記録ID: 1634125
全員に公開
沢登り
日高山脈
夏メイン2年班 ナナシ沢1839北面
2018年08月14日(火) ~
2018年08月21日(火)
- GPS
- 176:00
- 距離
- 59.9km
- 登り
- 2,637m
- 下り
- 2,501m
コースタイム
Day1 曇時々小雨→雨 ペテガリ山荘(6:20)デポ地点(12:00-12:30)清和橋(14:00)=C1
前日尾根のっこしでペテガリ山荘でC0。山荘から林道を歩く。コル手前で地図にない橋があり左岸に移っていたので行ってみると未完成の橋があった。この橋にデポをぶら下げる。再び地図通りの林道を行く。清和橋手前にトンネルがあったので入ってみたが貫通しておらず時間ロス。地図通りの林道を行き清和橋でC1。
Day2 雨 C1=C2
東北、北海道にかかる停滞前線の影響で断続的に雨。びちょびちょタープの下で読書に耽る。
Day3 雨 C2(18:30)トンネル(18:40)=C3
停滞前線から発生した低気圧によって強い雨。沢はかなり増水している。Mは本を読み終わり交換しだした。
Day4 曇→晴 C3(10:00)デポ地点(11:00-11:30)名無沢(12:30)=C4
大増水のコイボクを後に林道歩いてデポ地点まで。回収して出発しようとしたらこれからコイボクに向かう福本さんと山崎さんが来た。浮浪者の様だと笑われた。デポ地点から東に伸びる作業道をたどってコルのっこしして名無沢に入る。沢は増水していて渡渉が難しそうなので左岸テラスでC4。夜は放射冷却で中々冷えた。
Day5 晴 C4(6:10)23出合(12:20-12:40)奥二股(15:30)=C5
9月〜10月並みの気温ということで滅茶苦茶寒い。出発を少し遅らせた。C4出てしばらく河原時々瀞。Co530から函。連日の雨で結構水量多い。最初の函は泳いだ後中を行けないので左岸側壁をAL空身で登り後続空身ゴボウザック吊り上げ。その後函をへつったり巻いたり。23出合で黙とう。河原と言えば河原だがあまり泊まる気がしない。Co720三段函滝の手前で泳ぎ、函滝は右岸ルンゼからまとまて巻いた。Co770函は中を突破出来ないので右岸側壁をLが空身で登ったがその後が面倒くさそうなのでcdで下り、左岸側壁をAL空身、後続空身ゴボウ、ザック吊り上げ。ハングしてたりして吊り上げに苦労した。39出合も泊まる気がしない。いくつか函滝を越えて奥二股の中間にある沢から5m程高いところにあるテラスでC5。この夜も寒かった。
Day6 曇→小雨 C5(5:00)39出合(6:00)Co1100二股(9:20-9:40)39東の肩(17:00)夏道上(17:45)
C5から39出合までに一回函を左岸から高巻いた。10mFはLsがホールドスタンス指示しながらcd。39北面沢は出合の最初の滝は右岸尾根を使って巻く。しばらく灌木繋いで次の滝もまとめて巻くとabなしで沢に戻れた。そこから滝いくつか、容易に直登。Co940二股の滝はL空身で左岸バンドから登り後続ゴボウ。次の滝は中間部でお助け垂らして後続プルージック。その後快適な滑滝が連続。Co1100二股の右股には崩壊した雪渓の奥にすごい滝が見えた。左股の30mFは抜け口AL空身で右岸ブッシュに抜け、後続ゴボウ。その後の滝でザイル垂らした。次の20mFはLが右岸壁登り中間部右岸の灌木でお助けFix後続ゴボウ、残りはALがお助け引っ張って右岸急な木登り、後続ゴボウ。記録にある30mFはこれのことかもしれないが、滝だらけでよくわからない。Co1300ぐらいで雪渓。ため息。左岸急な木登りをした後しばらく灌木繋いでトラバースして次の滝ごと巻く。Co1400二股にも雪渓。右岸側壁をトラバースして通過。この辺りから天気が崩れはじめる。Co1420あたりにも雪渓。乗った後シュルンド跨いで右岸側壁に乗り移る。その後沢は両岸立ったルンゼ状になる。Co1450チョックストーンの滝は直登出来ないので手前の左岸側壁〜ルンゼ状を登るが、不安定なかなりでかい浮き石があちこちにあり精神的に消耗する。ルームの登攀装備が入ってるかごぐらいの落石。かなりビビる。Mはプルージックのちゴボウ。その後岩のリッジを越え、木登りをしたあとab25mで沢に戻る。時間もこの時既に15時ぐらいで、視界も無く沢に降りたあとどうなっているかわからないので、とりあえずLが先に降りて先を見に行った。しばらく進むと沢が開けるのが確認できたので全員降りる。あとは一ヶ所Lが偵察した際に垂らしたシュリンゲを掴んだ以外容易な小滝をいくつか越え、急なガレ登りでピーク東の肩に出る。ガスガス霧ション。ヤオロに明るいうちにつくのは無理そうなので、泊まれそうな所を探し、39ピーク少し東の夏道上にタープとツェルト張って無理矢理泊まる。今日の感じと例会で言われたことからヤオロマップ沢を下るのは厳しいと判断し、夏尾根下山することにする。
Day7 晴れ C6(9:40)ヤオロ(11:30-11:50)コイカク(13:20-13:40)コイカク二股(15:00-15:30)札内ヒュッテ(18:00)=C7
Lと竹中と♯上は空身で39at。ヤオロまでは藪と岩の細尾根。ヤオロ〜コイカクはナナシの吹き上げが常時吹いていた。登ってきた39北面を眺めて感慨に耽る。39は鋭く天に突き上げていていつ見ても格好いい。急で岩の出た夏尾根を下りて札内ヒュッテでC7。札内ヒュッテでパンツ一丁で薪上げしてたら通りかかったカムエク登山者のお兄さんお姉さんに笑われた。
Day8 曇 C7(8:30)札内ダム(9:30)
道歩いて下山。ダムは電波入った。みーしゃ隊長の迎えでハゲ天へ。
前日尾根のっこしでペテガリ山荘でC0。山荘から林道を歩く。コル手前で地図にない橋があり左岸に移っていたので行ってみると未完成の橋があった。この橋にデポをぶら下げる。再び地図通りの林道を行く。清和橋手前にトンネルがあったので入ってみたが貫通しておらず時間ロス。地図通りの林道を行き清和橋でC1。
Day2 雨 C1=C2
東北、北海道にかかる停滞前線の影響で断続的に雨。びちょびちょタープの下で読書に耽る。
Day3 雨 C2(18:30)トンネル(18:40)=C3
停滞前線から発生した低気圧によって強い雨。沢はかなり増水している。Mは本を読み終わり交換しだした。
Day4 曇→晴 C3(10:00)デポ地点(11:00-11:30)名無沢(12:30)=C4
大増水のコイボクを後に林道歩いてデポ地点まで。回収して出発しようとしたらこれからコイボクに向かう福本さんと山崎さんが来た。浮浪者の様だと笑われた。デポ地点から東に伸びる作業道をたどってコルのっこしして名無沢に入る。沢は増水していて渡渉が難しそうなので左岸テラスでC4。夜は放射冷却で中々冷えた。
Day5 晴 C4(6:10)23出合(12:20-12:40)奥二股(15:30)=C5
9月〜10月並みの気温ということで滅茶苦茶寒い。出発を少し遅らせた。C4出てしばらく河原時々瀞。Co530から函。連日の雨で結構水量多い。最初の函は泳いだ後中を行けないので左岸側壁をAL空身で登り後続空身ゴボウザック吊り上げ。その後函をへつったり巻いたり。23出合で黙とう。河原と言えば河原だがあまり泊まる気がしない。Co720三段函滝の手前で泳ぎ、函滝は右岸ルンゼからまとまて巻いた。Co770函は中を突破出来ないので右岸側壁をLが空身で登ったがその後が面倒くさそうなのでcdで下り、左岸側壁をAL空身、後続空身ゴボウ、ザック吊り上げ。ハングしてたりして吊り上げに苦労した。39出合も泊まる気がしない。いくつか函滝を越えて奥二股の中間にある沢から5m程高いところにあるテラスでC5。この夜も寒かった。
Day6 曇→小雨 C5(5:00)39出合(6:00)Co1100二股(9:20-9:40)39東の肩(17:00)夏道上(17:45)
C5から39出合までに一回函を左岸から高巻いた。10mFはLsがホールドスタンス指示しながらcd。39北面沢は出合の最初の滝は右岸尾根を使って巻く。しばらく灌木繋いで次の滝もまとめて巻くとabなしで沢に戻れた。そこから滝いくつか、容易に直登。Co940二股の滝はL空身で左岸バンドから登り後続ゴボウ。次の滝は中間部でお助け垂らして後続プルージック。その後快適な滑滝が連続。Co1100二股の右股には崩壊した雪渓の奥にすごい滝が見えた。左股の30mFは抜け口AL空身で右岸ブッシュに抜け、後続ゴボウ。その後の滝でザイル垂らした。次の20mFはLが右岸壁登り中間部右岸の灌木でお助けFix後続ゴボウ、残りはALがお助け引っ張って右岸急な木登り、後続ゴボウ。記録にある30mFはこれのことかもしれないが、滝だらけでよくわからない。Co1300ぐらいで雪渓。ため息。左岸急な木登りをした後しばらく灌木繋いでトラバースして次の滝ごと巻く。Co1400二股にも雪渓。右岸側壁をトラバースして通過。この辺りから天気が崩れはじめる。Co1420あたりにも雪渓。乗った後シュルンド跨いで右岸側壁に乗り移る。その後沢は両岸立ったルンゼ状になる。Co1450チョックストーンの滝は直登出来ないので手前の左岸側壁〜ルンゼ状を登るが、不安定なかなりでかい浮き石があちこちにあり精神的に消耗する。ルームの登攀装備が入ってるかごぐらいの落石。かなりビビる。Mはプルージックのちゴボウ。その後岩のリッジを越え、木登りをしたあとab25mで沢に戻る。時間もこの時既に15時ぐらいで、視界も無く沢に降りたあとどうなっているかわからないので、とりあえずLが先に降りて先を見に行った。しばらく進むと沢が開けるのが確認できたので全員降りる。あとは一ヶ所Lが偵察した際に垂らしたシュリンゲを掴んだ以外容易な小滝をいくつか越え、急なガレ登りでピーク東の肩に出る。ガスガス霧ション。ヤオロに明るいうちにつくのは無理そうなので、泊まれそうな所を探し、39ピーク少し東の夏道上にタープとツェルト張って無理矢理泊まる。今日の感じと例会で言われたことからヤオロマップ沢を下るのは厳しいと判断し、夏尾根下山することにする。
Day7 晴れ C6(9:40)ヤオロ(11:30-11:50)コイカク(13:20-13:40)コイカク二股(15:00-15:30)札内ヒュッテ(18:00)=C7
Lと竹中と♯上は空身で39at。ヤオロまでは藪と岩の細尾根。ヤオロ〜コイカクはナナシの吹き上げが常時吹いていた。登ってきた39北面を眺めて感慨に耽る。39は鋭く天に突き上げていていつ見ても格好いい。急で岩の出た夏尾根を下りて札内ヒュッテでC7。札内ヒュッテでパンツ一丁で薪上げしてたら通りかかったカムエク登山者のお兄さんお姉さんに笑われた。
Day8 曇 C7(8:30)札内ダム(9:30)
道歩いて下山。ダムは電波入った。みーしゃ隊長の迎えでハゲ天へ。
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感想
コイボクを登ってナナシ〜歴舟を繋げたら美しいと思って挑んだ計画だったが、39北面を登って終わってしまった。検討で言われたように僕達の経験では背伸びしすぎた計画だったのかもしれない。とはいえ、沢の美しさと険しさを強烈に実感できたいい山行だったと思う。ナナシ〜歴舟のロマンは諦められないのでまたいつかリベンジしたい。
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