赤岳(美濃戸口から赤岳展望荘まで)
- GPS
- 07:16
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,132m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
未舗装路だが、積雪のおかげでむしろ快適になったと言って言えなくもない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
行者小屋まではチェーンスパイクで。 その先は、アイゼンとピッケルは必須。 トレースがあり、ラッセルの必要はない。 |
その他周辺情報 | 諏訪南ICの目の前にハルピンラーメン富士見諏訪南IC店があります。 昔ながらの味ですが、甘辛いスープがおいしい、人気店です。 |
写真
感想
久しぶりで体力不足。新しい靴下で靴擦れ。天気予報大ハズレで天候悪化。
いままでで一番大変な登山だったかもしれない。
もっとも、本当に大変だったのは山頂までの登頂を諦めた帰路、赤岳展望荘から地蔵の頭を少し下ったところまでのおよそ10分。7時間の行程を考えれば、ほぼ一瞬。
いや、でも、マジで大変。
気温マイナス15度。風速15m。風に飛ばされた氷の粒が、自分めがけて襲いかかってくる。
ゴーグルを持っていたけれど、曇って視野を失うと危険、と判断し使用しておらず。バラクラバの開口部から、氷の粒の直撃を受ける。
「目がぁ−」
米っちょは
「あれがあと2時間続くって言われたら、心折れてたよね」
って言ってたけど、2時間て。007だって2度死ぬんですよ?オレなら余裕で3度は死ぬね。
正直なところ、声には出さなかったけれど、
「絶対に生きて帰る」
って、心の中で呟いてたから。
展望荘が営業していてくれたのはありがたかった。
ストーブのそばで休憩させてもらい、着替え、装備を整える。
営業時間外ということだったが
「おしるこなら」
ということで食べさせてもらう(500円)。
「おかわりも自由にして下さい」
と。
ホントに生き返った。
展望荘閉まってたら、気持ち的には死んでたね。確実に。
行者小屋まで下山。
アイゼンをチェーンスパイクに履き替える。
体を曲げる。両脚を攣る。
「うっ」
と体を伸ばす。首、肩、背中を攣る。
「い、痛い…」
痛みが去るのを、じっと待つ。
そもそもの気温が低く筋肉は硬直。一歩間違えれば滑落死の凍った急斜面で、極限の緊張。気温の低さにOS-1も凍り、水分補給もままならない。
安全な場所に下りてきてから攣るのなら、上出来だ。
ホントに大変だった。
けれど、無事下山してしまえばツラさを忘れてしまう。健忘症。
「来週はどうする?」
我ながら、馬鹿げているとは思うのだが。
コメント
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体の限界を感じ、死を意識し、生を実感できるような経験をしてきたんだね。しびれるね。裏山〜!
こちらは仕事が忙しいわけではないけど、気持ちに余裕がなくて、お山に行けてない。声かけてもらえれば、えいって行けるかも。また誘って〜!
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