上信国境軽井沢編（矢ヶ崎山〜桜堂山〜黒岩山）

2019年02月02日(土) [日帰り]

• GPS: 10:56
• 距離: 27.8km
• 登り: 1,207m
• 下り: 1,196m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:14
• 休憩: 1:43
• 合計: 10:57

距離 27.8km 登り 1,217m 下り 1,226m

5:58 スタート地点
6:11 6:12 旧軽井沢
6:24 旧碓氷峠遊覧歩道入口
7:27 7:32 熊野神社
7:37 8:08 碓氷峠見晴台
9:23 9:44 碓氷峠
10:30 10:48 矢ヶ崎山
11:36 11:43 入山峠
12:39 12:43 桜堂山
13:06 13:14 新軽井沢峠
13:51 13:52 和美峠
14:18 14:25 黒岩山
15:20 妙義荒船林道終点
16:55 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

碓氷軽井沢IC〜雲場池駐車場

コース状況／危険箇所等

・積雪は10〜20cm、吹き溜まりで膝下ぐらいでした。
・県境尾根は地図に載っていませんが、碓氷峠〜矢ヶ崎山、入山峠〜桜堂山〜黒岩山〜妙義荒船林道は比較的赤テープがありますが、破線〜バリルートという感じです。
　尾根の分岐が多数あるので、地図の確認が必須です。
　一部スズダケや笹の藪がありますが、季節柄か小規模で、あまり気になりませんでした。
・新軽井沢峠への下り口とそこからの登り口が不明瞭で、正解かどうかわかりません。

写真

2/2 6:03

話題となった月、金星、木星のランデブー

2/2 6:11

軽井沢って感じですね

2/2 6:40

碓氷峠遊歩道、アニマルトラックしかありません

2/2 7:28

赤線接続ポイントの熊野神社

2/2 7:29

神社も上信国境

2/2 7:31

伊達正宗もこの峠を越えたそうです

2/2 7:38

見晴台、展望ポイントであると同時に御来光ポイントのようでカメラマン多数

2/2 7:42

ここも県境、ここからはトレースありません

2/2 7:44

裏妙義、表妙義、御荷鉾山と幾重にも連なってます

2/2 7:45

これから歩く稜線、中央上にゲレンデトップにある矢ヶ崎山が見えてます

2/2 7:57

不思議な角度の八ヶ岳

2/2 7:48

八ヶ岳の左に見えているのは北岳？

2/2 7:57

見晴台の南端に行くと浅間山登場

2/2 7:57

軽井沢のシンボル離山がぽっこりと

2/2 8:13

アニマルトラックしかない快適な稜線、うさぎと違って沈み込むのでワカン装着

2/2 9:11

樹間から矢ヶ崎山が見えますが、まだだいぶ遠い

2/2 9:22

碓氷峠到着、ぴったり県境です

2/2 9:57

雪が深くなってペースがあがりません

2/2 10:03

ここだけ木に雪が付着しているのは人工雪のせい？

2/2 10:15

一瞬、プリンススキー場に合流、浅間山と離山の景色が素晴らしい

2/2 10:32

最後は急登で狭い矢ヶ崎山、素晴らしい展望です

2/2 10:36

浅間山と離山

2/2 10:37

草津白根山

2/2 10:37

裏妙義の右手前に以前登った稲村山が立派でびっくり

2/2 10:37

山急山と五輪岩

2/2 10:37

谷急山（右）と表妙義（左）

2/2 10:37

あまり雪がなさそうな榛名山

2/2 10:38

歩いてきた上信国境稜線

2/2 10:38

軽井沢の街が箱庭みたいに見下ろせます

2/2 11:27

笹交じりの稜線となってきました

2/2 11:29

インパクト大の高岩

2/2 11:41

入山峠で碓氷バイパスを横切ります、猛スピードで車が通過するので、迅速に横切らないと

2/2 12:11

スズタケがうるさくなってきました

2/2 12:13

何とか通れる幅が確保されてます

2/2 12:18

藪がないと快適

2/2 12:30

そそり立つ桜堂山

2/2 12:42

稲村山、山急山、榛名山の展望

2/2 12:44

展望素晴らしい桜堂山

2/2 12:51

桜堂山からも浅間山が美しい

2/2 12:52

表・裏妙義の山並みが特に素晴らしい

2/2 12:52

裏妙義

2/2 12:52

表妙義と手前は大烏帽子・小烏帽子でしょうか、左に谷急山

2/2 12:53

針の山のような表妙義ズーム

2/2 12:56

東西御荷鉾山

2/2 13:12

新軽井沢峠も県境、ここは下山口も登山口も難しかった

2/2 13:51

さらに進んで和美峠、群馬側は安中市から下仁田町に変わりました

2/2 14:09

黒岩山への登りはきつかった

2/2 14:18

展望ない黒岩山

2/2 14:28

黒岩山からは赤テープ多く、ルート分かり易ったです

2/2 14:40

笹が増えてきました

2/2 15:02

別荘地から浅間山を望みます

2/2 15:04

以前登った群馬100の日暮山が近づきます

2/2 15:19

そして見覚えのある妙義荒船林道、ここで赤線が接続し、国境稜線歩きも終了

2/2 15:36

バスに間に合わなかったので、浅間山を見ながら旧軽井沢まで歩きます

2/2 15:49

浅間山荘事件の碑、この辺りが事件の現場なのでしょうか

2/2 15:49

川が凍りついてます

2/2 16:55

出発して11時間、疲労困憊で駐車場に戻ってきました

撮影機器：

NIKON 1 J1 NIKON CORPORATION

感想

hirok

上信国境は何度か歩いてますが、今回は軽井沢周辺の国境を歩きます。
著名な山がないエリアですが、赤線繋ぎでは重要なセクション。
今回歩くのは旧碓氷峠〜妙義荒船林道終点までとさほど長くないので、
積雪時期を選んでチャレンジです。
15時台のバスに間に合わなければ、7kmを歩きで戻るしかありません。

軽井沢の前日22時の気温は-9℃、朝はどこまで冷え込むのか戦々恐々でしたが、
-7℃と割と穏やかな朝でした。
まだ人気のない旧軽井沢を出発し、碓氷峠遊歩道へ入ります。
ここは初めて歩きましたが、もう少し広ければクロスカントリーができそうな
積雪時期でも適した遊歩道でした。
稜線が近づくにつれ吹き溜まりが多くなり、ペースが落ちます。
そして赤線接続点の旧碓氷峠にある熊野神社に立ち寄ります。
歩き始めてすぐに見晴台、妙義の奇岩、浅間山を一望できる絶景ポイントでした。
ここで昼食とし、予想通りトレースなく、誰とも会わない県界尾根に踏み出します。

思ったより沈み込みが大きいのでワカンを装着。
碓氷峠までは普段は気にならないような小刻みなアップダウンがあり体力が消耗。
矢ヶ崎山手前でプリンススキー場に一旦合流、
標高差が小さいですが、実に景色の良いスキー場だったと改めて思いました。
矢ヶ崎山は狭い山頂ながら展望良好。
しかしここまででかなり体力を消耗、かつコースタイムオーバーで、
この日の行程をこなせるのか不安になってきました。

矢ヶ崎山からの急な下りでは、雪が少なくなってきたのでワカンを外します。
次のピークの桜堂山は妙義のNo1展望台といってもいいのではと思えるほど。
恐ろしいほど迫力ある景色で感動でした。
ラストの黒岩山へのきつい登りを終えると、後は緩いアップダウン。
見覚えのある妙義荒船林道に無事降り立ち、ほっとしたものです。
バスには全然間に合わず、浅間山を見ながら駐車場までロード歩きとなりました。

大した標高差ではなかったのですが、終始ノートレースで体力消耗はいつも以上。
お腹は空くし、1.5Lの水もギリギリ。
タフな上信国境でしたが、念願の荒船山〜鼻曲山の稜線が繋がりました。

コメント

chii1961

見慣れないアングルです。
hirokさん　こんばんは

以前から、軽井沢付近の県界ルートは歩くことが出来るのか？と
思っていましたが、歩くことができるのですね。。それにしても
見慣れた山を見慣れないアングルから見る…新鮮です。自分も、
歩いてみたい気持ちになりました。しかし、雪のない時期では…
藪々で無理でしょうか？雪の中を歩くのは、自分の力では難しい
気がします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　埼玉のchii

hirok

意外と楽しかった県界尾根
chii1961さん、こんばんは

地図に載っていない尾根は地味なことが多いのですが、
見晴台、矢ヶ崎山、桜堂山と展望ポイントも随所にあり、
自然林がほとんどのエリアだったので、楽しめました。

こちら側から妙義などを眺める機会はあまりないので、とても新鮮です。
それにしても妙義は絵になる光景ですね。
登って良し、見て良し、です。

藪の区間はそれほど長くはありません。
夏の状況はわかりませんが、雪が降る前の初冬あたりが歩きやすいかもしれません。

satfour

軽井沢プリンススキー場
hirokさん、こんばんは。
（関越道、私が追っかける形で走っていたようです）

タイトルの一部「矢ヶ崎山」をみて、
軽井沢プリンススキー場に行ったのかと思いましたが、
ちゃんと山歩きでした。
youtaroさんも、以前に同じようなルートを歩いていたようで
初夏に行くにも、真冬に行くにも、
どちらの時期も大変タフなルートですね。

桜堂山というところ、展望すばらしいです。
私にはこのルートは、行けませんので、
軽井沢プリンススキー場から矢ヶ崎山にリフトで行ってみようかと思います。

hirok

通じましたか
satfourさん、こんばんは

この週末はスキーでしょうか？
矢ヶ崎山で通じるとはさすがスキー通ですね。
矢ヶ崎山はゲレンデトップからはわずかな距離ですが、
碓氷峠から登ると意外と岩山でびっくりでした。
東側は絶壁ですし。

桜堂山は無名の山だと思いますが、素晴らしい展望で感激です。
妙義をここほど間近に見れる山はそうそうないと思います。
ステージのように妙義側に突き出しているのですが、
雪がべったり付いていて、掴まる物がなかったので、先端まで行く勇気はありませんでした。

tailwind

接続おめでとうございます
hirokさん、こんばんは！

着々と赤線を繋げられていますね。
信州在住でも、最近軽井沢方面に出向くのは、
専ら結婚式に列席くらい
この様に国境を徘徊するなど、想像もつきません

hirokさんがバスに乗り遅れ!?
レアな状況ですが、ヒッチハイクをしないのは流石
私など、旅の恥はかき捨てで、速攻で交渉しましたから

積雪路はパワーを使いますね
推進力が上滑りし、無駄にエネルギーを消耗。
その中、この行程を歩かれるのは凄いと思います！

それにしても群馬の山々、やはり迫力ある眺めですね。
隣接した県なのに山容がまるで違い、拝見していて楽しいです。

hirok

課題クリア
tailwindさん、こんばんは

軽井沢周辺をどう歩くかはずっと悩んでいたのですが、
何とか県境で歩くことができました
あまり期待していなかった稜線ですが、自然林ほぼ100％かつ展望ポイントありで、
なかなか楽しめる稜線でした。
矢ヶ崎山までは大幅に予定より遅れ、完走も危ぶまれたほどでしたが
途中でバスは諦め、赤線接続に執念を燃やしました

積雪路は慣れていないこともあって、時間がかかります。
お腹の空き方からも体力消耗度が何となくわかります。

妙義を含む西上州は見ていても山容が楽しいですね。
このエリアだけ何でこんなに個性的な山が多いのかとても不思議です

qwg

記憶に新しい
秋に歩いたところなので、季節の違いを感じながら楽しくレコ拝見させてもらいました。
桜堂山は展望良いんですね。山頂に行かず巻いてしまったのが悔やまれます。
私は、和美峠〜八風山区間がまだ繋がってません。この季節歩けばラッセルしない程度で楽しめそうですね。
浅間隠から北の菅峰までの稜線も面白そうなのでそのうち歩いてみたいと思ってます。

hirok

もう一度桜堂山？
qwgさん、こんばんは

今回もレコ参考にさせていただき、ありがとうございました。
相変わらずタイムは参考にしませんでしたが

桜堂山の急登、トラバースの方が大変だと思います。
個人的にトラバース苦手なので（特に雪道）、
必然的に山頂に直登ですが、妙義側に張り出したステージのような所があって、
展望素晴らしかったです。
雪がべったりで掴まる木がなかったので、先端までは行けませんでしたが。

qwgさんには和美峠〜八風山ではいくらなんでも短すぎるので、
入山峠〜桜堂山経由でいかがでしょう

浅間隠山〜菅峰は尾根上歩けるんですか。
あまり見たことがないので、藪藪でしょうか。

youtaro

色々と思い出します
hirokさん、こんばんは。

碓氷峠から日暮山の手前までは雪のない時期に
歩きましたが、結構苦労した印象があります。
雪の季節はなおさらですね
自分はバリルートではない矢ヶ崎山から入山峠へ向かう部分で
道間違いをしてしまい、下仁田駅行きのバスに
間に合わなくなりました。。レコを拝見して
色々と思い出します

赤線接続おめでとうございます！

hirok

歩きがい
youtaroさん、こんばんは

youtaroさんのレコを再訪問しましたが、
youtaroさんですら苦労されたので、バスに間に合わなかったのは致し方ないですね
ルーファイあり、展望地あり、藪ありと、歩きがいを感じました。
花はありませんが、冬は展望が素晴らしく、楽しめました。
地理的に妙義が近いので、迫力が見事でした。

youtaroさんが気にされた別荘族の目を気にする必要がないのも冬の特徴かも。
一方、軽井沢の市街地は中国人多数でした。

課題であった浅間と西上州がつながり、西上州の赤線繋ぎも終盤となりました。
さらに困難そうな所が残っているので、どう繋げるか、考えるのが楽しみです