槍ヶ岳 厳冬期 ワンデイ
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- GPS
- 16:37
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 2,276m
- 下り
- 2,254m
コースタイム
- 山行
- 14:46
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 16:36
天候 | 快晴のち小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
飛騨沢上部付近まで前日のトレースがありラッセルはほとんど必要ありませんでした 新穂高—白出沢出合: 基本的に雪は十分あるが、雪が切れている所が数か所あるので要注意 白出沢出合—槍平小屋: 川原はまだ雪が少ないようでトレースは登山道のみ。帰りは板外して歩きました 槍平小屋—飛騨乗越: 雪は十分ありどこでもパウダーを滑りたい放題 飛騨乗越—槍ヶ岳: 穂先は雪が少なく、鎖がほぼ見えている |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
絶対快晴の連休中日。
今日行かなくていつ行く?という訳で槍ヶ岳ワンデイにチャレンジ。
0時に新穂高を出発しますが先行者が数名いるようです。気温も0度近いようで寒くありません。トレースもばっちりあり、有難く利用させてもらいます。白出沢出合の先で先行者に出会いましたが5名くらいのボーダーのグループでした。
滝谷付近でシールが剥れ出します。こんな時にまさか! と思いましたが応急処置で何とかなりました。4時半に槍平小屋。このペースなら十分山頂まで狙えます。テント泊していた人は結構いたようで、また冬季小屋にも宿泊者がいて先に出発していました。
先行者を追いかけながら飛騨沢を詰めます。大曲りの手前あたりから風が強くなり、冷えましたが地獄という程ではないです。やがて明るくなってきて、飛騨乗越が見えてきました。振り返ると笠ヶ岳が赤く染まります。先行する登山者のパーティを追い抜いたりしながら、2900m付近でアイゼン装着。9時過ぎに飛騨乗越へ。風もやんで快適でした。
さて飛騨乗越で板とザックをデポして槍ヶ岳山荘をスルーし、穂先に向かいます。雪は少なく、鎖もほぼ見えている状態でした。これなら大丈夫そうです。
ところが鎖場を登っている途中、左足のアイゼンが外れてしまいました。槍ヶ岳山荘でアイゼンのベルトが緩みかかっていたのに気付いていたのに、処置しなかったためでした。
真っ青になりますが幸いアイゼンはすぐ下の岩陰で見つかり、後続の方に拾っていただきました。鎖場の真ん中でアイゼンを再装着するも一苦労。なんとか両足で立つことができて一安心です。
ところが今度は、アイゼンの装着中にウィペットの先端が外れてしまいました。別の後続の方が、槍沢へ流れていくのを見たと教えてくれました。がーん。まあアイゼンと違って致命傷ではないので諦めることにして先に進みます。
トラブルはありましたが何とか山頂へ。新穂高から10時間ちょい。感動です。風もなくしばらく滞在しました。
写真を撮ったあと慎重に降りて飛騨乗越まで戻ります。もう失敗したくないので急がずに岩場はバックステップで時間をかけました。
さて飛騨乗越からはいよいよ滑走スタート。ウィペットが1本しかないですがパウダーなら関係ありません。巨大な天然のゲレンデを満喫してあっという間に降りて行きます。槍平小屋まで一気に降りました。
ただその先は雪が少なく河原を滑るのが難しかったので登山道経由で下山します。ここでウィペットが2本ないのが響いて、登り返しがほとんどできません。カニなら登れますがトレースが膝近くまであるのでかなりの苦労です。結局、シール滑走したり板を担いだりを繰り返して、かなり時間がかかってしまいました。
白出沢出合まで来てようやく滑れる…と思いきや今度は靴に雪が固着してしまい、板にうまくはまりません。何とか処置して小雪の舞う新穂高へ戻りました。行動時間16時間半、疲れもMAXでひらゆの森へ直行しました。
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