滝を巡る紅葉とコアジサイの黄葉で気分が高揚、川苔山



- GPS
- 05:50
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,076m
- 下り
- 1,175m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:45
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子08:58(JR中央線) 立川07:08/07:15(ホリデー快速おくたま1号) 奥多摩08:21 奥多摩08:25(西東京バス)※臨時 川乗橋08:40 復路: 鳩ノ巣14:35(JR青梅線) 青梅15:08/15:09(JR青梅線) 昭島15:34 |
写真
感想
いよいよ11月に入り、奥多摩辺りの紅葉シーズンとなってきた。
Ycに山に誘われ、山を歩いていると気がまぎれるので喜んで出かけることにする。
この時期はメジャーな山は混むので少しマイナーな前から行ってみたかった川苔山にすることにしたのだが、ネットで情報検索すると川苔山までのバスもかなり混むようだ。
ただ奥多摩駅から登山口となる川乗橋までのバスは乗車時間13分で別に座れなくても大丈夫なのでこの秋の混雑時期に登る山としてはベストチョイスといえるだろう。
ホリデー快速おくたま1号に乗る場合、八王子駅から普段は乗り換え時間に余裕ができるので八高線で行って拝島駅で乗り換えるのだが、手前の立川駅乗換えなら少しは座れる可能性が高いかと思い中央線で立川駅まで行ってみたが、結局激混みで座ることはできなかった。
この時期のホリデー快速は、新宿や中野などでもうほぼ満席になっているのだろう。
そして御嶽駅でほとんど下りるかとも思っていたのだが、意外と半数位は奥多摩まで乗っていてこの時期はまだ奥多摩駅周辺の山々の方が人気なのだと分かる。
御岳山や高尾山が混んでくるのは今月下旬くらいからで、やはり紅葉の色付き具合で人は動かされているようだ。
改札を出るまでが一苦労の奥多摩駅を出ると、すぐ横のバス停からすぐに臨時のバスが出発。
ひとつ前の電車で到着したYcがバスの車掌さんに声をかけてくれていたのでなんとか乗ることができた感じで、交渉力のある友人がいるとこういう時に大変ありがたい。
川乗橋からスタートするとすぐに周囲は紅葉の森となる。
奥多摩というとスギの植林地のイメージがあるのだが、このあたりは広葉樹が残されているようだ。
昨日は一日雨だったのだが、木々に朝日があたり水蒸気が勢いよく湧き上がっていく。
川苔山は以前の地形図では「川乗山」と表記されバス停も「川乗橋」だが、最近では元の表記である「川苔山」に戻され、標識もこちらの表記に統一されているようだった。
川苔が採れたのが由来だそうだが、山自体も周囲に苔がきれいで、山に「苔」の字が付いているのがよく似合うと思った。
有名な百尋の滝にたどり着くまでにも小さな滝がたくさんあり、西沢渓谷までとはいかないまでも滝子山付近のように滝を巡れる感じが楽しい。
そして、到着した百尋の滝も滝の直下まで近づくことができる。
落差があるので迫力があるように思うのだが、近づくと滝の末端が霧のようになっていて、滝壺に近づいた時の圧迫感のある恐さのない優しい感じのする滝だった。
百尋の滝付近までは人工林も少なく紅葉もきれいだったが、滝を過ぎると薄暗い人工林のところが現れ紅葉の山に比べてその落差に驚く。
ただ、こんな標高の場所まで人が木を植えたのだと思うとそれにはただただ驚くばかりである。
今まであまり紅葉には興味がなかったのだが、歳とともに紅葉の良さも分かってきた気がする。
ただ、もう今から新緑の時期が待ち遠しいのも確かだ。
午前中は陽が射していたのだが、山頂に到着したお昼前になると予報に反して雲が湧いてきて遠望は利かなかった。
ただ今日は季節外れの暖かさとのことで寒くはなく、その点はよかった。
Ycが持ってきてくれたサンドイッチを堪能し、アールグレイを飲む。
寒くなってくると山で飲む暖かい飲み物がありがたい。
山頂で1時間ほどゆっくりしているとだんだん人が増えてきたが、天気は回復せず。
あまりゆっくりしているわけにもいかないので鳩ノ巣駅に向かって下りだした。
帰りは鳩ノ巣駅に直接下りられるのが楽だ。
こちらは登りで使ったコースに比べて滝があるわけでもなく植林地が多く寂しい感じだ。
岩場の多い鋸尾根コースは、ロープなども設置されていないので並行するコースを歩く人が多いようで、後ろからは一人しか来ないし、すれ違ったのも一人だけだった。
ただ、鋸尾根のあたりはずっと植林地の林床にコアジサイがきれいに黄葉していて、林床が黄色く明るくなっていて、これを見られてこちらのコースにしてよかったなと思う。
こんなに大量にコアジサイが黄葉しているは初めて見た。
薄暗い晩秋の植林地の林床が黄色い世界になっていた。
これからの山行計画などを話しながら下っていくと、思いのほか賑わう鳩ノ巣駅に到着。
秋は山周辺が時ならぬ賑わいをみせるのでなんだか不思議な感じがする。
帰りは共通の友人の誕生日プレゼントを買いに昭島駅前にできたモリパークアウトドアヴィレッジに寄ってみたが、なかなかおしゃれな空間で楽しかった。
駅前ではムクドリの大群がぐるぐる旋回しながら寝床を争っていて、毎日寝場所を確保するのも大変だなと思った。
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