晩秋の『 両神山 』大混雑
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- GPS
- --:--
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,488m
- 下り
- 1,476m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
表参道 → 清滝避難小屋 : 山腹道を進み,雑木林が気持ち良い 小屋 → 両神神社 → 山頂 : 神社前の鎖場は手・足掛かり多 山頂前の鎖場も高さはあるが慎重に登れば問題なし 鈴ヶ坂 → 七滝沢道 : 鎖をまたいで降りるところ1カ所あり,急傾斜 |
写真
感想
台風の影響は無く,天気も「快晴」の予報だったことから,晩秋の山登りを楽しむために奥秩父の「両神山」へ向かった。鎖場が多いとのことであるが,地元宇都宮の古賀志山・鹿沼市の岩山(猿岩)などを経験しているので,むしろ楽しみの一つだ。また,紅葉狩りによる混雑を想定して6時ごろ到着したが,すでに駐車場は満車だった。登山口から遠い場所での駐車となったものの,山行記録があまり多くない百名山の印象だったので,山行への期待は膨らんだ。
清滝小屋までは,沢の水の音を聞きながらの歩きで,新緑の頃が最もマッチしていると思われた。小屋では多くの方が休んでおり,ベンチから見た紅葉は素晴らしかった。これより先の両神神社までの登山道には鎖場があったが,手掛かり・足掛かりが多く,とても登りやすかった。
山頂に着くと大勢の方が窮屈そうにしていた。山頂が狭いのだ。岩の先端の一番高い所は定員2名程度で,360°の景色を見て,数枚写真を撮って次の方と交代するような慌ただしさだった。一番楽しみにしていた山頂からの展望は,「八ヶ岳」はくっきりと初見達成,「富士山」は雲のためチラ見となった。北西の「浅間山・前掛山」は,お椀型の山容からすぐわかった。
下山は「七滝沢道」とした。確かに鎖場の難度は上がるものの,足場の確保が難しく,鎖をまたいで降りる所は1カ所のみであった。濡れたり・凍結する時期は,このルートの危険性は格段に高くなろう。また,赤滝を過ぎると傾斜が急になり,下りは注意が必要になるが,登りは相当体力を消耗するだろう。3組6人の登山者とすれ違ったが,この傾斜には相当苦労をしたとのことだった。しかし,広葉樹林であって,沢の渡渉やほとりを歩くなど,変化に富み気持ちの良い登山道だった。
このあたりの山を登るのは初めてであったが,その状況は奥鬼怒や安蘇(前日光)によく似ている。快晴の中,紅葉などから秋の深まりを感じるとともに,水・草木・岩峰・青空など自然にどっぷりと浸った山行となった。
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