金剛堂山


- GPS
- 08:35
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,092m
- 下り
- 1,083m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
麓から前金剛までスキートレース有。但し山頂付近は消えている。 下り1550mから西側の尾根に迷い込まないように(視界不良時) 1451mピークは登り返さなくて良いように西側から巻ける。 1021mピークの前後から西側の谷に下りたシュプールも多数有 |
写真
感想
水曜日だが休みにして、富山の名峰金剛銅山を目指した。
天気予報は久々の晴れマーク、期待通りの一日になった。
スノーバレー利賀スキー場の駐車場を、まだ暗い5時に出発した。
初めてこちらから登った時には、夏道の登山口まで林道を歩いてから取付いたが、今日は駐車場から直ぐ目の前の尾根に取付く。直ぐに1本のスキートレースを見つけ、これは下りのシュプールだったが、概ねそれに沿って、急傾斜では外れてジグザグに、1021mピークの手前の台地を目指す。標高900m位で、左からの立派なトレースに合流した。かんじき・スノーシューで踏み固められ、これで最後まで行ったら返ってつまらないなと思ったが、これは1000mが終点で、あとはスキーのみのトレースになった。月・火に人が入ったかは分からないが、この間の天気の推移からみて、日曜日のトレースも残っていたものと思われる。1021mピークから先の方が、傾斜の点で楽になり、明るくなって景色も見えだして、調子が上がる。
1346mピークからの下りは、シール外して滑った方が楽しいとも思うが、シール付・踵解放のままで下りた。そうするには若干急傾斜であり、堅い雪面もあって案の定転んだりもして鞍部に到達し、目指す前金剛を見ながら再び登る。1451mピーク手前でトレースは二手に分かれ、ピークを踏んでいくものと西側に巻いていくものだったが巻道を選択した。痩せ尾根を問題なく通過、立木もなくなり広々とした斜面になって前金剛への最後の登りだ。先行トレースは風で飛ばされるか埋まっていて、所々痕跡を残しているが、それを辿っても辿らなくてもほとんど労力は変わらず、一部の吹き溜まり以外は踵以上に潜ることはない。雪庇などの障害もなく、傾斜が緩くなって前金剛1638mに到達。
前金剛からは360度の大展望である。すぐ目の前に金剛堂山の最高地点である中金剛1650mがあり、振り返れば真後ろにスノーバレーのゲレンデが見え、その右手に白木峰がある。遠景は白木峰の上の毛勝三山から始まって薬師岳までの立山連峰、剱岳のみが黒々と異彩を放つ。右へ右へと視線を移せば槍・穂高、乗鞍岳、御岳も霞んではいるが案外と大きく見える。西南方向は、白山とその連山、五箇山と白川村周辺の山並みである。
独り占めの景色を楽しんで、その先の中金剛まで進んだ。過去2回の登山では前金剛までで引き返しており、最高点の中金剛までは未踏だった。直線距離で500mほど、標高では30mほど緩く下りて、50mほど緩く登るだけである。シール付のまま中金剛まで歩き、シール外して今日初めての滑降である。緩い斜面を真直ぐ下りるだけであるが、広々とした雪原、景色抜群のなかを滑る気持ちは爽快そのものである。今日はここまで来て良かった。
一旦シール貼りなおして前金剛に登り返し、ここからいよいよ本格的滑降である。週末以降新雪はないようなので、パウダーではないが、山頂付近のシュカブラもそんなに固くなく、普通にターンできる。今日はトレースのあるルートの往復であり、視界良好なのでルートファインディングには何の問題もない。前回来た時はスキー場からの尾根通しでやって来て下りは今日と同じだったが、霧の中ノートレースの下りで、標高1550mから西側の尾根に逸れ、登り返したこともあった。1451m手前の痩せ尾根部分も西側に十分滑降できる幅があり、1451mピークは巻道トレースで登り返しなく、1346mピーク手前の鞍部まで一気に到達。シール貼りなおしてピークを越えて、滑降継続。1170m辺りから北に延びる尾根筋を外れ、西向き片斜面を何本ものシュプールが下りている。この辺から谷向きにどんどん下りてしまえば1021mのピークは登り返さずに、栃谷の登山口に出られるのだが、今日は忠実に来た道を戻ることにする。1021mピーク周辺はなだらかで、平坦路の歩きと少しだけ階段登行で頑張る箇所がある。1000m以下になると若干雪が腐って重くなって来たが、ほどなく出発地前の平地に飛び出した。
直ぐ近くの天竺温泉に寄ろうとしたら、水曜定休で、それではと帰り道の八尾ゆうゆう館まで行ったらそこも定休日、春日温泉郷まで足を延ばしてやっと温泉にありつけた。
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