悪天候の西天狗岳、唐沢鉱泉よりピストン
- GPS
- 04:46
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 907m
- 下り
- 895m
コースタイム
7:45登山口-8:25尾根標識-9:00第一展望台-9:35第二展望台-9:50岩場下-10:08西天狗岳10:15-11:10第一展望台-12:12登山口
(12:20駐車場-12:50自宅)
標準コースタイム、登山口-2:45-西天狗岳-1:55-登山口、計4:40
天候 | 雲、風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
第二展望台手前の右、頂上手前の右、に崩壊地がガケとなっており、すこし怖い、がわき見でもしない限り大丈夫。本日岩場までトレースは明瞭、最後の岩場はトレースかすれ気味でした。10本爪とダブルストックで問題なし。 |
写真
感想
3連休ですが、娘の成人式等でいそがしく、なんとか本日2時まで空いてますので、ここで山に行きたいと思います。どこに行こうか考えましたが、短時間でいける西天狗に行きたいと思います。唐沢鉱泉も、そろそろ終わりなので、ここが唐沢鉱泉から西尾根をいけるラストチャンンスかも、という事情も含め。
昨日は夕方まで良い天気でしたが、朝起きると、標高2500mから2000mぐらいより上は、空に雲がかかっています。八ヶ岳のみならず、結構広いエリアにかかっているので、これは午前中は晴れないだろうな、と思いました。が、行きます。
唐沢鉱泉は、FFスタッドレスでなんとかいけましたが、駐車場の除雪が不十分なところに突っ込むと、抜けれなくなりそうなので、はまらないよう注意しながら、駐車しました。
登山口を見ると雪はそこそこありそうで、10本爪を装着します。夏のタイムの15%増し程度の時間を目安に、登ってゆきます。尾根まで、夏は30分のところ、今日は35分、第一展望台まで、夏は1時間のところ、今日は1時間10分。
尾根までは雲で放射冷却がないせいか、気温が-5℃で、軽装で登ります。頂上から降りてきた男女ペアとすれ違いました。重装備でした。そこから上はどんどん寒くなってゆき、雪混じりの風が吹き込み、第一展望台の前では-8℃ぐらいとなりました。木も凍り付いています。第二展望台手前で、森林限界を超える装備(ゴアのスキーウエア、目出し帽もどき、ゴーグル)を着用します。目出し帽もどきは、昨日、ホームセンターで400円で買ってきました。また、ダブルストックは、リングをはずし、長さを短くし、ピッケルライクに使うようにします。
最後の核心部の岩場からは、-12℃の強い風が吹いていました。年末の硫黄岳に続いて、いよいよ2度目の森林限界越えです。つま先に靴用ホッカイロいれた夏靴は快調で、問題なし。ピッケルライクにしたダブルストックも、好調。岩場も、トレースがなんとかわかり、問題なく登ってゆきます。夏はひたすら真っ直ぐ登りましたが、トレースはシグザグに登ってゆきます。特に、滑落しそうなところもなく問題なかったです。ただ、硫黄岳と違い、雪が吹き付けるため、まず、ゴーグルに細かい雪が付着し凍りつき視界不良でつかえなくなり、さらにメガネにも細かい雪が付着してゆきます。雪が吹き付けるのはやっかいでした。そうこうするうちに、岩場も過ぎ、頂上到着。
頂上は誰もいません。眺望も0。看板が倒れていたので、看板を持って一人で記念撮影。頂上は、風は弱くすごしやすいですが、長居してもしかたがないので、下山します。下山は、さらに風雪が激しく、息でメガネが曇るのを防ぐため、目出し帽も口元を大きく空け、ゴーグルも使えず、ほっぺが凍傷になりそうです。それでも10-15分程度で岩場を降り、林に入りほっと一息。岩場で、ご夫婦2組、単独1名とすれ違いました。また、第一展望台でも、帰る方1名。そこそこ人がいました。
唐沢鉱泉でお昼を食べようと思っていたのですが、玄関にはお風呂の表示のみ。食事の表示は取り去られていました。もうクローズなので、食事はやってないと思われます。よって急ぎ自宅に帰り、家族と食事をしました。
本日は、眺望はほぼありませんでしたが、唐沢鉱泉のクローズ前に冬の西天狗に登れ、2度目の森林限界越えを安全に経験し、雲のかかった冬の八ヶ岳の風雪の厳しさをちょっとだけ学べた、すこし達成感のある、楽しい冬山登山でした。
・森林限界を超えても本日程度の岩場なら、ピッケルなしでも短くしたダブルストックでゆけそう、滑落リスクもない、と感じました。
・夏靴も、つま先ホッカイロを入れ、問題なし。なお、つま先ホッカイロは、靴側にウレタンの滑り止めが付いているやや高いやつで、問題なし。前回、硫黄岳では、滑り止めがない安目のやつを使ったのですが、下山時、靴の中で滑り踵まで移動し、使い物になりませんでした。
・あと、風雪でゴーグルとメガネが凍りつき視界が不良になりました。メガネの曇りを避けるために口元を大きく開けた目出し帽では、ほっぺがもろに風にさらされ凍傷リスクありでした。これらは、今後の課題です。
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