真冬の西岳ピストン / 富士見高原起点
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 04:40
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,050m
- 下り
- 1,037m
コースタイム
09:05 五叉路分岐(標高1480m)
09:15 編笠山登山道との分岐(不動清水?)(標高1510m)
09:25 林道と交差(標高1580m)
09:40 林道と交差(標高1730m)
10:10 林道と交差(標高1930m)
10:40 登山道の曲がり部分(標高2200m)
11:30 西岳山頂(標高2398m) 以上往路所要2時間50分
(昼食・休憩30分)
(いったん青年小屋方面を目指すが挫折。)
12:00 下山開始
12:30 林道と交差(標高1930m)
12:50 林道と交差(標高1730m)
13:00 林道と交差(標高1580m)
13:10 五叉路分岐(林道から分岐)(標高1480m)
13:25 駐車場帰着 以上復路所要1時間25分(標高差1050m)
合計所要時間4時間45分 歩行距離約8.1km
天候 | 天気/ 終日晴れ。一時薄曇り 気温/ 駐車場で0℃。山頂で-4℃。 風 / 下部で無風。上部および山頂で弱風(5m/s程度)。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
約2km先の「大平」交差点で「←茅野・富士見」に従って左折。 道なりに約3.2kmで富士見高原リゾート入口。 「→ゴルフコース/スキー場など」の標識で右折。すぐに左折して行き止まりの駐車場へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
[登山道] 全行程で踏み跡あり。道は明瞭。迷う心配はなし。 積雪は下部で10cm、上部で30cm程度。登山道は圧雪状態のためラッセルの必要なし。 アイゼンはあった方が良いでしょう。特に下りでは滑りやすい。 青年小屋方面への源治新道は積雪50cm以上、一切トレースなく経験者以外行けそうもない。 |
その他周辺情報 | [コンビニ] 小淵沢IC出てすぐ右にセブンイレブン。その先約300m左にローソンあり。 [トイレ・入浴] 小淵沢ICから約1km先右側に「道の駅こぶちさわ」。 http://michinoeki.spatio.jp/ 中に「延命の湯」。 http://www.spatio.jp/hotspring/index.html また、富士見高原リゾート内に「鹿の湯」 http://fujimikogen-resort.jp/happoen/ [おすすめ] そばが好きな方なら富士見リゾートから約1kmのところの「おっこと亭」。 そばのうまさは絶品です。 http://www.okkototei.jp/ [写真] 下の写真はすべて地図上に撮影ポイントが落としてあります。写真番号と合わせてご覧下さい。 |
写真
感想
まだ金曜日の「前三ツ頭」で足がだるい状態なのに、天気予報は今週も「ラッキーチューズデイ」の様子。その後はしばらく晴天に恵まれそうもないので、「ここは無理しても行けってことだな。」と勝手に解釈して出かけます。
目的地は先週と同じ八ヶ岳。ただし今回は長野県側の「西岳」です。
西岳は八ヶ岳の中ではもっとも標高が低く、山の形も穏やかなので雪遊びしたいものの危険はイヤという初心者の私には合っているのでは、という判断でした。
八ヶ岳高原ラインから富士見高原リゾートに着き、身支度をして出かけた時間は今回もいつものように8:40。長野県側の悪天候を心配していたのですが、天気は良さそうです。気温もそれほど低くなくて快適に歩き始めます。
歩き始めはツボ足でしたが、すぐに雪深くなり軽アイゼンを装着。地図で見ると山斜面は尾根も谷もない特徴のない地形で登山道はほぼまっすぐ山頂に向かっています。
進むにつれ何度も林道と交差するのでかろうじて自分の位置を把握することができる程度でした。
歩き始めてから20分ほどで「五叉路分岐」という交差点に着きます。ここでは直進で林道を横切るはずですが、道標では西岳方面は左折とあります。あれ?、と思い地図を確認しますが、どうしてもここは直進の場所と判断。道標の「編笠山方面」に進みます。
案の定、地図通りにすぐに上の林道交差に到着。やはり下の道標は正しくないようでした。
その後も15〜20分ごとくらいにいくつもの林道と交差しながら上に登って行きます。
最後に地図にない林道に出合い一瞬あれ?、と思いましたが、これは25000分の1地図にはないものの昨日Google Earthで「こんなところに道があるな・・」と見つけた道であることを思い出しました。
この林道はほぼ標高1930mの等高線に沿って走っているようです。
歩き始めて約1時間半。時刻で10:10にこの林道交差に着いたのですが、地図で見るとすでに山頂までの2/3ほども来ている様子。これじゃ11時には山頂だな、とまたも甘い見通しが頭に浮かび始めます。
そんな早く着いたんじゃ面白くない、その時間ならまだまだ青年小屋経由で編笠山も登れそうだ、など考え始めます。
ところがその先の長かったこと。
もともと登山道はメリハリのない棒のようなルート。植生も下から上まであまり変化なく一様な樹林です。展望が利くような広場にも行き当たりません。
非常に単調な上に、この先では林道との交差もなく、もうそろそろ山頂か、などと思っても一向に到着せず。しかもそんなルートなので自分の位置が確認できません。
あまりの単調さに、この辺からややテンションというかモチベーションというか下降気味に・・・。
そのうち、やや樹林が切れちょっとした広場状になっている地点に到着。
地図と見比べてやっと自分の位置がわかりました。(写真14)
この先で道は地図通りにやや左に曲がり、道の右側が下り斜面になっているので間違いありません。
そのうち上の方が明るくなり「頂上か?」と期待させながら、ただの樹林切れの場所というのが二箇所つづき、いよいよ焦ってきます。
とうに11時を過ぎたというのにまだ着きません。いったいどうなってるんだ・・・。
それでも上に向かって登っていればいつかは頂上に着くもの。11:30、予定というか見込みよりだいぶ遅れて山頂に到着です。
山頂は上り道の苦労を忘れさせてくれる青空と周囲の景色。目の前は大きな編笠山、その左は厳しい山容の権現岳です。
時間が見込み違いだったので、青年小屋方面まで行くかどうか迷うところ。山頂に一緒に滞在した方に聞いたところ夏場なら一時間ほどで行けるコースだけどトレースがあるかどうか・・・、とのことでした。
「あそこの赤テープのところが入口」と教えてもらい行ってみると、案の定というか踏み跡はなく積雪量もいま登ってきた道よりも格段深そうに見えました。
その上かなり急傾斜の下り道のようでとてもラッセルしながらでは怖くて下っては行けそうもありません。
数十メートルほど歩いてみたものの、そんな訳であっさり撤退決定。来た道をピストンで戻ることにしました。
帰り道は上から見下ろすとまっすぐで転石などもないのでもう少し広ければまるでスキー場のモーグルコースか、と思うほど。
そんな道なのでがぜん快調で、どこでそんなに苦労したんだろうと不思議に思うほどのスピードが出ます。
もう林道、もう次の林道、と次々と交差して本当にあっという間に下山。
下りてしまうと、「こんなならちょっと苦労しても編笠行けたかも。」などと考えるのが私の悪いクセ。
あのコースを無理して進めば夕方までに帰着できなかったかも知れません。
初心者は無理をしないのが大事ですね。
それにしても前三ツ頭の時からするとあっけないくらいの山行き。
贅沢を言えば次はもうちょっと骨があるところがいいな、などと考えているのでした。
わたしは、月末の仕事、ハンデがあるので中々終わりませんでした。
中3日で雪山お疲れ様です。冬山って結構疲れきますよね。チェーンスパイク快調ですね
晴れの日・風の少ない日は別世界
前三ッと西岳、標高同じくらいですが、降雪量も同じ位でしたか?
お仕事ご苦労様です。私のような無職者は申し訳ないような・・・。
mont bellのチェーンスパイクはとてもいいですよ。前三ツ頭の時には新雪のラッセルでアイゼンよりかんじきが欲しいところでしたが、今回の西岳のように圧雪された登山道であればとても便利。特に下りで全く滑らずに快適でした。
雪の量は前三ツ頭の方が多かった印象です。西岳も登山道をはずれればそこそこの深さがありましたが、わざわざ外れる必要は無いですし、登山道は終始かなり密な樹林の中ですから、あまり積雪しないのかもしれません。
山梨県側より長野県側では相当積雪が多いだろうと思っていたのでちょっと肩すかしでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する