タカンボウ山経由の大門山
- GPS
- 10:12
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,617m
- 下り
- 1,706m
コースタイム
天候 | 雪時々晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
営業前につき登山届をインフォメーションセンター入り口に挟んで提出。下山後報告。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪庇形成に注意。 |
その他周辺情報 | くろば温泉(600円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
|
---|---|
共同装備 |
20m補助ロープ(shinmon)
|
感想
冬にはアプローチの遠くなる大門山は、僕の実力で日帰り山スキーの出来る内で最上級の山の一つだ。これまで2回冬に登頂したが、いずれもブナオ林道から登った。タカンボウ山を経由する今回のルートは、過去2回計画するも天候理由で叶わず宿題となっていた。
タカンボースキー場の、当然リフト運転は待っていられないので、ゲレンデ下標高400mから1100mのタカンボウ山へ、ブナオ林道側に滑り降りてブナオ峠に標高差200m登り返す。大門山へさらに600m登り、滑ってブナオ峠に戻ったら林道より北の支尾根のピークへ100m上がって尾根を下りてくる、累積登行標高差1600mのルートとなる。
朝4時前に出発して、タカンボウ山まではラッセルも大したことなく、快調に2時間足らずで山頂に到着。明るくなって最初の滑降との予定だったが、早すぎてヘッ電滑降となり、再シールオンとする最低鞍部で漸く明るくなった。
ブナオ峠まではほぼ林道伝い、時々ショートカットでルート的な困難はないが、膝下までのまともなラッセルとなって、この先だんだん大変になるだろうとの予感があった。天気はこのころが一番良く、タカンボウから登る日の出、朝焼けに染まる雪景色が感動的に綺麗だった。一時間くらいしか持たなかったが。
ブナオ峠から大門山への尾根に上がると、最初は却ってラッセルが楽になった。風が雪を吹き飛ばす尾根筋だからだろう。しかし次第にまた雪は深くなっていき、極め付きは夏道分岐点から上の、山頂への最後の登り。ここで僕は足が攣り出し、ラッセル交代を免除してもらい、元気なシンモンさんに引っ張られて無視界で雪も舞う大門山頂に達することが出来た。
写真撮りとシール剥がしだけでいち早く滑降を開始、登りトレースを見失わないように、また雪庇に注意して安全第一の滑りで樹林帯まで逃げ込み、標高1300mで大休止。菓子類を互いに交換し、甘酒で温まった。
休憩地点からブナオ峠までは本日随一の楽しい滑降で、20分足らずで峠に到着。そこから最後のシール登行で約1100mに上がるが、ここもラッセルの厳しい場所だった。
支尾根の下りもなかなかだった。標高1100mから980mまでが緩斜面区間で、スキーでも殆ど歩き、緩い登り返し、巻きもある。この区間を途中休憩を挟んで正味32分かかった。一昨年の2月に3人で行ったときは、同じ区間を15分で通過していた。980mから下は、雪は重いもののまずまず快適な滑降とはなり、林道の直前で尾根が痩せたら側面に逃げて林道に到達。林道部分もノートレースなのですいすい滑る区間は少なく、腕で押して進めばまだ楽、かなり歩いて西赤尾のゲートに到着、10時間を超えた充実の行動が終わった。
今回師匠から与えられたミッションはタカンボウ山経由の大門山。
順尾山-大倉山-赤堂山-月ケ原山-多子津山-大門山-赤摩木古山-見越山-奈良岳-大笠山-笈ヶ岳-仙人窟岳-国見岳-瓢箪山…
石川に生まれ育った自分には「そそる」山並み。
縦走できたら超絶悶絶しそう。
夏冬含めての初大門山にしてはハード過ぎやしませんかと思いつつも実行で即答し準備をした。
先が長いこともありタカンボウ山まではかなりpushして進んでしまった印象。何も見えないは寒いはでとっととドロップポイントに向けて移動。少し薄暗くなってきた斜面をヘッデンで滑走した。意外といい斜面。楽しい!
細尾根を過ぎて最下点までくれば日の出前の明るさに包まれた。
ブナオ峠の手前くらいから大門山を含む県境稜線までは比較的冷たい風が吹いて雪に変化をつけていた。
不動滝につながる谷は良質のパウダーが詰まっていそうだけれども、今日は入るのは危なそう。正月前後の根雪とこの1週間ほどの雪の間でずれるし昨日からの雪も5cmほどのところで切れてスラブがコロコロ落ちてくる。
雪庇に注意しつつ県境稜線近くまで出ればあともう少し。
ここから雪質が大きく変わって重いどっしりとしたものになった。ラッセルは重いけれどもあと少し。初の大門山にたどり着いた。
視界はないし樹もないツルツル山頂。心眼で金沢平野を見て滑走へ。
県境尾根を離れればふわふわパウダー。ブナオ峠までたっぷり楽しんだ。悶絶。
この頃には気温も高くなって雪も重くなってきており、登り返しや微妙なアップダウンの下りラッセルも修行です。
Nishidenさんは平然としていたが1100m直下の細尾根通過はちょっと尻の穴(失礼!)がむずむずしました。落ちたら這い上がれません。
950mくらいから800mくらいまではそこそこ斜度もあり重い雪でも滑走になったが、それ以下は藪・腐れ雪修行となりました。
怪我しないように慎重に滑走して林道に着地。先頭は歩き、後続はゆっくり滑走でゲートまでたどり着きました。
Nishidenさん、ありがとうございました。
またhard missionお願いします!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する