焼岳 黒谷滑降
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 08:33
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,400m
- 下り
- 1,388m
コースタイム
09:50 焼岳南峰
12:10 中尾温泉登山口
天候 | たまに晴れ間 風雪強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
板のまま行くのはかなりのルーファイ能力が問われる。 板を担げばバリズボなので体力が問われる。 |
その他周辺情報 | 下山後は平湯まで移動してひらゆの森 |
写真
感想
今日は中尾から焼岳を目指そう。
往復12km, +1,200m程度。天気も昨日よりマシなので今日は休養日だと思っていた。
早く出すぎても暗いので4時前に4人で中尾を出た。焼岳へ向かうトレースは勿論無い。
ドカドカ雪を蹴散らしカタヤさんが征く。20日ぶりの山行で力が有り余っているという。
あっという間に標高は2,000mを超えた。辺りが明るくなってきた。晴れ間もある。
今日はゆるハイじゃないですかやったーと思っていた矢先に風雪が激しくなる。
早々に全員地獄装備に身を包み残り400mを南峰目指して上げていく。
ここからのルート取りが際どい。地形がなみなみしている。
小さな谷筋一つ一つをクトーでトラバースしていく。
下を見るとなかなかの高度感にチビりそうだ。雪崩れていくところもあるし。
先生「落ちても吹きだまっているから大丈夫」と言うがもう勘弁してほしい。
一本だけどうしてもクトーで渡れない沢筋があった。
板が長いせいなのか、トップとテールが地形に干渉してクトーが効かん。
先生とカタヤさんは楽々超えていってしまった。
アイゼン履いて突破を試みるも雪が薄すぎて無理。うーん、これは詰みですねえ。
なにわ君と協議した結果僕らはアイゼンを履いて尾根から頂上を目指すことにした。
スキーより時間はかかるが残り3~400mだ。技は未熟でも体力自慢の僕らなら行ける。
板を担いで爪を履く。風は勢いを増す。ここは風の通り道なのか。昨日よりキツい。
担いだ板が煽られて吹き飛ばされそうだ。両手両足の爪を氷に食い込ませ、
這いつくばって20分遅れでピークへ。単独なら敗退していただろうが2人だから行けた。
先行のトレースもあってちょっと安心。しかし風がヤバすぎる。写真を撮る余裕もない。
風のなさそうな場所へ高度を落としてシールを剥がす。
さあ行こう。エッジががあれば無敵だ。
氷化斜面をガリガリ落とせば極上のパウダーが僕らを待っていた。
2人で写真を撮り合いながら安全圏へ落ちてゆく。
1850mで先生たちのトレースが往路のトレースへ向かっていたので僕らもそれに従う。
あとは快適な藪スキーを楽しんでゴール。先行の2人は既に片付けを終えていた。
後から来たなにわ君とガッチリ握手して解散。お疲れ様でした。
久々にシビれるコンディションの冬山だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人