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Yamareco

記録ID: 168807
全員に公開
雪山ハイキング
甲信越

独鈷山 西前山から

2012年02月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
02:45
距離
4.3km
登り
738m
下り
718m

コースタイム

10:20駐車場
11:25稜線
11:50独鈷山山頂12:15
12:30稜線分岐
13:05駐車場
   歩行時間2時間20分
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上信越自動車道坂城ICから国道18号線で上田を目指す
西前山集落の中にある「中禅寺・塩野神社」への案内標識に従う
神社の大鳥居と「独鈷山登山口」と大きく書かれた看板が目印
看板から更に山に向かって行くと虚空蔵堂、その先に駐車場(5台くらい)
駐車場は杉林の日陰にあり、雪が20cm位ありました
駐車場入り口の坂が凍結していました
冬装備でない車は避けた方が良いと思います
コース状況/
危険箇所等
日陰の杉林の中なので歩き始めから凍結
出発時にアイゼンを着けた方が良かったと反省
車道のように道幅が広いが、石がごろごろしている急坂が続く

道幅がせばまり、ジグザグにつけられている急斜面にさしかかり
凍結がひどくなり、危険を感じてアイゼン着用
なにもこんな不安定な場所で装着しなくてもと
いつも思うのですが、反省です
早め早めの対処が大切
稜線に近づくと少し雪が深くなりますが締っているので
アイゼンでしっかり雪を捉えられ、安心して歩けました

稜線上、日当たりの良い場所には雪がないが
痩せ尾根につけられたアップダウンを繰り返すルート
トラロープの張られている急坂に凍結個所あり
滑落の危険があるのでアイゼンを着けたまま慎重に通過
踏切でついシャッターを
別所線です
2012年02月12日 09:49撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 9:49
踏切でついシャッターを
別所線です
見えてきました
独鈷山の鋭い山容
2012年02月12日 10:05撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 10:05
見えてきました
独鈷山の鋭い山容
子檀嶺岳
ここから見ると
全く険しさは感じられません
2012年02月12日 10:06撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
1
2/12 10:06
子檀嶺岳
ここから見ると
全く険しさは感じられません
林道のように広い登山道
急坂、凍結しています
2012年02月12日 10:26撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 10:26
林道のように広い登山道
急坂、凍結しています
大きな岩が累々と重なっています
2012年02月12日 10:31撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
1
2/12 10:31
大きな岩が累々と重なっています
きつい登りの分だけ
展望は早く開けますが
汗が滴り落ちます
アイゼン大活躍
2012年02月12日 11:07撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 11:07
きつい登りの分だけ
展望は早く開けますが
汗が滴り落ちます
アイゼン大活躍
ようやく稜線?
2012年02月12日 11:21撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 11:21
ようやく稜線?
彼方に浅間山
手前左側は
安曽岡山に連なる尾根だと思うのですが
2012年02月12日 11:37撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2
2/12 11:37
彼方に浅間山
手前左側は
安曽岡山に連なる尾根だと思うのですが
山頂はこの痩せ尾根の先
険しい尾根歩き
こんなだったとは…
2012年02月12日 11:38撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 11:38
山頂はこの痩せ尾根の先
険しい尾根歩き
こんなだったとは…
昨日歩いていた稜線が正面に
2012年02月12日 11:38撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
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2/12 11:38
昨日歩いていた稜線が正面に
今日の蓼科山も
御機嫌は麗しそう
2012年02月12日 11:51撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 11:51
今日の蓼科山も
御機嫌は麗しそう
北アルプス
常念岳北斜面
右奥に槍ヶ岳?
2012年02月12日 11:52撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2
2/12 11:52
北アルプス
常念岳北斜面
右奥に槍ヶ岳?
塩田平を一望
雨が少ないので
ため池があちこちに
2012年02月12日 11:53撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 11:53
塩田平を一望
雨が少ないので
ため池があちこちに
浅間山
山頂に雲がかかっています
2012年02月12日 11:53撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
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2/12 11:53
浅間山
山頂に雲がかかっています
宮沢口との分岐から山頂は
あっという間
2012年02月12日 12:13撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 12:13
宮沢口との分岐から山頂は
あっという間
北アルプス
手前のきれいな三角錐は
大明神岳?
以前迷いかけました…
2012年02月12日 12:17撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
1
2/12 12:17
北アルプス
手前のきれいな三角錐は
大明神岳?
以前迷いかけました…
ここで尾根とお別れ
急斜面を一気に下ります
2012年02月12日 12:30撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 12:30
ここで尾根とお別れ
急斜面を一気に下ります
無事下山できました
有難うございました
2012年02月12日 13:15撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
1
2/12 13:15
無事下山できました
有難うございました
再びのどかな子檀嶺岳を
仰ぎます
2012年02月12日 13:15撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 13:15
再びのどかな子檀嶺岳を
仰ぎます
印象に残る鳥居です
独鈷山登山口の標識の脇にあります
2012年02月12日 13:20撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2/12 13:20
印象に残る鳥居です
独鈷山登山口の標識の脇にあります
撮影機器:

感想

「宮沢」から二回、「平井寺トンネル」から一回登っていますが
「西前山」からは初めての山行です。
急斜面とは聞いていましたが、宮沢側からも急斜面なので
同じような想像をしていました。
稜線に辿りついてから、ロープの張られた険しい幾つものピークを
通過しなくてはならず、夏道を歩いていない経験不足を思い知らされました。
やはり、積雪期は夏に歩いているルートを使うことが安全の基本です。
反省です。

「西前山」は子檀嶺岳を正面に望むのどかな感じの集落です。
ここから見る子檀嶺岳は、昨日虚空蔵山から見た形と全く違い
どっしり安定した台形をしています。
見る場所によってこんなに印象の違う山も珍しいのではないかと思います。
思い出しましたが、十観山から見た子檀嶺岳も
峰の険しさが間近に迫り、浮世絵のデフォルメを連想します。
十観山は青木三山のひとつに数えられ、途中に蝶の博物館などもあって
車の通れる時期は、僅かな時間で登れてしまいます。
あまりにも簡単に山頂に立てるので残念なくらいです。
話がそれてしまいました。すみません。

薄暗く冷え冷えとした駐車場でした。
本当は出発時にアイゼンを着けるべきでしたが
行ける所まで、と横着を決め込んで歩き出します。
車一台は通れそうな林道ですが、大石がごろごろ、急坂です。
地元の方は軽トラックで通行するのでしょうか?
路面を流れた水が凍結を繰り返していて鏡のような場所もあり、
よけながら歩きます。

次第に汗が噴出してきます。でも、日差しのない谷間なので
立ち止まると、瞬間的に冷えてきます。
林道の尽きる頃には、さらに急坂のジグザグ道が待っていました。
ここでようやく、アイゼンなしでは歩けないと判断、
平地など全く見当たらない斜面で装着です。
山岳会の山行でしたら、どやされていることでしょう。
一人ですと誰に叱られる心配もなく、気分的には楽ですが
もし事故に遭遇したら全て自己責任で対処するしかありません。
一人歩きが身についてしまってスタイルを今更変えられないとすれば
あらゆることを想定し、最悪の場合も受け入れる心の準備をし、
歩き続けるしかないのかと思います。

杉林を抜けた後、雑木林の斜面は凍結の心配もなく締まった雪道。
登りの苦しさを別にすれば、アイゼンのおかげで快適に歩けました。
問題は稜線上にもありました。
まさか、岩峰の小ピークを幾つも乗り越えるとは思ってもいませんでしたから
次々に現れるロープに、頭の中は真っ白状態。
夏場ならともかく、今は足場も凍結しており、絶体絶命…
ですが、ようやく心を決め、行きます!
嫌が上にもゆっくり、慎重に足場を確保します。

見覚えのある「宮沢」登山道分岐点に着いた時はほっとしました。
まだ下山が待っていますから気を抜くことは出来ませんが。
単独の男性が二人、山頂は静かでした。
極度に緊張を強いられてきましたので、
「そこに誰か人が居る」というだけで、何物にも変えられない安心感を抱きます。
山とは人に対して、不思議な感情を時として抱かせるものです。
一人が先に下山し、残った方とお話しました。
地元なのでこの山によく登られるそうです。
「宮沢コース」で一月に滑落事故があったというお話を聞きました。
今日のコースの方が私には危険に思えましたが、
事故はどこで起きるかわからないものです。驚きました。

「慎重にゆっくり行きますから追い抜いて行ってください」と
声をかけて、一足先に下山開始。
岩場の下りは大の苦手です。一瞬が命取りです。
足音が後ろからかすかに聞こえていましたが、近づくことはありませんでした。
終始適当な間隔を取って歩いてくださっていたようです。
見守って下さっていたようでした。お心遣い有難うございました。

独鈷山には、知っているだけで四つの登山ルートがあります。
残すは、一番時間を要する「沢山湖ルート」のみになりました。
機会を見て、歩いてみたいと思いますが、いつになることやら…

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コメント

お疲れさまでした
西前山コース、北面のコースなので足元は、きっと
カチカチだったのでしょうね。
杉林を過ぎると、アイゼン無しでは危険ですね・・・。

私は、このコースしか歩いていないので、他のコースも
折を見て歩こうかと思っています。
その時は、ぜひ〜
2012/2/14 9:14
danbeさん リハビリ順調ですか?
ちょっとご無沙汰ですが、しっかりリハビリしていらっしゃるでしょうね
日記欠かさず拝見してますよ
ご退屈様
若い頃の写真(今でもお若いですが)眺めさせていただきましたよ
今後も掲載待ってます

凍結はまじに怖かったです
いつも自分と戦っているのです
沢山湖コース行きたいですね
一日も早い復帰を待ってます
(でも、それもちょっと心配ですが
2012/2/14 13:35
遅いコメントですが
 2月12日に山頂でお話しさせていただいた者です。「見守って下さっていたよう」は買いかぶりです。実は追い抜くつもりで歩いたのですがダメでした。kyom4さんの健脚に脱帽です。
 沢山湖コースは歩く人が少ないところが良い所です。人の足跡より動物の踏み跡が優勢です。お楽しみください。
2012/4/4 21:06
tenguyamaさん コメント有難うございます
山頂でお会いした方からメールを頂け、嬉しいです。
特にあの日は、知らない道をしかも冬に行きましたので、チキンハートの私としましては、恐怖の連続でしたから山頂でお話しさせていただき、落ち着きを取り戻すことができました。
改めてお礼申し上げます。

上田近辺は何回登っても面白い山がたくさんあって楽しいですね。
沢山湖コース、動物の楽園なのででしょうね
今年中には必ず行きたいと思います
tenguyamaさんも、楽しい山歩きをなさってください
2012/4/4 22:20
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