厳冬期の天狗岳

2012年01月28日(土) ~ 2012年01月29日(日)

• GPS: 24:20
• 距離: 9.1km
• 登り: 910m
• 下り: 910m

コースタイム

28日
12:08 渋御殿湯
14:30 黒百合ヒュッテ泊

29日
7:10 黒百合ヒュッテ
7:15 中山峠
8:25 東天狗
9:05 西天狗
10:25 黒百合ヒュッテ
12:30 渋御殿湯

天候

28日: 曇のち晴れ
29日: 晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

渋御殿湯駐車場 有料:1,000円/1日

コース状況／危険箇所等

全コース踏み固められた雪道
雪質は粉雪
アイスバーン等の危険箇所なし
東天狗 やや強風
西天狗 弱風

写真

1/28 12:08

雪山用登山靴は
スカルパモンブラン
アイゼンはBDセラックPRO

1/28 14:59

黒百合ヒュッテに到着後
目の前にある小高い丘で
ラッセルとピッケルの練習

1/28 17:36

外はマイナス20℃
暖かいヒュッテで夕飯

1/29 7:20

中山峠を過ぎると
視界が開ける

1/29 7:20

稜線

1/29 7:33

森林限界を超えると
風の影響でとたんに手足顔が
冷たくなります

1/29 10:13

天狗岳は目の前
風が強く、体感温度は-20℃位
体力もそうだけど何より気力が大切。
極寒の中で集中力を維持するのは
結構大変。

1/29 7:52

苦しいけど
素晴らしい景色
この後、必死で写真なし

1/29 8:41

東天狗山頂は風が強くて
休憩無しで西天狗へ

1/29 9:08

西天狗山頂は微風でした
こちらで休憩&撮影タイム
意識がやっと戻った感じ

1/29 9:08

硫黄岳・赤岳・阿弥陀岳

1/29 9:08

南アルプス

1/29 9:08

北アルプス

1/29 10:11

樹林帯の木々もすべて
雪をまとっていました。

1/29 10:21

下山はあっと言う間に
中山峠へ

1/29 10:22

ヒュッテで30分程休憩してから
アイゼン無しで渋御殿湯まで
下りました。
何度か尻もちつきました。。

撮影機器：

Canon PowerShot G12 Canon

感想

Cheena

厳冬期の八ヶ岳、
まずは雪山講習初級の天狗岳のツアーに参加しました。

初日は渋御殿湯からアイゼン歩行や雪山ノウハウの
アドバイスを受けながら黒百合ヒュッテまで。
ヒュッテ到着後、目の前にある小高い丘で
ピッケルの使い方とラッセルの練習。
丘に上がると翌日登頂する天狗岳がそびえ立ってるのが見えました。
午後4時をまわってた事もあって手がとても冷たくなりました。
用意した薄手の手袋2枚とオーバーグローブでも冷えてしまうなんて
恐るべし厳冬期八ヶ岳。明日の天狗岳は大丈夫だろうかと不安になる。

暖かいヒュッテの中で夕飯を食べてからガイドさんと
参加者で団らんをし8時半に就寝。
夜は満天の星空。外の気温計はマイナス21℃を示してました。

翌朝、激しい頭痛で目が覚める。。起き上がると吐き気もする。。
こんな状態じゃ天狗岳は無理だと、この時点では断念しようと思いました。
頭痛薬を飲んで朝食も卵かけご飯だけどうにか胃に流し込み、
15分程ストーブの前で横になって休んでいると
あら不思議。。頭痛も吐き気も治まってる^^;
どうにか出発時間までに支度も終えて、いざ天狗岳へ!

稜線に出て森林限界を超えると風で顔が凍傷になりそうな程に冷たい。
バラグラバで顔半分を塞ぐも、口を塞ぐと呼吸がとっても苦しい。。
バラグラバは口に呼吸用の穴が空いてるものが自分にはいいと実感した。
ゴーグルは使用する前まで頭に付けておいたんだけど
いざ装着すると半分が凍ってしまってて視界がとっても狭い。
強風の中、呼吸困難と視界不良で意識がもうろうとした感覚になる。
指先もピッケルを持っている方の手がすぐに冷たくなる。
ゴーグルは最初から装着する事とバラグラバとグローブは再検討が
必要だと心に誓う。

そんなんで私にとってはエベレスト並みに感じた東天狗岳までの登りでしたが^^;
西天狗に向かって下ると風が無くなり一気に意識が戻った感じ(笑)
西天狗の山頂も微風でやっと気持ちに余裕が出て来て写真撮ったり出来ました。

こんなんじゃ、まだまだだな〜。。もっと体力付けて訓練が必要です。
ノーマルルートであっても私レベルの本気の八ヶ岳でした^^;

コメント

katono

はじめまして
天狗岳で検索してきました。
（近々に冬山初級で登る予定ですので。）

相当寒そうですね。参考にさせて頂きます。

Cheena

>katonoさん
初めまして！コメントありがとうございます。
冬の八ヶ岳の稜線は噂通り、風が強かったです。
でもこの日はまだマシな方だったそうです。

手袋は薄手のインナーグローブ、毛糸手袋、オーバーグローブは必須でプラス、オーバーミトンが私には必要でした。
足先はSmartwoolの一番分厚いソックス一枚と
スカルパモンブランの雪山登山靴で大丈夫でした！

雪の天狗岳、是非頑張ってください(^o^)／