トムラウシ
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,517m
- 下り
- 1,501m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
その他周辺情報 | トムラウシ温泉\500 |
写真
感想
前日20時過ぎにトムラウシ温泉短縮登山口に車で入り仮眠。夜半に雨が降るが外が白み掛けた3時前に起きると、月明かりが見える。天気は回復するとの予報通りで安心する。支度を整えているとヘッドランプは要らない明るさとなり3時半前に出発。熊よけにラジオを携える。他の登山者はおらず独力でのルートファインディングとなることにやや不安あり。整備された登山道を登っていくとカムイ天上を過ぎたあたりから残雪が現われる。所々に赤布がありそれを頼りに進んでいくと天幕の2人組あり。声を掛けて更に進む。カムイサンケイ川への下りのルートの途中で赤布を見失うが、下りやすそうなところを一気に下る。下りたところでアイゼンを装着し雪渓を進むと正しい下り口が直ぐにあった。100m程度下の方に下りてしまったようだ。そのあと直ぐにコマドリ沢の出会いとなり雪渓をひたすら登る。右側にあるはずの夏道への取り付き点に注意して進むが、途中で通り過ぎたことに気がつく。当初の不安が的中したが引き返すには結構登ってしまっており、そのまま雪渓を進む。勾配はきつくなり最後はささくれ立った灌木とハイマツの藪こぎとなり、悪戦苦闘の上、汗だくとなって稜線に出る。ここでアイゼンを外し一休み。ここから正規の登山道を進むとトムラウシ公園あたりの雪原で登山道をまた見失う。暫く探していると後から来た天幕の2人組が地図を片手に迷うことなく斜面を登っていくので付いて行くと夏道に回帰。地図の読解力の差が出たようだ。その後、2人にお礼を言って追い抜き、最後の急斜面では何度か立ち止まって息を整えながら登頂。突如、眼前に雄大な景色が広がり、特に大雪山方面の景色に思わず大きな声で「素晴らしい!!」と声を上げてしまった。途中で藪こぎがあったり道に迷ったりで、想定より30分程度遅れてしまったが、景色が本当に素晴らしいので、いつもより山頂でのんびりと過ごす(それでも25分程度)。荷物を整えると、先ほどの2人が登ってきたので、カメラのシャッターを押してあげてお先に失礼する。帰りは、雪渓を駈けるように大胆に下りるも、基本的には正規のルートを慎重に進む。コマドリ沢の取り付きで7〜8人組のパーティーとすれ違う。単独の私も入れて本日4組目。時間的にも彼らが、最後のパーティーと思われる。隣りの十勝岳は山開きと聞くが、やや奥深いこの山のこの時期はまだ人の入りも少ないようだ。カムイサンケイ川からの登りで、大きく50mほどトラバースする箇所があり、行きはここを見落としてしまったことに気が付くが、誰もこのルートで下りた形跡はなく大した問題はなさそうである。その後も赤布を頼りに稜線を進み、雪原を抜けてからは、ぬかるみの多い道を下り無事に登山口へ。相変わらず道迷いの多い1日であった。
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