赤城山/長七郎山・駒ヶ岳・黒檜山/朝焼けは外れ


- GPS
- 07:55
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 668m
- 下り
- 802m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ビジターセンターP:除雪、トイレ閉鎖 トイレは大沼Pは開いてました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・アイスバーンの箇所は無い。 ・湿り気の多い雪でずるずる滑る。黒檜山登山道の猫岩あたりでは片側が切れ落ちていたりするので慎重に。 ・駒ヶ岳登山道には鉄階段が何箇所かあって、雪が溜まって踏み固められて急斜面になっているところがあるので要注意。 ・登山道等の情報はビジターセンターで聞ける。けど朝早いと開いてないです。 ・所々雪庇が育っているので要注意。猫岩や黒檜~駒の稜線で見晴らしの良い箇所では足元に注意。 ・道路の凍結に注意。展望台下BSから大沼へ下る箇所が特に危険だった。自分の車は四駆にスタッドレスだが、途中ブレーキがほとんど効かず焦った。 |
写真
感想
この日の皆さんのレポを見ると、「天気予報ではこんな筈では無かったのに…」というものだらけですが、私もその一人。
日の出朝焼けを見ようと思い、夜明け前の長七郎山に行きましたが、残念ながら上のセリフのように雲の中でした。
この日は高曇りで、太陽の光はありませんでしたが、意外に眺望は効き、前橋市街、浅間山、武甲山、筑波山などが見えました。
その後、駒ケ岳・黒檜山と登りました。曇っているせいでモノトーンの静かな世界となりましたが、山頂は結構な人数(10名ほど)が休憩していましたし、2~30名程すれ違いました。さすが百名山でした。
足元はモンベルのチェーンスパイク。湿った雪の斜面では若干ずるずる滑りました。履いた事無いのでわかりませんが、12本爪だとどうなのでしょうかね?
~~~以下はどうでもよい感想・記録、暇な人用~~~
ええと、1月、2月とスキーに行った時、夜明け前に集合して高速道路を走っていると、藤岡JCTのあたりから南側に見えた朝焼けが物凄く綺麗で印象に残っていて、そのうち見晴らしの良い所で写真でも取りながらゆっくり朝焼け、もしくは夕焼けを眺めてみたいと思っていました。(ちなみに先週は思わぬ事情(寝坊)で断念)
見晴らし良く、日の出が綺麗に見えそうな所、アプローチが近くて、登るのにそれほど時間も掛からず、過去に行った事があり、危険個所のない所が良い…と自分なりに考えての候補が、赤城山長七郎山、榛名山水沢山、妙義山第二見晴。その中から赤城山をチョイスしてみました。
前日に確認した天気予報も良いようだったので、自分にしては異例の朝3時起床、気合いの3時半出発として山へと向かって出発しました…が、一歩家を出て空を見上げると、一面の雲。あれ?「天気予報ではこんな筈では無かったのに…」。でも所によっては星も出ているし、徐々に晴れるのかな?…と思いつつ車に乗り込みます。
前橋ICで高速を降りて県道4号の鳥居をくぐって赤城山へ向かいます。真っ暗な中運転していると次第に前後に車が集まってきました。結構赤城山に夜明け前から登る人は居るようです。全くの単独では無いようなので少し安堵したのですが、赤城山はいくつもピークがあり、割鍋山、荒山、大沼…と駐車場を過ぎる度に1台、また1台と車は減って行き、そして小沼Pに到着したのは私だけでした、おめでとう一着!
山歩きの話に入る前にもう少しだけ。赤城山の道路を走っていてカーブを曲がって、鹿が飛び出してきました。そんなに飛ばしていなかったのでゆっくり停止する車(私)。フリーズする鹿。目と目が合います。かわいいなぁ………(約15秒)、ちょっと、どいてくれないかなぁ…。道路の真ん中の置物と化してしまったそれを、ゆっくりと迂回して行きました。驚いてフリーズしてしったんでしょうか、それとも人・車に慣れてしまっているのでしょうか。
もうひとつ、赤城山を登って行き、峠を越して大沼へ下って行くところ、スケートリンクのようにつるつるに凍っていてとても危険でした。まだ2年目のスタッドレスタイヤなんですがブレーキを踏んでも全く止まりません。減速してるかどうかも怪しい。反対車線に突っ込んで止まっている車も居ます。帰る時には普通の雪道になっていたので、特に気温が低い時だけなのかもしれませんが、要注意です。チェーンを積んでおいたほうが良いでしょう。
さて、準備を整え山歩き出発です(ようやく山歩きの行動の記録に入ります)
ちなみに、準備中も人は来ず、真っ暗闇単独登山確定です。若干心細いです。
足元は先週から使っているモンベルのチェーンスパイクです。
空模様は希望通りには回復せず一面の雲です。日の出まであと35分で幾らかでも晴れてくれるのでしょうか。真っ暗な中ヘッドランプで照らされた真っ白い道をザクザクと独り進んでいきます…
あれ?そういえばあと35分で山頂には立てるのでしょうか?前回30分位で登ったような記憶があるのですが(今記録を見ると45分でした)、地図のCTは?あれ?地図忘れた…お、東の方が徐々に明るくなってきた…。急げ!
…日の出15分前に山頂に到着。息が上がりまくって激しくぜぇぜぇしています。周囲は完全な静寂の世界。
残念ながら空は一面の雲でした。「天気予報ではこんな筈では無かったのに…」。東の方の一部分だけが真っ赤になっています。カメラのレンズを望遠にしてパチリ…思っていたものには程遠いな。
曇りとは言っても高曇りで結構眺望はありました。赤城の山々はもちろん、前橋市街の明りや榛名山・浅間山、皇海山、筑波山など見えました。
50分程景色を見て山頂を後にしました。寒くて限界でした。
小沼に降りると、一面凍結してました。年末に来た時は氷の上に乗って暫くすると、…ミシ、という不安な音が聞こえてきたので慌てて陸に戻りましたが今日は大丈夫なようです。横断した踏み跡もありますし、氷の上をショートカットしていきます。ようやく人影を見るようになってきました。地蔵岳の方から降りてきた人とちょっとした挨拶をしました。やはり日の出狙だったのでしょうか。
さて、車に戻って考えます。これからどうしようか。地蔵岳ならこのまま登れるけども、前回と同じでは少し面白くない。黒檜に登ろうか、とも思いましたがなんだかガスが掛かってきています。うーん、天気予報は晴れる筈なのでこれから回復するのかも知れないけども…。
携帯で天気予報を確認してみると、今日は曇りとのこと。「(昨日の)天気予報ではこんな筈では無かったのに…」。このまま温泉によって帰っても良いのですが少し物足りないしなあ。そもそも温泉は開いているのでしょうか、いや開いていない(現在AM7:30)。悩みましたが、温泉にも入れそうにないので黒檜山に突撃します。
黒檜山は1年半前に黒檜→駒のコースで登っているので、今回は駒→黒檜で周ってみます。登り始めてすぐ降りてくる人とすれ違います。コースの状況を聞くと、特に問題無いようですが、猫岩のあたりは滑ると下まで落ちてしまうので注意が必要とのこと。猫岩かぁ、見晴らしの良い所だったなー。確かに落ちたら骨折以上でしょう。気を付けよう。
鉄の急な階段等を登って、稜線に出ると、眺めの良い場所があったのでカメラを取り出し写真を取っていると、下からやや年とった夫婦の登山者が登ってきました。かなり息が上がっている様子ですが、結構なペースで登っています。元気だなあ。挨拶を交わして少し話をします、「天気予報ではこんな筈では無かったのにねぇ…」。今日山に登っている人のほとんどはこのセリフを口に出している事でしょう。「でも天気予報は晴れだったから回復するのよきっと」なんて言うのでつい「さっき予報を見たら曇りって…あ!そう言えば少し明るくなってきましたね!」空気を読めない会話になってしまいました。
黒檜山山頂では10名程が休憩していました。ここ最近はコンビニでパン等を買ってきて食べていたのですが、今日はラーメンを持ってきました。前回、半分凍ったパンをかじりながら、湯気の立っているラーメンをおいしそうに食べるのを見ていて、次はやるぞ、と思い準備してきました。しかしこれは天気の良い日以外は結構大変でした。火を扱ったり、箸でラーメンを食べたりは手袋をしていては難しいので外す訳ですが、直ぐに寒いので着け直したりして慌ただしいです。
とにかくラーメンであったまったので下山します。途中の猫岩あたりでは片側が切れ落ちていてそれなりに注意が必要でしたが、急斜面と思っていたところとは位置がずれていたので、それぞれ個別に注意していれば大丈夫と思います。
大沼ではワカサギ釣りらしき人たちが居ました。セシウムが検出されたので禁止なのではなかったでしたっけ?赤城神社でお守りを買ってビジターセンターに戻ります。
ビジターセンターの駐車場の係員によると、駐車場の端で無料の味噌汁を配っているとのこと。早速頂きました。とても大きな鍋で作っていて、それは500人前を作れる大きさなのだとか。大根とか練り物とかが入っていておでんのような味噌汁で、登山で冷えた身体があったまります。
…とそこに親子連れが現れて、「お味噌汁頂けますか?」「すみません、これはワカサギ釣り大会の人用で人数分しか作っていないので申し訳ないですけど…」。あれ?私、ワカサギ釣りじゃないんですが。「ワカサギ釣り解禁されたんですか?」とか聞こうと思っていたんだけども、言わなくて正解だったのか…。微妙に居づらくなったので黙々と急いで食べて引上げました。味噌汁は大変おいしかったです。
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