丹沢・大山(裏参道)


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 954m
- 下り
- 965m
コースタイム
8:25 蓑毛BS着
8:30 同所を出発するもルートミスで約20分のロス
8:50 改めて蓑毛BS付近を出発
9:40 浅間山
11:40 大山山頂着、昼食休憩
12:30 同所発
13:40 下社
14:20 大山ケーブル山麓駅(旅館元瀧で入浴)
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
秦野駅からヤビツ峠行きのバスは積雪のため蓑毛で折り返し運行になっていました。表尾根やイタツミ尾根などヤビツ峠起点の登山を予定している方はご注意下さい。 蓑毛からは「バス通りをそのまま直進」と誤解、10分ぐらい歩いて誤りに気づきました。バス停付近まで戻ったら、バスの進行方向に向かって右側に伸びる枝道を行くべきだったことが判明。地図をよく見ていないとこういうことになります。指導標にも「裏参道」との表記はなく「下社・日向薬師」といった表現なので要注意。 ヤビツ峠方面への道を分けた後は、道幅の比較的広い勾配の緩やかな道が続きます。マイナーなルートの割には路面も荒れておらず、全体に歩きやすかったと言っていいでしょう。浅間山はパスすることも可能ですが、念のためピークを踏んでおこうと寄り道しました。でも、頂上には東京都の防災無線用電波塔が立っているだけで山頂の標識も何もなく拍子抜け。 浅間山を過ぎると勾配がきつくなり、道もやや不明瞭になります。迷うほどではありませんが、登山道を外れたところに森林管理用?のピンクのテープを巻いてある木があるので惑わされないよう気を付けましょう。 不気味な「首なし地蔵」と「女人禁制」の立て札を過ぎると、すぐに下社からの「表参道」に合流します。この辺からは積雪量がやや多くなり、特に階段などに凍り付いた雪で危険度が増します。我々はここでアイゼンを装着。他の登山者も半数ぐらいはアイゼンを付けていましたが、スニーカーにショルダーバッグといった行楽スタイルで登ってくる人もいました。大山はそういう山なのでしょうが、厳冬期の1200m峰だということをお忘れなく。 元々の計画では、唐沢峠と不動尻を経て広沢寺温泉に下山するつもりでしたが、不動尻から1時間の林道歩きはちょっと気持ちが萎えるということで、表参道を下社に下りました。神社の境内をアイゼンで歩くのも気が引け、外しましたが、下社からケーブル山麓駅までの「女坂」が曲者。急な石段に雪がガチガチに凍り付き、アイゼンなしで降りるのはかなりスリリングでした。 山麓駅では、阿夫利神社先導師の旅館「元瀧」で入浴。丹沢大山フリーパス(小田急の企画切符)で割り引きになるのが食事代だけ、というのがやや期待はずれでしたが、700円で「準温泉」(恐らく冷泉を沸かしているか、加水しているという意味の「準」なのでしょう)に入れるのは安い。大山名物の豆腐料理も注文し、ビールで乾杯しました。 伊勢原駅前へ移動後は様子のいい居酒屋を探しましたが、良さそうなところは早くても17時開店。仕方なく「揚子江飯店」という中華料理店に入りましたが、安くて味もそこそこと、十分に及第点でした。 |
写真
感想
めったに付けない簡易アイゼンを付けたため、いつもは使わない脚の部位を使ったのか、あるいは階段続きの女坂を重力任せに調子よく下りたせいか、2日後の本日21日、筋肉痛が久々強まる。それはともかく、風呂入って外気に触れずビールとやっこ+湯豆腐は、実におつでした。
足の痛みで断念し、ねぎさんに単独行をさせてしまった山行から1カ月半。まだ不安はありましたが、お二人の足を引っ張ることもなく終わってホッとしました。
「裏参道」はケーブルカーができる以前は、その名の通り表参道と並ぶ参詣ルートだったらしいですが、今は歩く人も少ないマイナーコース。しかし、登山道のコンディションには全く問題なく、むしろ表参道より歩きやすいぐらいに感じました。展望に恵まれない地味な道ですが、喧噪を避けて静かな山歩きを楽しみたい人にはいいかも知れません。
最大の反省点は、出発時のルートミス。地図をよく見ていなかったために「バス通りをそのまま直進する」と誤認していましたが、実際は微妙な角度で右の枝道に入り、その先でヤビツ峠方面への道と分岐していました。「山道より里道の方が間違えやすい」という教訓を改めてかみしめた次第です。
アイゼンの出番はないかなと思っていましたが、やはり持って行って良かったです。積雪量はせいぜい数cmでしたが、上の方は凍結していて、アイゼンなしではかなり慎重な登行を強いられ、スピードダウンになっていたと思います。ケーブルカー方面からはスニーカーや革靴で登ってくる人もいましたが、ケーブルカーの従業員さんたちがアドバイスしてあげたらいいのに、と思いました。
それにしてもよく飲んだ……。大山山頂での缶ビールを皮切りに、旅館元瀧で、伊勢原駅前の中華料理店で、小田急の電車内で、最後は自宅近くの焼き鳥屋でと。おかげで暗記していた各ポイントの通過時刻が思い出せなくなってしまいました。上記・山行記録はいい加減なので、間違っていたら正して下さい。
全体的に歩きやすく、ほどほどに疲労感がありました。清明な空気の中、充実した山歩きとなりました。
積雪は数センチですが、凍結がくせ者。登りはアイゼンなしでもなんとかなった(なんともならない場合も大有りですが)気がしますが、下りはダメです。アイゼンは必要。ツルツルになった岩場での転倒はけがの元です。
大山は半ば観光地化しているので、下社方面からスニーカー、手袋無しで登ってくる方が結構いました。危ないし、寒いのに。気になったのは革靴の青年。登りはよくても下りは相当きつかっただろう。余計なお世話と思いつつ、彼に声をかけたのだが、イヤホンをしていたためかまったく無視されました。
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