名・迷ルート(黒金山〜大烏山〜東御殿)


- GPS
- 09:52
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,200m
- 下り
- 2,159m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 10:01
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰り:乾徳山登山口〜新番屋橋(15:49発バス:200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・天科〜牛首のタルは破線ですが、林道から上部は実線レベルに感じました。 ・大ダオ〜トサカは笹が生い茂っており、獣道が多く踏み跡が不明瞭。 トサカ〜ゴトメキは昨年より倒木が増えていると感じました。 ・ゴトメキ〜大烏山はバリエーションルート、踏み跡は薄いながらついてます。 下遠見から下部は膝上ぐらいの笹原で、やや不明瞭となります。 ・大烏山〜大久保峠はお経窪ノタワまで下ると、踏み跡がだいぶ明瞭になります。 尾根が明瞭な地形なので、地図をしっかり見ていればわかりやすい区間です。 ・大久保峠〜徳和は薄い踏み跡を辿っていくと採石場に出てしまいました。 採石場の敷地から脱出するのに四苦八苦、最後に落とし穴がありました。 工事に伴って踏み跡が消失したのか、単なるミスだったのか、 正解はわかっていませんので、参考にしないで下さい。 |
写真
感想
今回は山梨200名山候補の大烏山を目指します。
昨年、黒金山〜ゴトメキ〜国師ヶ岳を歩いた時に、
ゴトメキから分岐があり烏ノ尾根という長大な尾根が
南東に延びていることを発見しました。
この烏ノ尾根の途中に大烏山があるので、このルートをたどることにします。
最初のピークの黒金山までは初めて天科からの破線ルートを利用。
最初は暗い杉林の退屈な登山道ですが、沢を渡って標高が1200mを超えると、
自然林に変わってきれいな紅葉が迎えてくれました。
この付近はモミジ類が多いので、紅葉の名所なのかもしれません。
林道を超えると整備された笹原となり、展望も開けます。
雰囲気もあって、予想だにしなかった名ルートに遭遇できました。
黒金山自体がそれほどメジャーでない上に、
乾徳山経由、西沢渓谷スタートの2つのルートを使う人が多いと思いますが、
私の一押しは天科ルートです。(季節が良すぎたかもしれませんが)
黒金山〜ゴトメキは昨年も歩いているので勝手知ったる区間ですが、
相変わらずトサカへの登りは不明瞭で、その先の倒木数は増えた気がしました。
ゴトメキからいよいよバリルートですが、
遠見山手前で登山者に出会ったのにはびっくりでした。
下遠見からは笹が生い茂ってきますが、先週の錫ヶ岳を経験しているので、
こちらの笹藪は可愛いものでした。
しかも景色は素晴らしく、南アや八ヶ岳、茅ヶ岳などを見晴らせる
ルート最大の眺望ポイントがしばらく続きました。
大菩薩のような雰囲気で、ポテンシャルがあるルートだけに、
笹が刈られて整備されればそれなりに人気出そうですが。
目的の大烏山は狭い山頂でしたが、ここまでの過程が素晴らしかったので満足。
この先も馬止根場、東御殿、大久保山といくつかのピークを越えて行きますが、
東御殿は雰囲気ある山頂で休憩適地でした。
ここまで長いバリ区間があまりに順調にきたのですが、最後に落とし穴。
大久保峠から徳和に下山を試みますが、
徳和の集落が近くに来たところで採石場に迷い込みます。
脱出にはかなり苦労し、一時はバスに乗り損ねるかとヒヤヒヤでした。
歩く人も少ないマイナーなルートですが、
天科〜牛首のタルの名ルートに出会え、
下遠見からの烏ノ尾根を堪能し、最後は大久保峠からの迷ルートに嵌りましたが、
前回の信越トレイルとは違った楽しさを味わえた一日となりました。
コメント
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hirokさん コンばんは
あの車はそーでしたか〜
憶えていますよー朝1台駐車しているのを見たズラ
青笹からのルートはオッサンも好きズラ
クマ以外の動物にあった覚えがあります。
ゴトメキから遠見がわかり難い覚えがありましたワイ
踏み跡が薄くピーク続き
なんか懐かしいズラね〜
こちらが下山時には車ありませんでいたよー
kazuhagiさん、こんばんは
この週末は近くにいらっしゃいましたね。
道路の脇に入った所でしたが、よく見てますね。
青笹からのルートは破線だし、あまり期待していなかったのですが、
思いのほか楽しいルートで、得した気分になりました
紅葉的にもちょうどよい標高を歩けたようです。
ゴトメキから遠見山まではテープが結構あったのですが、
その先は一切なくなりました。
GPSがないと厳しいルートですね。
hirokさん、こんにちは!
出遅れ、申し訳ありません<(_ _)>
この界隈、今シーズン知ったばかり
それも正規ルートのみでしたが、乾徳山を過ぎると
人とも遭遇せず、好き者の領域だと感じました
その黒金周囲を、破線、バリで周回とは恐れ入りました!
割と容易に登れる山梨百に比べ、山梨二百は手強そうですね。
登山道が整備されれば、苦労も少なくなるのでしょうが、
hirokさん的には、ルートが無い方がよいのでしょうね
藪漕ぎも手慣れたもの。
普通は獣道を人間が利用しますが、hirokさんの歩いた踏み跡は、
逆に鹿達のメインルートになりそうです
しかし、ガッツリとロングを歩かれ、その直後に今回のレコ。
とんでもない体力、気力、そちらにも改めて驚かされました
tailwindさん、こんばんは
最初から今日は人にあまり会わないだろうなあと思いましたが、
大ダオ付近で団体に、バリ区間でソロの方に会っただけでした。
静かな山を楽しむには最適なエリアですね
山梨100の黒金山はいつも静かに楽しんでいます。
この辺りは笹原が多いですが、手が入れば素敵な場所になると思うのですが。
tailwindさんも歩かれた雁峠や雁坂峠も素晴らしい笹原なので、
ちょっとした手入れの差で、大きく印象が変わってしまいますね
私は中1日が一番調子いいかもしれません。
連ちゃんだと、歩き始めがちょっとだるい感じがしますが、
1日休むと最初からバリバリ歩けますね
hirokさん、こんんばんは。
今回は大烏山へ行かれましたか!
ここのところ、hirokさんのレコを拝見すると過去を
振り返ることが多いのですが、8年前にこの辺りを
テント泊で周回したときにとても気に入り、
次は大烏山!なんて考えていたのです。しかし、そのままでした。。
歩いた付近の笹薮の状態はよく覚えているので「先週の錫ヶ岳より
歩きやすい」のコメント、錫ヶ岳への笹薮がなんとなく
想像できます
渋い名ルート、やはりいつか行かないと(最近こんなコメントばかり。。)
youtaroさん、こんばんは
昨年、大ダオ〜ゴトメキ〜国師ヶ岳を歩いた時に、
次回はゴトメキからの烏ノ尾根を歩きたいと思ったものですが、
紅葉の時期に実現となりました。
かなり長い尾根が続いており、適度なアップダウンとルーファイ、笹藪もあって、
変化のある山行を楽しめました
紅葉的にもちょうど良い標高地帯でした。
それなりに踏み跡があるので、錫ヶ岳よりも歩かれているようです。
古びたサインもあったので廃道かと思われますが、
ポテンシャルがあるルートだったので、勿体ないですね。
徳和スタートだと周回にもなりますし。
このようなルートの発掘に成功した時は、うれしいものですね
hirokさん こんばんは
西沢渓谷からしか行ったことがありませんが、黒金山から
見える景色が忘れられません。甲武信ヶ岳から国師ヶ岳へ
続く稜線を歩いてみたい…と思いました。まだ、実現して
いませんが…。来年こそ、西沢渓谷から甲武信ヶ岳経由で
大弛小屋に行き、翌日は金峰山から瑞牆山荘に行く予定で
す。しかし、もっと歩きたいのは、2日目に国師ヶ岳から
ゴトメキを通って、黒金山経由で西沢渓谷に戻るコースで
す。どう見ても歩く人の少ないコースなので大丈夫かな…
と考えています。ルートは分かりやすいのでしょうか?
埼玉のchii
chii1961さん、こんばんは
黒金山はお隣の乾徳山と違って静かな山ですよね。
正面の国師ヶ岳が何ともでっかく、包まれたような感じがしてしまいます。
富士山もギリで見えますし。
昨年、黒金山〜ゴトメキ〜国師ヶ岳〜奥千丈ヶ岳〜ゴトメキの周回ルートを歩きましたが、
ご指摘の通り歩いている人は少ないです。
大ダワ〜トサカは笹藪が嫌らしいですが、目標は見えているので。
奥千丈ヶ岳の辺りは倒木が多いです。
確かに破線ルートという感じですね。
私もそのうち・・っと思ってました。
笹藪が濃いのかと思ってましたが、そうでもなさそうですね。
紅葉のいいこの時期狙い目ですね。来年かなぁ。
>天科〜牛首のタルは破線ですが、林道から上部は実線レベルに感じました。
さすが!
2018年版山と高原地図では、林道から上が実線です。
qwgさん、こんばんは
いつも大唐松尾根等尋常ではない尾根を攻められているので、
烏ノ尾根が未踏とは意外でした
夏は藪がうるさいでしょうから、秋がいいかもしれませんね。
笹藪はせいぜい腰ぐらいで、概ね膝上ぐらいなので、
先週の錫ヶ岳よりもだいぶ歩きやすかったです。
笹藪は下りに使った方が遥かに楽ですね。
>2018年版山と高原地図では、林道から上が実線です。
→古い地図を使っているのがバレテしまいましたね
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