松生山ー浅間嶺ー大羽根山ー丸山縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 1,649m
- 下り
- 1,780m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:JR上野原駅 |
感想
もうすぐ、登山を初めて4年になる。登山回数がようやく100回を越えたものの、奥多摩にも、まだ登ったことが無い山がいくつも残っている。
今日は、そのうちの「松生(まつばえ)山」と「大羽根山」に登ろうと思う。
笹平のバス停で降りて、道なりに少し進む。山の斜面にある畑の脇を登ると、松生山への道標があった。細い道だが、踏み跡はしっかりしている。この辺りは雪が全くない。
朝日を背に受けながら、急な檜の林を登って行く。道は、ずっと尾根上に延びている。
高度を上げて行くと、残雪が出てきた。凍っていて滑るが、アイゼンが必要なほどではない。3人分くらいのトレースがある。登山地図では破線になっているが、案外、歩かれているみたいだ。
道は笹の間を進んでいく。夏だと、笹が茂って、道が分かり辛いかもしれない。
地形図の856ピークには、払沢ノ峰の道標があった。払沢の滝を詰め上げて行くと、ここに出るということだろうか。そこからは、急に傾斜が緩やかになって、少し進むと、松生山の山頂に着いた。
今日は、天気が良くて空気も澄んでいて眺めがいい。南に富士山、丹沢の山々が見える。大きく見えるのは、大室山だろうか。北には、大岳山が立派な姿を見せている。
少し眺めを楽しんだ後、浅間嶺に向かう。積雪は10cmほどだが、松生山は、浅間嶺から往復する人が多いようで、ここから立派な雪道ができている。
雪道をどんどん進む。少し下る所は、滑るので、踏まれていないところを歩いた。
すぐに浅間嶺に到着。まだ、誰もいない。ここも眺めが良く、御前山が目の前に見える。
ここから少し下った所に休憩所がある。ここにも、まだ人の気配がない。
ここから浅間尾根を進む。道は、北側斜面を巻くように延びている。日陰なので、雪がしっかりと残っている。
先ほどから姿がちらちらと見えるのは、シジュウカラと、コガラだろうか。冬は鳥が少なくなるのが残念だけれど、低山であれば、まだ姿を見ることができる。
他にもコツコツと木を突いているのがいる。先ほどから目を凝らして探しているのだが、姿は確認できず。
浅間尾根は、平坦な道がずっと続く。散歩気分で歩いていくと、対向者と頻繁にすれ違うようになる。
浅間尾根は結構人気があるようだ。
数馬の分岐から浅間尾根登山口に一度下りていく。ここにも5cm〜10cmほど雪が残っていた。
登山口では、30名程の中高年グループが登り始めるところだった。
一度、車道に降りて橋を渡った。橋を渡ると、すぐ右手に「大羽根山・笹尾根」の道標がある。
私の持っている昭文社の2008年の登山地図には、赤線が引かれていないコースだが、道標に従うと、立派な登山道があった。ここは、北側斜面でしっかりと雪が残っている。トレースがないかもしれないと予想していたのだが、3名ほどの足跡があった。
ここでアイゼンを付けることにする。足跡に従って、登って行くと、このコースは、意外にもベンチもあれば、道標も所々にある。更に、木の名前が書かれたプレートが、木々に付けられている。
この道は、最新の登山地図には載っているのかもしれない。
途中までトレースに従うが、所々、トレースが消えている。どうやら、強風で粉雪が舞い、トレースを消してしまっているようで、風の通り道でないところに行くと、またトレースが出てきた。
雪は15cmほどで、先週と比べると全然辛くない。
しばらく登って行って、小ピークに辿り着くと、そこが大羽根山だった。ここは、尾根の途中の出っ張りに過ぎないが、わざわざ名前が付いているのは、ここからの北側の眺めが良いからかもしれない。
先ほどいた浅間嶺と御前山がよく見える。山頂のベンチに腰掛けて、昼食を取った。
休憩後、再び尾根を登って行く。トレースが消えている所も、雪が締まっていて、歩きやすい。
ここから150mほど登って笹尾根に辿り着いた。
笹尾根には、幹線道路のような立派な雪道ができている。あまりに立派で、地図読みをするのを怠けてしまう。考え事をしながら、ただ歩いて行くと、丸山山頂に向かう分岐に着いた。
丸山は、4年程前に登ったきりで、あまり印象に残っていない山だ。印象が薄いのは、眺めが今ひとつなせいかもしれない。
山頂には3名の登山者が休憩していた。皆、単独の方のようだ。
再び考え事をしながら、雪道を歩いて行く。今日は浅間尾根といい、笹尾根といい、平らな道が続く。
すぐに土俵岳に着いた。こちらも眺めは良くない。
ここから少し進むと、ゆずり原に下りる分岐になる。今日は、ここで下山しようと思う。
今日は立派な雪道のお陰で、予定より大分早くここまで来れたけれど、これ以上欲張っても仕方がない。それに、浸水しやすい私の登山靴のせいで、足先が濡れて冷たくなってきているのも気になる。
下山道は、太い道で分かりやすかった。道が窪んでいるので、トレース無しでも歩けそうだ。実際は、多数のトレースがあり、何の心配も無く下山できた。
ゆずり原中学校のところにバス停があり、そこから上野原に向かうバスに乗る予定だったのだが、バス停の時刻表をみると、次のバスまで1時間ほど待たなければならないようだ。1時間もここで立っていたら凍えてしまうということで、駅に向かって歩くことにする。
県道33号線は車の通りが多いので、対岸の細い道を歩くことにした。こちらの道は静かでよかった。深い谷の下を川が流れているのを、何度も覗き込んで歩いた。
結局、途中でバスを捕まえるのに失敗し、駅まで歩くはめになってしまったが、それでもゆずり原への下山予定時刻には、上野原駅に着くことができた。
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