山の最高点はその先の2120です。 ●上ノ倉山〜白砂山 上ノ倉山からは急斜面のアップダウンを繰り返しながら県境稜線を忠実に辿ります。 鞍部付近は笹原が広がりピークに近づくと樹林帯に入るという少し不思議な感じ。 冒頭でも書いた通り、登山道がまだ踏まれていないため、 登りがやたら急に感じました。 忠次郎山付近は少し痩せたところが、 上ノ間山手前からは稜線の南側が切れ落ちたところが続きます。 ●白砂山〜野反湖 猟師ノ頭〜堂岩山〜地蔵山と引き続きアップダウンを 繰り返しながら標高を下げていきます。足元は泥濘が多くなります。 地蔵峠から稜線を離れ、野反湖へと向かって下ります。 ハンノキ沢まで下って渡渉したあと登り返すと野反湖バス停へと至ります。 |
写真
装備
個人装備 |
シュラフ:#3
マット:夏用
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感想
尾瀬から白砂山まで上越国境が繋がりました
(厳密には尾瀬付近は一部国境稜線を通っていませんが)。
この区間どうやって繋ごうかとずっと考えていました。
残雪期のGWが一番の候補だったのですが、
近年の寡雪による藪漕ぎの連続はツライなぁと思ってたところ、
ぐんま県境稜線トレイルなるものが整備されているのをこの春に知りました。
が、日帰りだとクルマの回収がタイヘンでどうしようかな、
と考えあぐねていた(1泊で歩くには少し物足りないかもしれないと思ってた)ところ、
台風の三連休がやってきて、遅いスタートに加えて早めのゴールが必要になる
公共交通を使う今回のプランが浮上しました。
予想に反して天気が良くなくて、ほとんど景色は見られませんでしたが、
新規開通区間で出会った登山者は4組のみでまだまだ静か。
今回は天気に恵まれなかったため、雪のある時季にもう一度歩いてもいいかな。
新しくできた群馬県境稜線トレイル。
もう何年も前からできていたのではと思うくらい、
すでにちゃんとした登山道で、驚きました。
この道を整備してくださった方々のご苦労を想像し、
感謝しながら歩きました。
ヤブが残っていて、歩きにくいところもありましたが、
私の一歩が、登山道をつくっていくことにつながるということ、
新しい登山道に足跡を残しているということを思うと、
ちょっと誇らしい気分になりました。
これまであまり意識したことがなかったけど、
登山道は、たくさんの人たちに歩かれてこそ。
登山者の歩き方や頻度で、進化するし、逆に廃れてしまうこともある。
天気も悪くて景色を見ることもなかったせいか、
そんなことをつらつらと考えながら歩きました。
それにしても、久々の雨の山は寒くて体が冷えっ冷えー。
すっかり風邪をひいてしまいました……。
おしまい。
コメント
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danyamaさん、komemameさん、こんにちは。
深夜のテン場と上ノ間山直下でお会いした者です(^^)
実は数年前の八海山(大日岳)でお会いしていたので、上ノ間山を過ぎた後で「あのお二人はもしかして??」と思い、レコが上がるのを待っていましたよ(^^;)
尾瀬からの上越国境完全踏破、すごいですね!登山道のない区間が長いだけに感慨もひとしおではないですか?
今回はガスガスでしたが、晴れた日にまた歩きたくなるような気持ちの良いコースでしたね。
私もこの道が数年で廃道にならずにずっと残ればいいなぁと思いながら歩いてました。
お疲れ様でした、またどこかの山で!(^_^)ノ
komemameさん、風邪、お大事に。
kikkorinさん
な、なんとkikkorinさんだったのですね。
あの時は紅葉の時季で人が多い中でしたが、
入道岳まで進む人は少なかったので山頂でお会いしたのを覚えてます!
それにしても、このルートを日帰りピストンするって…、そんな発想なかったですよ。
てっきり野反湖に下るものだとばかり思っていました。
やっぱりクルマの回収するためには、
このくらいの時間から歩かないといけないんだってkomemameと話してました。
上越国境、ようやくひと区切りつきました!
ホントは今回の区間、登山道できる前に歩きたかったのですが、
ルートがあればあるで「助かったなぁ」と思っちゃうのも人情ですね。
コメント、いただきありがとうございます!
また新潟の山でお会いするような気がしてます。
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