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記録ID: 170352
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ハイキング
丹沢

丹沢・大山(裏参道)

2012年02月19日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.1km
登り
954m
下り
965m

コースタイム

8:05 北口BTから蓑毛行きバス乗車
8:25 蓑毛BS着
8:30 同所を出発するもルートミスで約20分のロス
8:50 改めて蓑毛BS付近を出発
9:40 浅間山
11:40 大山山頂着、昼食休憩
12:30 同所発
13:40 下社
14:20 大山ケーブル山麓駅(旅館元瀧で入浴)
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路は小田急線・秦野駅から蓑毛行き神奈川中央交通バスに乗り、約20分で終点蓑毛へ。帰路は大山ケーブル(山麓)駅から同じ神奈中バスで小田急・伊勢原駅まで、やはり20分程度
コース状況/
危険箇所等
秦野駅からヤビツ峠行きのバスは積雪のため蓑毛で折り返し運行になっていました。表尾根やイタツミ尾根などヤビツ峠起点の登山を予定している方はご注意下さい。

蓑毛からは「バス通りをそのまま直進」と誤解、10分ぐらい歩いて誤りに気づきました。バス停付近まで戻ったら、バスの進行方向に向かって右側に伸びる枝道を行くべきだったことが判明。地図をよく見ていないとこういうことになります。指導標にも「裏参道」との表記はなく「下社・日向薬師」といった表現なので要注意。

ヤビツ峠方面への道を分けた後は、道幅の比較的広い勾配の緩やかな道が続きます。マイナーなルートの割には路面も荒れておらず、全体に歩きやすかったと言っていいでしょう。浅間山はパスすることも可能ですが、念のためピークを踏んでおこうと寄り道しました。でも、頂上には東京都の防災無線用電波塔が立っているだけで山頂の標識も何もなく拍子抜け。

浅間山を過ぎると勾配がきつくなり、道もやや不明瞭になります。迷うほどではありませんが、登山道を外れたところに森林管理用?のピンクのテープを巻いてある木があるので惑わされないよう気を付けましょう。

不気味な「首なし地蔵」と「女人禁制」の立て札を過ぎると、すぐに下社からの「表参道」に合流します。この辺からは積雪量がやや多くなり、特に階段などに凍り付いた雪で危険度が増します。我々はここでアイゼンを装着。他の登山者も半数ぐらいはアイゼンを付けていましたが、スニーカーにショルダーバッグといった行楽スタイルで登ってくる人もいました。大山はそういう山なのでしょうが、厳冬期の1200m峰だということをお忘れなく。

元々の計画では、唐沢峠と不動尻を経て広沢寺温泉に下山するつもりでしたが、不動尻から1時間の林道歩きはちょっと気持ちが萎えるということで、表参道を下社に下りました。神社の境内をアイゼンで歩くのも気が引け、外しましたが、下社からケーブル山麓駅までの「女坂」が曲者。急な石段に雪がガチガチに凍り付き、アイゼンなしで降りるのはかなりスリリングでした。

山麓駅では、阿夫利神社先導師の旅館「元瀧」で入浴。丹沢大山フリーパス(小田急の企画切符)で割り引きになるのが食事代だけ、というのがやや期待はずれでしたが、700円で「準温泉」(恐らく冷泉を沸かしているか、加水しているという意味の「準」なのでしょう)に入れるのは安い。大山名物の豆腐料理も注文し、ビールで乾杯しました。

伊勢原駅前へ移動後は様子のいい居酒屋を探しましたが、良さそうなところは早くても17時開店。仕方なく「揚子江飯店」という中華料理店に入りましたが、安くて味もそこそこと、十分に及第点でした。
階段を登れば大山頂上方。浅間山に寄るべく右へ
2012年02月19日 09:37撮影 by  IS05, SHARP
2/19 9:37
階段を登れば大山頂上方。浅間山に寄るべく右へ
ちらりと富士が見えました
2012年02月19日 09:42撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/19 9:42
ちらりと富士が見えました
蓑毛越の指導標
2012年02月19日 09:56撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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蓑毛越の指導標
浅間山の電波塔
2012年02月19日 09:59撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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浅間山の電波塔
首なし地蔵
2012年02月19日 10:18撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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首なし地蔵
浅間山を引き返して蓑毛越。大山山頂へはまっすぐ
2012年02月19日 10:22撮影 by  IS05, SHARP
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浅間山を引き返して蓑毛越。大山山頂へはまっすぐ
女人禁制碑を説明する立て札
2012年02月19日 10:29撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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女人禁制碑を説明する立て札
これが女人禁制を告げる碑。かなり古そう
2012年02月19日 10:29撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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これが女人禁制を告げる碑。かなり古そう
マルタイの「山の棒ラーメンカレー味」。ヤマタイの社長は登山が趣味とどこかで読みました。自分の趣味を会社の商品に…本当ならなかなか豪快です。味もうまいです。「人もよう」で取材してみようかな。
2012年02月21日 17:41撮影
2/21 17:41
マルタイの「山の棒ラーメンカレー味」。ヤマタイの社長は登山が趣味とどこかで読みました。自分の趣味を会社の商品に…本当ならなかなか豪快です。味もうまいです。「人もよう」で取材してみようかな。
これもパラグライダー。10機ぐらいが舞っていました
2012年02月19日 12:06撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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これもパラグライダー。10機ぐらいが舞っていました
下社への急で長い階段。アイゼン外したのに凍ってる
2012年02月19日 13:28撮影 by  IS05, SHARP
2/19 13:28
下社への急で長い階段。アイゼン外したのに凍ってる
ごらん、あれが江ノ島だよ
2012年02月19日 13:40撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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ごらん、あれが江ノ島だよ
豆腐の碑
2012年02月19日 13:41撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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豆腐の碑
女坂の脇を走るケーブルカー
2012年02月19日 14:00撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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女坂の脇を走るケーブルカー
女坂の七不思議、その五
2012年02月19日 14:06撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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女坂の七不思議、その五
大山不動尊
2012年02月19日 14:08撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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大山不動尊
厳かな仏舎利塔(宝塔?)
2012年02月19日 14:08撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/19 14:08
厳かな仏舎利塔(宝塔?)
赤い頭巾とべろ掛けが可愛いお地蔵さんたち
2012年02月19日 14:08撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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赤い頭巾とべろ掛けが可愛いお地蔵さんたち
ナチスのシンボルマークではありません(ごめんなさい仏様)。あれは向きが逆です
2012年02月19日 14:09撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/19 14:09
ナチスのシンボルマークではありません(ごめんなさい仏様)。あれは向きが逆です
ずらりと並んだ突撃隊の面々(じゃないってば)
2012年02月19日 14:12撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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ずらりと並んだ突撃隊の面々(じゃないってば)
つぼみ膨らむミツマタの木。もうすぐ黄色い花を咲かせます
2012年02月19日 14:17撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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つぼみ膨らむミツマタの木。もうすぐ黄色い花を咲かせます
ミツマタは寺の参道にずっと並んでいました
2012年02月19日 14:30撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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ミツマタは寺の参道にずっと並んでいました
ケーブルカー山麓駅からバス停まで続く「こま街道」入口にある旅館「元瀧」。食事や風呂だけの利用もできます
2012年02月19日 15:40撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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ケーブルカー山麓駅からバス停まで続く「こま街道」入口にある旅館「元瀧」。食事や風呂だけの利用もできます
我々もいつか、こんな記念碑を(建てることはないでしょう)
2012年02月19日 15:40撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/19 15:40
我々もいつか、こんな記念碑を(建てることはないでしょう)

感想

めったに付けない簡易アイゼンを付けたため、いつもは使わない脚の部位を使ったのか、あるいは階段続きの女坂を重力任せに調子よく下りたせいか、2日後の本日21日、筋肉痛が久々強まる。それはともかく、風呂入って外気に触れずビールとやっこ+湯豆腐は、実におつでした。

足の痛みで断念し、ねぎさんに単独行をさせてしまった山行から1カ月半。まだ不安はありましたが、お二人の足を引っ張ることもなく終わってホッとしました。

「裏参道」はケーブルカーができる以前は、その名の通り表参道と並ぶ参詣ルートだったらしいですが、今は歩く人も少ないマイナーコース。しかし、登山道のコンディションには全く問題なく、むしろ表参道より歩きやすいぐらいに感じました。展望に恵まれない地味な道ですが、喧噪を避けて静かな山歩きを楽しみたい人にはいいかも知れません。

最大の反省点は、出発時のルートミス。地図をよく見ていなかったために「バス通りをそのまま直進する」と誤認していましたが、実際は微妙な角度で右の枝道に入り、その先でヤビツ峠方面への道と分岐していました。「山道より里道の方が間違えやすい」という教訓を改めてかみしめた次第です。

アイゼンの出番はないかなと思っていましたが、やはり持って行って良かったです。積雪量はせいぜい数cmでしたが、上の方は凍結していて、アイゼンなしではかなり慎重な登行を強いられ、スピードダウンになっていたと思います。ケーブルカー方面からはスニーカーや革靴で登ってくる人もいましたが、ケーブルカーの従業員さんたちがアドバイスしてあげたらいいのに、と思いました。

それにしてもよく飲んだ……。大山山頂での缶ビールを皮切りに、旅館元瀧で、伊勢原駅前の中華料理店で、小田急の電車内で、最後は自宅近くの焼き鳥屋でと。おかげで暗記していた各ポイントの通過時刻が思い出せなくなってしまいました。上記・山行記録はいい加減なので、間違っていたら正して下さい。

 全体的に歩きやすく、ほどほどに疲労感がありました。清明な空気の中、充実した山歩きとなりました。
 積雪は数センチですが、凍結がくせ者。登りはアイゼンなしでもなんとかなった(なんともならない場合も大有りですが)気がしますが、下りはダメです。アイゼンは必要。ツルツルになった岩場での転倒はけがの元です。
 大山は半ば観光地化しているので、下社方面からスニーカー、手袋無しで登ってくる方が結構いました。危ないし、寒いのに。気になったのは革靴の青年。登りはよくても下りは相当きつかっただろう。余計なお世話と思いつつ、彼に声をかけたのだが、イヤホンをしていたためかまったく無視されました。
 

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