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Yamareco

記録ID: 161190
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

悪天候の西天狗岳、唐沢鉱泉よりピストン

2012年01月09日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:46
距離
8.2km
登り
907m
下り
895m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(6:55自宅-7:35駐車場)
7:45登山口-8:25尾根標識-9:00第一展望台-9:35第二展望台-9:50岩場下-10:08西天狗岳10:15-11:10第一展望台-12:12登山口
(12:20駐車場-12:50自宅)

標準コースタイム、登山口-2:45-西天狗岳-1:55-登山口、計4:40
天候 雲、風雪
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
唐沢鉱泉無料駐車場。FFスタッドレスにて、なんとかいけましたが、止まると登れなくなりりそう。チャーン付けている車がいましたが正解とおもいます。帰りは、下りのカーブで、ABSがかかりまくり、でやや危険でした。
コース状況/
危険箇所等
第二展望台手前の右、頂上手前の右、に崩壊地がガケとなっており、すこし怖い、がわき見でもしない限り大丈夫。本日岩場までトレースは明瞭、最後の岩場はトレースかすれ気味でした。10本爪とダブルストックで問題なし。
昨日は良いお天気で、夕方、赤岳&阿弥陀からのぼる満月は美しかったです。
2012年01月08日 16:58撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/8 16:58
昨日は良いお天気で、夕方、赤岳&阿弥陀からのぼる満月は美しかったです。
しかし、今朝は、2000m以上は雲に覆われています。午後は晴れるようですが、午前はダメそう。それでも、行きます。
2012年01月09日 06:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 6:59
しかし、今朝は、2000m以上は雲に覆われています。午後は晴れるようですが、午前はダメそう。それでも、行きます。
唐沢鉱泉、西尾根の登山口。最初から10本爪を履きます。気温-5℃。
2012年01月09日 07:44撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 7:44
唐沢鉱泉、西尾根の登山口。最初から10本爪を履きます。気温-5℃。
雪はそこそこありますが十分ではないので、岩もややmix。
2012年01月09日 08:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 8:13
雪はそこそこありますが十分ではないので、岩もややmix。
尾根到着。
2012年01月09日 08:25撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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尾根到着。
尾根を登ってゆくと、木が凍り付いています。気温-8℃。
2012年01月09日 08:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 8:55
尾根を登ってゆくと、木が凍り付いています。気温-8℃。
第一展望台手前。
2012年01月09日 08:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 8:57
第一展望台手前。
第一展望台。
2012年01月09日 08:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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第一展望台。
第二展望台手前で吹き溜まりがあります。
2012年01月09日 09:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 9:32
第二展望台手前で吹き溜まりがあります。
第二展望台直前で、崩落してるガケがあります。落ちはしないが、ちょっと怖い。
2012年01月09日 09:34撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 9:34
第二展望台直前で、崩落してるガケがあります。落ちはしないが、ちょっと怖い。
第二展望台。
2012年01月09日 09:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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第二展望台。
縞枯れしているシラビソ。
2012年01月09日 09:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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縞枯れしているシラビソ。
雪の付いた枝。
2012年01月09日 09:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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雪の付いた枝。
最後の岩場、核心部です。上が見えません。風が強い。-12℃。
2012年01月09日 09:48撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 9:48
最後の岩場、核心部です。上が見えません。風が強い。-12℃。
岩場をジグザグに登ります。
2012年01月09日 09:54撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 9:54
岩場をジグザグに登ります。
中間地点、風除けの岩。
2012年01月09日 09:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中間地点、風除けの岩。
岩場も、もうすぐ最後。
2012年01月09日 10:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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岩場も、もうすぐ最後。
岩場終了。
2012年01月09日 10:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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岩場終了。
もうすぐだ。
2012年01月09日 10:06撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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もうすぐだ。
頂上到着。展望0。モノクロ1色。
2012年01月09日 10:08撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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頂上到着。展望0。モノクロ1色。
プラカンジキを持ってきましたが出番はなし。モノクロの世界の唯一の赤色。
2012年01月09日 10:15撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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プラカンジキを持ってきましたが出番はなし。モノクロの世界の唯一の赤色。
看板が倒れていました。
2012年01月09日 10:16撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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看板が倒れていました。
帰り道、頂上直下に、崩落しているガケあり。危なくはないが、ちょっと怖い。
2012年01月09日 10:20撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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帰り道、頂上直下に、崩落しているガケあり。危なくはないが、ちょっと怖い。
縞枯れも凍り付いています。
2012年01月09日 10:44撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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縞枯れも凍り付いています。
第二展望台。ちょっとだけ日がさしました。
2012年01月09日 10:47撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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第二展望台。ちょっとだけ日がさしました。
第一展望台では、下界が見えます。
2012年01月09日 11:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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第一展望台では、下界が見えます。
西岳、編笠がちらちらと見え始めます。
2012年01月09日 11:15撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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西岳、編笠がちらちらと見え始めます。
中山展望台が見え始めますが、一進一退状態で、あきらめ下山。
2012年01月09日 11:17撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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中山展望台が見え始めますが、一進一退状態で、あきらめ下山。
アイゼンを引っ掛け、スパッツが破けました。4本爪に替えます。
2012年01月09日 11:42撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 11:42
アイゼンを引っ掛け、スパッツが破けました。4本爪に替えます。
唐沢鉱泉到着。お昼を食べようと思ったが、玄関に食事の表示なし。もう、閉じる寸前で、お昼はやってないようです。
2012年01月09日 12:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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唐沢鉱泉到着。お昼を食べようと思ったが、玄関に食事の表示なし。もう、閉じる寸前で、お昼はやってないようです。
駐車場。
2012年01月09日 12:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/9 12:14
駐車場。
帰り、天狗岳が見え始めています。3時ぐらいには、八ヶ岳が全面見え始めました。夕方には昨日同様の良い天気に。月もきれいです。
2012年01月09日 12:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 12:35
帰り、天狗岳が見え始めています。3時ぐらいには、八ヶ岳が全面見え始めました。夕方には昨日同様の良い天気に。月もきれいです。

感想

3連休ですが、娘の成人式等でいそがしく、なんとか本日2時まで空いてますので、ここで山に行きたいと思います。どこに行こうか考えましたが、短時間でいける西天狗に行きたいと思います。唐沢鉱泉も、そろそろ終わりなので、ここが唐沢鉱泉から西尾根をいけるラストチャンンスかも、という事情も含め。

昨日は夕方まで良い天気でしたが、朝起きると、標高2500mから2000mぐらいより上は、空に雲がかかっています。八ヶ岳のみならず、結構広いエリアにかかっているので、これは午前中は晴れないだろうな、と思いました。が、行きます。

唐沢鉱泉は、FFスタッドレスでなんとかいけましたが、駐車場の除雪が不十分なところに突っ込むと、抜けれなくなりそうなので、はまらないよう注意しながら、駐車しました。

登山口を見ると雪はそこそこありそうで、10本爪を装着します。夏のタイムの15%増し程度の時間を目安に、登ってゆきます。尾根まで、夏は30分のところ、今日は35分、第一展望台まで、夏は1時間のところ、今日は1時間10分。

尾根までは雲で放射冷却がないせいか、気温が-5℃で、軽装で登ります。頂上から降りてきた男女ペアとすれ違いました。重装備でした。そこから上はどんどん寒くなってゆき、雪混じりの風が吹き込み、第一展望台の前では-8℃ぐらいとなりました。木も凍り付いています。第二展望台手前で、森林限界を超える装備(ゴアのスキーウエア、目出し帽もどき、ゴーグル)を着用します。目出し帽もどきは、昨日、ホームセンターで400円で買ってきました。また、ダブルストックは、リングをはずし、長さを短くし、ピッケルライクに使うようにします。

最後の核心部の岩場からは、-12℃の強い風が吹いていました。年末の硫黄岳に続いて、いよいよ2度目の森林限界越えです。つま先に靴用ホッカイロいれた夏靴は快調で、問題なし。ピッケルライクにしたダブルストックも、好調。岩場も、トレースがなんとかわかり、問題なく登ってゆきます。夏はひたすら真っ直ぐ登りましたが、トレースはシグザグに登ってゆきます。特に、滑落しそうなところもなく問題なかったです。ただ、硫黄岳と違い、雪が吹き付けるため、まず、ゴーグルに細かい雪が付着し凍りつき視界不良でつかえなくなり、さらにメガネにも細かい雪が付着してゆきます。雪が吹き付けるのはやっかいでした。そうこうするうちに、岩場も過ぎ、頂上到着。

頂上は誰もいません。眺望も0。看板が倒れていたので、看板を持って一人で記念撮影。頂上は、風は弱くすごしやすいですが、長居してもしかたがないので、下山します。下山は、さらに風雪が激しく、息でメガネが曇るのを防ぐため、目出し帽も口元を大きく空け、ゴーグルも使えず、ほっぺが凍傷になりそうです。それでも10-15分程度で岩場を降り、林に入りほっと一息。岩場で、ご夫婦2組、単独1名とすれ違いました。また、第一展望台でも、帰る方1名。そこそこ人がいました。

唐沢鉱泉でお昼を食べようと思っていたのですが、玄関にはお風呂の表示のみ。食事の表示は取り去られていました。もうクローズなので、食事はやってないと思われます。よって急ぎ自宅に帰り、家族と食事をしました。

本日は、眺望はほぼありませんでしたが、唐沢鉱泉のクローズ前に冬の西天狗に登れ、2度目の森林限界越えを安全に経験し、雲のかかった冬の八ヶ岳の風雪の厳しさをちょっとだけ学べた、すこし達成感のある、楽しい冬山登山でした。

・森林限界を超えても本日程度の岩場なら、ピッケルなしでも短くしたダブルストックでゆけそう、滑落リスクもない、と感じました。
・夏靴も、つま先ホッカイロを入れ、問題なし。なお、つま先ホッカイロは、靴側にウレタンの滑り止めが付いているやや高いやつで、問題なし。前回、硫黄岳では、滑り止めがない安目のやつを使ったのですが、下山時、靴の中で滑り踵まで移動し、使い物になりませんでした。
・あと、風雪でゴーグルとメガネが凍りつき視界が不良になりました。メガネの曇りを避けるために口元を大きく開けた目出し帽では、ほっぺがもろに風にさらされ凍傷リスクありでした。これらは、今後の課題です。

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