別山
- GPS
- 12:48
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 2,262m
- 下り
- 2,259m
コースタイム
03:30 市ノ瀬
07:30 チブリ尾根避難小屋
09:20 別山
12:00 市ノ瀬
14:00 風嵐ゲート
天候 | 晴れ 風強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
風嵐ゲートから6km地点まで雪なし。水が流れているところは凍結注意。 |
写真
感想
市ノ瀬から標高差1,600mを一気に登り上げるチブリ尾根が好きだ。
今年2回登った。この尾根は冬になるとどうなっているのだろう。
春はカチカチ滑落不可のチビリ尾根になると聞いているが果たしてどうなることやら。
前日夜移動で風嵐ゲート前車中泊。深夜0時に目を覚ました。
のんびり支度をして25時過ぎに出発。空には少し小さくなった満月と一面の星。
今日も良い1日になりそうだ。
まずは市ノ瀬まで舗装11km. ブーツの舗装歩きはつらい。自転車が欲しい。
百万貫の岩を過ぎると雪が出てきてほっとした。スキーを履く。
このまま市ノ瀬までブーツ歩きだと足が死んでいた。危ない危ない。
市ノ瀬を過ぎて別山の方へ向かう。
チブリ尾根は暗闇の中でしか登ったことがないので記憶が曖昧だ。
急な尾根だから登山道は狭いのではと心配していたが杞憂だった。結構広い。
これなら帰りの滑りは楽しめそうだ。
曲池へ続くゆるい斜度の尾根を登る予定だったが灌木と倒木が邪魔すぎて無理だった。
右往左往して1時間以上ロスした。素直に登山道を通すべきだった。
好きなところを歩くには少し雪が少ない。年末の寒波でイイ感じになるだろう。
登山道に入ればもう頭を使わなくて良い。久々のラッセルらしいラッセルに心躍る。
羊羹を食べてお湯を飲んで上着を脱いだ。
冷たい空気を肺いっぱいに吸い込んで、一歩一歩高度を上げる。
新鮮な酸素が血液に乗って全身を巡る。筋肉が熱を帯びる。汗がにじむ。
楽しい…楽しすぎる。もう初冬ではない。一年で一番熱い季節がやってきた。
御舎利岳に着いた途端に猛烈な強風に身体がもっていかれそうになった。
雪庇の陰に隠れて耐風装備に身を包み別山のピークを目指す。
山頂で記念撮影を済ませたら再び雪庇に隠れて滑走準備。
シールを剥がしてカカトを固定すれば無敵だ。凍りついたハイマツ帯へテイクオフ。
上部は硬いが少し落とせばスーパーパウダーが待っている。
樹木を躱しながら高度を落としてゆく。森を駆ける獣になったような気分だ。
ガスを抜けたら大きな木にぶつからないように気をつけて藪の隙間を抜けてゆく。
結構時間がかかったが怪我なく登山口に着いた。あとは林道をせっせと漕いで
舗装が出てきたら板を担いで6km歩いてゴール。13時間の冒険だった。
雪が少ないとかヤブいという障害を突破してピークを獲るのも
それはそれで達成感がある。あと一降りでかなり快適になるだろう。
砂防の方はもう出来上がっているんじゃないか。
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