予期せぬ招集で緊急武装(屏風岩-兜岳-鎧岳)
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- GPS
- 08:12
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,290m
- 下り
- 1,641m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【前回までのあらすじ】
もともと曽爾村で屏風岩に行こうと思っていた私は、ちょうど月齢が浅かったため、星の写真を撮る練習をしようと、21時に家を出て神野山で星を見た。夜明けを神野山山頂で迎える計画は放棄し、早めに移動を開始したが、途中で龍王ヶ淵に寄ろうと思いつき、見事な水鏡を堪能。いざ曽爾村に向かう。
先月までは曽爾村に足を踏み入れたことすらなかったのですが、名高いに倶留尊山一度は行っておかなければと訪問したことを契機に、この紅葉のシーズンに屏風岩も回っておこうと思いました。曽爾村と言えば他に兜岳・鎧岳も有名ですが、屏風岩から鎧兜を歩くと、かなり消耗するのではないかと考え、今回は屏風岩と国見山、住塚山を周回するはずでした。はい。
龍王ヶ淵から屏風岩に向かう途中、山にかかった霧や、その合間から差す日光が幻想的で、気持ちのいいドライブの末、8時頃に曽爾村に入りました。屏風岩公苑には行ったことがなかったので、「どうやったら行けるんだろう」とナビの指示通りに走って行くと、途中でバス駐車場への道と、「こっちへはバスは行かないでね」という道との分岐があり、これを細い方の道へと進みます。確かに細い道ではありましたが、対向車が来なければどうっていうことはありません。しかし、その途中、道の端を登っていく一団の人々。普通、屏風岩を見るだけなら、私と同じように車で上まで行けばいいのですが、それをわざわざ歩いて登っている、さらに後ろ姿ながら結構きちんとスタイリングしている、と「ガチの登山者」のような印象を受けました。ただまあ、それだけなら不思議でも何でもないのですが、角をひとつ曲がるとさらにふたりの男性がおられ、そのうちのおひとりの後ろ姿に妙に既視感があったため、横まで行って車を停めました。その結果、私の予感は当たっており、YAMAPのこむやんさんでした。人の顔を覚えるのが苦手な私は、山でも街でも目撃されることはあっても、こっちから認識して声をかけることは少ないのですが、この時ばかりは妙な予感が働きました。「私も屏風岩に行きます」と伝え、そのまま先行しました。
屏風岩は巨大な柱状節理で、春の桜や秋の紅葉が有名だと言います。しかし、私が着いた時には駐車車両は1台だけで、このシーズンは駐車代がかかるはずだったのですが、係員もおられませんでした。最初は屏風岩の西側から登っていきます。途中、台風のためか倒木があり、乗り越えたりする必要がありましたが、通行には問題ありません。ちょうど屏風岩の上に着いた頃、下の方が急に賑やかになり、さっきのご一行が登りにかかられたのだろうと感じました。さて、屏風岩の上を西から東に向かって歩いてみたのですが、正直なところ特にこれという感想は持ちませんでした。岩の方に足を滑らせれば確実に命はないなと思うものの、だからどうなのという感じで、屏風岩は上を歩くよりも下から見上げる方が値打ちがありますね。
その後林道歩きを経て、反時計回りにクマタワ峠から国見山を目指して南下します。ただ、ここの登り、きついですね・・・ 稜線歩きとはいえ大変だと覚悟してやってきたのですが、ふうふう言いながら登りました。で、最初のピークを過ぎて、これからいよいよ国見山、というところで前方から人が。予想通りこむやんさんを含むご一行でした。鎧・兜まで行くという話でしたので、恐らく時計回りに歩かれるだろうし、それなら途中ですれ違うはずと思っていたので案の定です。ただ、ここで予想通りとはいえ、「一緒に行きませんか」と悪魔のささやき。いや、行きたくないわけではなくて、予定ではこのまま車まで降りて温泉でもつかって帰ることにしていたというだけの話であり、いずれは鎧兜は行きたかったし、道を知っている人が同行していただけるのであれば心強いし、特に断る強い理由はありません。逡巡していると、「あとで車まで送りますよ」と一押しされ、素直に吸収されることにしました。国見山・住塚山は未踏のまま残りましたが、なんだか歩いて室生寺まで行けるようなので、今後そうしてみてもいいかも知れません。
で、折角登ってきたところをまた降ります。その後、済浄坊の滝への川沿いの道に入ります。実はこの日は一旦分岐まで行って、通行止めの札がかかっているのを見ていたのですが、「通れますよ」ということで通過しました。ただ、遊歩道の体をなしていないところがありますので、心構えの上自己責任でお願いします。で、済浄坊の滝ですがこれまたいい滝でしたねえ。気持ちがすがすがしくなるように思います。滝の少し下で昼食休憩。スイーツなどの交換会が始まりましたが、私は何も持ってません・・・ 持ってきたお昼よりもたくさんカロリーを貰ったかも。
さて、いよいよ兜岳への登り。ええと、楽しすぎる急登急登急登でした。皆さん頑張られるので、途中ひと休みしている余裕があまりない。山頂直前でちょっと休憩入れさせてもらって、先頭グループから数分遅れで山頂到達。ここからは倶留尊山や二本ボソ、古光山などがきれいに見えます。小憩の後、鎧岳へ。兜岳の下りでは、鎧岩と紅葉が美しい。鞍部から鎧岳への登り返しも結構急ですが、兜ほどのことはありません。ここから北に抜けることが多いのでしょうが、皆さんの駐車箇所の関係で、さっきの鞍部まで戻って下山することになりました。下山途中でも鎧岩は絵になります。
最後、曽爾村役場から自動車で屏風岩駐車場まで送っていただきました。駐車料金を払おうとしたのですが、係員が既におられないのか、払うことができませんでした。いい所だったから、次に行った時にまとめて払おうか。帰って夕食時にビール1缶飲んだだけでばたんでした。
このレポートはYAMAPにミラーしてあります。
https://yamap.co.jp/activity/2688781
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