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Yamareco

記録ID: 1685801
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

焼岳スノトレ(坂巻温泉in/out)

2018年12月25日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:25
距離
18.1km
登り
1,584m
下り
1,584m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:21
休憩
1:33
合計
8:54
距離 18.1km 登り 1,584m 下り 1,584m
6:01
23
6:24
35
6:59
7:17
19
8:46
10
8:56
85
10:21
10:56
16
11:12
11:44
38
焼岳南峰下
12:22
3
12:25
70
13:35
13:36
17
13:53
14:00
38
14:38
17
14:55
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
前日、坂巻温泉を起点/終点に釜トンネル経由で上高地まで往復ハイキングした後、坂巻温泉駐車場にて車中泊。
コース状況/
危険箇所等
【坂巻温泉⇔中の湯ゲート】舗装路歩き。凍結箇所なし。
【中の湯ゲート⇔中の湯温泉】九十九折の舗装路歩き。随所が凍結しており、登りはつぼ足、下りはアイゼンつけぱなしで、雪上・氷上を歩く。
【中の湯温泉⇔新中の湯登山口】九十九折の舗装路歩き。登りは中の湯温泉ホテル前でアイゼン装着。
【新中の湯登山口⇔下堀沢出合】トレースが明白で、危険箇所や迷い箇所はない。所々倒木があり、上をまたぐか、下をくぐる必要あり。
【下堀沢出合⇔焼岳南峰】かなりの急勾配。うっすらトレースがあるが、あまりアテにならない。ジグザグ登っていくが、トラバース気味に歩く箇所も多く、滑落しないよう、アイゼンの前爪や横爪を雪に突き刺して進む技術が必要。下りは特にピッケルを支柱に、ゆっくり滑落しないよう警戒要。
その他周辺情報 坂巻温泉で日帰り温泉(露天、内湯両方あり、600円)
前夜、坂巻温泉の星空!オリオン座がクッキリ見えて、翌日の好天に期待が持てる!
2018年12月24日 23:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/24 23:11
前夜、坂巻温泉の星空!オリオン座がクッキリ見えて、翌日の好天に期待が持てる!
夜明け前、釜トンネルの門も閉鎖中
2018年12月25日 06:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 6:23
夜明け前、釜トンネルの門も閉鎖中
坂巻温泉からクネクネ坂を1時間かけて登り、中の湯温泉へ到着。ここでアイゼン装着!
2018年12月25日 07:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 7:00
坂巻温泉からクネクネ坂を1時間かけて登り、中の湯温泉へ到着。ここでアイゼン装着!
坂巻温泉〜新中の湯登山口間の路上より、霞沢岳が見えた!
2018年12月25日 07:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 7:28
坂巻温泉〜新中の湯登山口間の路上より、霞沢岳が見えた!
霞沢岳ドーン!(今年3月の厳冬期に登りました)
2018年12月25日 07:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 7:28
霞沢岳ドーン!(今年3月の厳冬期に登りました)
坂巻温泉から1.5Hかけて、やっと新中の湯登山口へ到着!
2018年12月25日 07:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 7:37
坂巻温泉から1.5Hかけて、やっと新中の湯登山口へ到着!
登り始めて1時間強で広場へ到着し、今日初めて焼岳のツインピーク(左が最高峰の南峰、右が北峰)が見えた!
2018年12月25日 08:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 8:51
登り始めて1時間強で広場へ到着し、今日初めて焼岳のツインピーク(左が最高峰の南峰、右が北峰)が見えた!
穂高連峰ドーン!
2018年12月25日 08:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
12/25 8:49
穂高連峰ドーン!
霞沢岳ドーン!
2018年12月25日 08:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/25 8:59
霞沢岳ドーン!
下堀沢出合を過ぎ、焼岳ピークまでの急登振りが明らかに!
2018年12月25日 08:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 8:59
下堀沢出合を過ぎ、焼岳ピークまでの急登振りが明らかに!
焼岳南峰!登山道はなく、夏季は登頂禁止だが、冬季に限り、雪上を歩くことで辿り着ける!本日はこちらを目指す!
2018年12月25日 08:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 8:59
焼岳南峰!登山道はなく、夏季は登頂禁止だが、冬季に限り、雪上を歩くことで辿り着ける!本日はこちらを目指す!
焼岳北峰!冬季以外はこちらしか登れない!
2018年12月25日 08:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 8:59
焼岳北峰!冬季以外はこちらしか登れない!
南峰へ続く雪の急登・・・
2018年12月25日 09:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 9:12
南峰へ続く雪の急登・・・
ここでシーズン前に新調した電熱ゴーグル(SWANS RUSH-XED)を初装着!バラクラバをしてても、額にずり上げても、本当に一度も曇りませんでした!文明の利器に感動!
2018年12月25日 09:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
12/25 9:20
ここでシーズン前に新調した電熱ゴーグル(SWANS RUSH-XED)を初装着!バラクラバをしてても、額にずり上げても、本当に一度も曇りませんでした!文明の利器に感動!
振り返ると中央アルプスが!
2018年12月25日 09:22撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 9:22
振り返ると中央アルプスが!
中央アルプスの更に奥には、南アルプス南部も!
2018年12月25日 09:22撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 9:22
中央アルプスの更に奥には、南アルプス南部も!
霧氷越しに焼岳北峰!
2018年12月25日 09:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/25 9:43
霧氷越しに焼岳北峰!
振り返ると乗鞍岳!
2018年12月25日 09:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
12/25 9:54
振り返ると乗鞍岳!
乗鞍岳ドーン!(今年3月の厳冬期に登頂!)
2018年12月25日 09:55撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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12/25 9:55
乗鞍岳ドーン!(今年3月の厳冬期に登頂!)
更に左を見ると・・・
2018年12月25日 10:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:03
更に左を見ると・・・
先月登頂した白山連峰が!
2018年12月25日 10:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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12/25 10:03
先月登頂した白山連峰が!
白山ドーン!左が先月登った最高峰・御前峰!
2018年12月25日 10:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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12/25 10:03
白山ドーン!左が先月登った最高峰・御前峰!
最左は笠ヶ岳、中央に鷲羽岳&水晶岳、右は槍ヶ岳と奥穂高岳!手前右は噴気を上げる焼岳北峰!
2018年12月25日 10:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
12/25 10:24
最左は笠ヶ岳、中央に鷲羽岳&水晶岳、右は槍ヶ岳と奥穂高岳!手前右は噴気を上げる焼岳北峰!
左は笠ヶ岳、右は弓折岳!
2018年12月25日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/25 10:25
左は笠ヶ岳、右は弓折岳!
右は奥穂高岳、左は槍ヶ岳!
2018年12月25日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/25 10:25
右は奥穂高岳、左は槍ヶ岳!
手前は焼岳北峰、奥は穂高連峰!
2018年12月25日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/25 10:25
手前は焼岳北峰、奥は穂高連峰!
焼岳南峰と北峰間の噴気孔!山全体として硫黄臭がすごい!
2018年12月25日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 10:25
焼岳南峰と北峰間の噴気孔!山全体として硫黄臭がすごい!
霞沢岳ドーン!
2018年12月25日 10:26撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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12/25 10:26
霞沢岳ドーン!
穂高連峰!左は奥穂、右は前穂!
2018年12月25日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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12/25 10:27
穂高連峰!左は奥穂、右は前穂!
穂高連峰!右は奥穂、最左はジャンダルム!
2018年12月25日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:27
穂高連峰!右は奥穂、最左はジャンダルム!
槍ヶ岳連峰!左は槍ヶ岳、中央は南岳!
2018年12月25日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:27
槍ヶ岳連峰!左は槍ヶ岳、中央は南岳!
先鋭すぎて雪もつかない槍ヶ岳!孤高の存在感!
2018年12月25日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:27
先鋭すぎて雪もつかない槍ヶ岳!孤高の存在感!
左は笠ヶ岳、右は弓折岳!
2018年12月25日 10:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:28
左は笠ヶ岳、右は弓折岳!
笠ヶ岳ドーン!本当に"笠"の形!
2018年12月25日 10:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:28
笠ヶ岳ドーン!本当に"笠"の形!
焼岳南峰の最高点にて!
2018年12月25日 10:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 10:36
焼岳南峰の最高点にて!
オラフが白い北アルプスと同化!
2018年12月25日 10:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/25 10:39
オラフが白い北アルプスと同化!
百名山が6個!
笠ヶ岳、鷲羽岳、水晶岳、槍ヶ岳、奥穂高岳、焼岳北峰!
2018年12月25日 10:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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12/25 10:42
百名山が6個!
笠ヶ岳、鷲羽岳、水晶岳、槍ヶ岳、奥穂高岳、焼岳北峰!
白山!
2018年12月25日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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12/25 10:49
白山!
乗鞍岳!
2018年12月25日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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12/25 10:49
乗鞍岳!
乗鞍岳ドーン!
2018年12月25日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:49
乗鞍岳ドーン!
中央アルプス!
中央が木曽駒ヶ岳!
2018年12月25日 10:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:53
中央アルプス!
中央が木曽駒ヶ岳!
南アルプス南部!
左より荒川三山、赤石岳、聖岳!
2018年12月25日 10:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:53
南アルプス南部!
左より荒川三山、赤石岳、聖岳!
左は甲斐駒ヶ岳、右奥は富士山!
2018年12月25日 10:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:53
左は甲斐駒ヶ岳、右奥は富士山!
奥は左より北岳、間ノ岳、農鳥岳(白峰三山)
2018年12月25日 10:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 10:53
奥は左より北岳、間ノ岳、農鳥岳(白峰三山)
風が吹かない所まで下り、霞沢岳をバックにランチ!
この手袋は、-32℃対応のブラックダイヤモンド社製の基幹モデル・ガイドフィンガー!指先はポカポカ!
2018年12月25日 11:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 11:18
風が吹かない所まで下り、霞沢岳をバックにランチ!
この手袋は、-32℃対応のブラックダイヤモンド社製の基幹モデル・ガイドフィンガー!指先はポカポカ!
雪山で食べるカップラーメンは最強!
2018年12月25日 11:23撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 11:23
雪山で食べるカップラーメンは最強!
中央アルプス!中央が木曽駒ヶ岳!
2018年12月25日 11:40撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 11:40
中央アルプス!中央が木曽駒ヶ岳!
最高峰は木曽駒ヶ岳!
2018年12月25日 12:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 12:03
最高峰は木曽駒ヶ岳!
南ア南部!左より塩見岳、荒川三山、赤石岳、聖岳!
2018年12月25日 11:40撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 11:40
南ア南部!左より塩見岳、荒川三山、赤石岳、聖岳!
左より、荒川三山、赤石岳、聖岳
2018年12月25日 11:41撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 11:41
左より、荒川三山、赤石岳、聖岳
左が荒川三山(最左が悪沢岳)、右は赤石岳!
2018年12月25日 12:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 12:03
左が荒川三山(最左が悪沢岳)、右は赤石岳!
左より、北岳、間ノ岳、農鳥岳の白峰三山!
2018年12月25日 11:41撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 11:41
左より、北岳、間ノ岳、農鳥岳の白峰三山!
左は甲斐駒、右奥は富士山!
2018年12月25日 11:41撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 11:41
左は甲斐駒、右奥は富士山!
霞沢岳!
2018年12月25日 11:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 11:42
霞沢岳!
乗鞍岳!
2018年12月25日 11:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 11:42
乗鞍岳!
焼岳南峰から下堀沢出合までの一部区間はシリセードで!(最左がそのトレース!)
2018年12月25日 12:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 12:15
焼岳南峰から下堀沢出合までの一部区間はシリセードで!(最左がそのトレース!)
広場から1時間強で、新中の湯登山口まで下山!
2018年12月25日 13:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 13:35
広場から1時間強で、新中の湯登山口まで下山!
中の湯温泉が終着点でないのが切ない・・・
2018年12月25日 13:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 13:53
中の湯温泉が終着点でないのが切ない・・・
往路も復路も、中の湯ゲートは閉じたまま・・・
2018年12月25日 14:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 14:31
往路も復路も、中の湯ゲートは閉じたまま・・・
釜トンネルはバスもタクシーも通行不可。(工事関係車両のみ通行可)
2018年12月25日 14:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 14:39
釜トンネルはバスもタクシーも通行不可。(工事関係車両のみ通行可)
坂巻温泉から松本駅までドライブする途上、美ヶ原の夕景!
2018年12月25日 16:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
12/25 16:29
坂巻温泉から松本駅までドライブする途上、美ヶ原の夕景!
松本駅前にてビール解禁!
2018年12月25日 16:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 16:49
松本駅前にてビール解禁!
松本バスターミナル到着!こっからバスタ新宿まではfacebookターイム!
2018年12月25日 17:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/25 17:03
松本バスターミナル到着!こっからバスタ新宿まではfacebookターイム!

感想

槍ヶ岳や霞沢岳、乗鞍岳など、周囲の名峰含め、終日晴れ予報の中、朝6時に坂巻温泉をスタート。本来、四駆車&スタッドレスタイヤなら、事前に中の湯温泉旅館に予約すれば、同旅館駐車場まで乗り入れられるようですが、レンタカーは四駆でないため、今回は坂巻温泉からのハイクアップ。この+1時間/片道が、正直もったいないですね・・・。

往路(登り)は中の湯温泉旅館でアイゼン装着、復路(下り)は舗装路が凍結しているため、中の湯ゲートまでアイゼンを装着しました。新中の湯登山口から広場までは、黙々と樹林帯を進むことになりますが、しっかりとしたトレースがあり、ピンクテープもあるため、迷うことはありません。前半は所々で霞沢岳が見える箇所があります。

広場に出ると、焼岳のツインピーク、そして奥穂高岳を中心とした穂高連峰がドーン!と見え、一気にモチベーションが上がります!霞沢岳も、これまでとは違い、遮るものがなくなり、眼前に迫ってきます。段々傾斜が急になってきますが、下堀沢出合(明確な標識があるわけではなく、位置特定は困難)辺りまで到達すると、トレースが焼岳南峰(左)、焼岳北峰(右)に分かれます。また振り返ると、中央アルプスや南アルプスもクッキリ見え始めます。

下堀沢出合でバラクラバに加え、電熱ゴーグル(通称「地獄ゴーグル」)を初装着。その後、復路で下堀沢出合に戻るまで同ゴーグルを装着し続け、時に額にずり上げたりしましたが、一度も曇ることなく、文明の利器に感動しましたね。

当初計画では、「下堀沢出合→焼岳南峰→下堀沢出合→焼岳北峰→下堀沢出合」とツインピーク両方を極めようと思いましたが、焼岳南峰への登り下りにかなり時間と気を使い、帰りのバス(松本→新宿)の時間も勘案し、焼岳北峰への登頂は諦めました。

下堀沢出合から焼岳南峰までは、トレースがうっすらあるものの、あまりアテにならず、くるぶし程度のラッセル箇所も数多。斜面が凍結気味の箇所は、アイゼンの爪が刺さりやすく歩きやすいが、トラバース気味に登っていくため横爪を雪にかませ、安全第一で登りました。本当は登りもピッケルがベストなんですが、登りはダブルストックで登りきりました。そうそう、下堀沢出合からある程度登って振り返ると、乗鞍岳も見えるように!更に登ると、白山も見えてきます!

焼岳南峰は、一般登山道はなく、3シーズンは登頂禁止。冬季ならOK、というわけではないですが、霞沢岳や乗鞍岳奥の大日岳同様、冬季のみ雪上をルートファインディングしながら登ることで山頂に到達できるということで、今回は南峰を目指すことに。南峰山頂は見えているので、迷うことはないのですが、どこから登ると楽で安全かを考えながら登るので、思うより時間がかかりましたね。

山頂に到達すると、北峰より高いため、北峰やしゅーしゅー噴煙を上げ続ける噴気孔を見下ろす形となり、その奥に奥穂高岳を中心とする穂高連峰がそびえ、圧巻の景色が見れます。そこまで風は強くないものの、長居するには寒いため、ランチは少し下った無風の斜面で取ることに。霞沢岳をバックに、カップヌードル(トムヤムクンヌードル)を頂きましたが、いやぁ、雪上で食べるカップラ、最高においしいですね♪食後、中央アルプス&南アルプスを見ると、太陽の位置・角度の関係だと思いますが、1時間前は見えなかった峰々の雪の付き具合もハッキリ見え、改めて今日の天気のよさに感動!(下山後、年内の残りの天気予報を見ると、焼岳に晴れマークはなく、今日が今年最後の晴れだった模様)

下堀沢出合まで、急斜面を利用し、一部シリセードで下りました。今年5月の槍ヶ岳直下の槍沢を滑って以来ですが、その時と同様、ピッケルで十分にスピードを殺しながら、ゆっくりと下りました。急斜面なので、歩いて下るより、シリセードのほうが安全(滑落リスクが少ない)だと思います。

下堀沢出合からは、再びトレースを辿る楽チンなルートで、黙々と下るだけ。中の湯温泉旅館に到着した時、「ここで下山完了だったら、どんなに楽だろう・・・」と思いましたね。

ヤマレコの過去レポ(冬季)に、坂巻温泉から焼岳山頂を歩いて往復したレポがなかったため、このレポが同じことを考えているハイカーのお役に立てば光栄です!

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