高原温泉〜お鉢一周
- GPS
- 32:00
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 2,189m
- 下り
- 2,176m
コースタイム
6月19日:白雲小屋[3:30]―中岳温泉[7:15‐8:00]―中岳[9:00]―北鎮岳[9:30]―黒岳石室[10:30]―北海岳[12:00]
―白雲岳[14:00]―高原分岐[15:50]―空沼[16:30]―高原温泉[18:00]
天候 | 6月18日:曇り→雨 6月19日:曇り時々晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪が非常に多かった。 夏道を外れ中岳温泉に下降していくところは、急な雪の斜面を下らなくてはならない。 温泉の温度調節は難しい。 お鉢周辺の雪渓にはペイントがありルートがわかりやすくなっている。 それでも視界が落ちたらわかりずらいだろう。 高原分岐から空沼間はまったく夏道わからず。うまく雪渓をつないで降りる。急なところもあり。 |
写真
感想
6月18日
久しぶりに表大雪を訪れた。
高原温泉の駐車場で準備していざ出発。
樹林内ではちらほら花を見ることができた。
実習で植物を覚えたtentyouの復習がてら、花を観察しながら登っていく。
高度を上げていくと季節を逆行している感じだ。
斜度がなくなるあたりに来ると雪渓が一面に広がっている。
曇天だが、目指す緑岳や高根、遠くには裏大雪の山々が見える。
再び登り始めるちょっと手前で夏道を発見して使っていく。
もう高山植物も咲き始めているようでちらほら見ることができる。
ハイマツでまさしく緑緑しているなかを登っていき緑岳に到着。ちょっと休憩。
小泉岳方面は砂礫の道が続いていて荒涼としているが、
よく見ればここのあたりも高山植物がちょくちょくある。
なかなか行く機会もないので、小泉岳も行く。
しかし、このころから雨が降り出したので早々に白雲小屋に向かう。
小屋周辺にはしっかり雪渓が残っている。
小屋にはカメラを携えた方々が何人かいた。小屋に滞在しながら写真をとっているようだ。
特にすることもないので昼寝したり小屋にある本を読んだして過ごす。
晩御飯はマーボー豆腐とアイヌネギのナムル。
もうこの時期は3時くらいに出発できるので早々に就寝。
6月19日
翌朝は3時半くらいに小屋を出発する。少しガスがかかっているようだ。
日が昇るとガスに包まれた山が染まり美しい。
ガスは濃くなったり薄くなったりと波が大きい。
とりあえず、白雲岳は時間があったらということにして先を目指す。
白雲周辺の雪渓にペイントが施してあり、ルートを見失わないようになっている。
北海岳の分岐を西に取っていく。
御鉢の稜線に来ると少しばかり風がある。
なだらかだが、少しアップダウンのある稜線を歩いて中岳分岐。
ここから中岳温泉に入浴するために下っていく。
夏道が大きく左に曲がる途中から、温泉のある沢底に向かって、急な雪の斜面を下していく。
ザクザクだが急なので後ろ向きにしたりした。
さて問題の温泉だが、結構熱い。
入浴するために沢水を流入させたが、今度は冷ましすぎてしまったので、沢水を止めたり・・・
ということを繰り返して入れる状態にして入浴。
まさに天上の湯。天気も回復していて青空のもと最高の露天風呂を堪能する。
ちょっと他の登山者に見つからないかドキドキだったが。
大分、時間をくったので先を急ぐ。
天気はよくなり、中岳からな御鉢の全貌を望むことができた。
やはりこんな風景はここでなければ見られない。
4年前に初めて黒岳から見た御鉢の感動を思い出す。
北鎮分岐までは意外とあっさり。ここに荷物を置いて北鎮にアタックしに行く。
地味にsamoaは初登頂。ようやく北海道にNo.1~No.3がそろった。
雲も減り、中岳の時よりも美しい風景が続いている。
分岐の先の下りには雪渓が残っている。
ちょっと暑さも感じる中、黒岳石室へ。
自転車漕ぎたさに用を足しに行く。
北海までは、ちょこちょこ雪渓が残っているが問題ない。
このあたりは、4年前に歩いたところで懐かしい。
夏道が曲がるところにはベンチ。
北海手前には雪渓が残っており、トラバースをするが、雪質も良く問題にならない。
再び北海に戻ってきた。
山頂にいたおじさんに写真をとってもらい、再び白雲方向へ。
白雲に突き上げる沢型のでかい雪庇はあいかわらず。
途中からショートカットして白雲への夏道に乗る。
ちょっと幻の湖を期待していたが、干上がって野球場となっていた。
夏道のペイントで斜度のあるところまでいき、急な雪渓を直登して、なんか細いところも歩いたりしつつ白雲ピークへ。
このころにはまた雲も増え始め展望は減ってしまった。
行きの急斜はグリセードして、登山道に復帰。
最後はちょっと高根ヶ原を歩くべく高原温泉分岐を目指す。
最初のほうは夏道が埋まっており、そのまま高根の東側の雪堤を行くが、適当にハイマツを突っ切って夏道に復帰。
ガスが増えてしまったものの、御鉢に並んで高根ヶ原も大雪でなければ見ることのできない風景だ。
名残惜しいが、高原分岐で高根から降りる。
高根の崖には雪がべっとりなのでクラックなどが心配だったが、尾根上を下していける。
周りにはスキーのトレースが結構ある。確かにここを滑り下りたら気持ちよさそうだ。
当然、スキーは持ってないので、尻滑りやグリセードでちょっと気分を味わう。
ここから見上げた高根の壁はなかなか圧巻だ。
適当にブッシュ帯をかわしながら、雪渓を伝って、空沼に出る。
空沼からはデポ旗などがあるのでそれを目印に行く。
樹林内に入ると、季節は進んでいき、また花が出てくる。
ちょっと刈り分けがわかりずらいところもあったりもしたが、最後はミズバショウの大群落が迎えてくれた。
北海道では普通に見れるが、ここまで大きな群落になると感動する。
そんな予想外のこともありつつ、高原温泉へ。
充実の13時間半にも及ぶ行動だった。
高原温泉は終わっていたので、層雲峡の黒岳の湯で汗を流して帰札。おつかれさまです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する