ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 172538
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
丹沢

苦しかった!犬越路から檜洞丸

2012年03月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.2km
登り
1,190m
下り
1,191m

コースタイム

7:52西丹沢自然教室-9:40犬越路-11:20小笄-12:26大笄-13:20檜洞丸13:40-15:10ゴーラ沢出合-15:50西丹沢自然教室
天候 曇り時々晴れ 
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車は西丹沢自然教室へ。自然教室までの道のりは雪もなく今日は、凍結もありませんでした。
コース状況/
危険箇所等
犬越路まで谷間の積雪量は多くても多くても30cm位ですが、稜線に出ると一気に増えます。稜線上は吹きだまりで70cm位です。
犬越路からは雪が多く、雪によって笹が登山道を塞いでいる箇所が多数あります。ヤブ漕ぎとラッセルの2重奏でかなり疲れます。所々で倒木と笹で塞がれた場所では斜面のトラバースを強いられますので、滑落に注意してください。アイゼンは必要です。
小笄から先の岩が露出した場所では、氷が張っていますので、こちらも滑落注意です。途中の鎖場は鎖が凍っています。
犬越路からの登りはかなり疲れます。標準時間では着かないので時間に余裕を持って行動してください。
2012年03月03日 07:52撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 7:52
用木沢の河原辺りで小雪が舞いだす。晴れの予報なのに (T T)
2012年03月03日 08:33撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 8:33
用木沢の河原辺りで小雪が舞いだす。晴れの予報なのに (T T)
だんだん雪の量も増えてくるが、15cm位です。
2012年03月03日 09:15撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 9:15
だんだん雪の量も増えてくるが、15cm位です。
犬越路に到着。
2012年03月03日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 9:40
犬越路に到着。
稜線は別世界でした。一面が樹氷です。この先、いきなり笹のヤブ漕ぎが始まります。
2012年03月03日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
3/3 9:40
稜線は別世界でした。一面が樹氷です。この先、いきなり笹のヤブ漕ぎが始まります。
2012年03月03日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 9:40
樹氷発達中。
2012年03月03日 09:41撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 9:41
樹氷発達中。
2012年03月03日 09:43撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 9:43
木々が覆いかぶさっているので、これをかき分けて進みます。せっかく綺麗な樹氷をまとっているのに残念。
2012年03月03日 10:01撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
3/3 10:01
木々が覆いかぶさっているので、これをかき分けて進みます。せっかく綺麗な樹氷をまとっているのに残念。
先行者のトレース。これで積雪30cm位です。
2012年03月03日 10:03撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
3/3 10:03
先行者のトレース。これで積雪30cm位です。
2012年03月03日 10:10撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 10:10
これが最初の難関を振り返ったところ。画面左下の斜面の笹につかまってトラバースしました。
2012年03月03日 10:22撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 10:22
これが最初の難関を振り返ったところ。画面左下の斜面の笹につかまってトラバースしました。
ここでアイゼン装着。ここからアイゼントレ開始です。
2012年03月03日 10:22撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 10:22
ここでアイゼン装着。ここからアイゼントレ開始です。
一瞬の晴れ間。
2012年03月03日 10:30撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 10:30
一瞬の晴れ間。
レンズが曇った・・・
2012年03月03日 10:31撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 10:31
レンズが曇った・・・
笹ヤブをかき分けて進みます。ヤブ漕ぎ疲れます。
2012年03月03日 10:42撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 10:42
笹ヤブをかき分けて進みます。ヤブ漕ぎ疲れます。
日差しが差しだすと樹氷が音を立ててバラバラと降ってきました。
2012年03月03日 10:51撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
3/3 10:51
日差しが差しだすと樹氷が音を立ててバラバラと降ってきました。
2012年03月03日 11:01撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 11:01
2012年03月03日 11:02撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 11:02
凍りついた木々で行き先は真っ白です。美しい。
2012年03月03日 11:06撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
2
3/3 11:06
凍りついた木々で行き先は真っ白です。美しい。
今日、富士山を見れたのはこの時だけでした。
2012年03月03日 11:06撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
6
3/3 11:06
今日、富士山を見れたのはこの時だけでした。
最初の鎖場、鎖は雪に埋まって、凍りついていました。
2012年03月03日 11:11撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 11:11
最初の鎖場、鎖は雪に埋まって、凍りついていました。
この辺で撤退を考えました。この後、後続の方2名に追い付かれます。でも・・・
2012年03月03日 11:28撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 11:28
この辺で撤退を考えました。この後、後続の方2名に追い付かれます。でも・・・
その後続の方に勇気をもらって先に進むことにしました。
2012年03月03日 11:40撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
3/3 11:40
その後続の方に勇気をもらって先に進むことにしました。
岩も凍りついています。アイゼントレにはぴったりなシチュエーションです。
2012年03月03日 11:50撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
3/3 11:50
岩も凍りついています。アイゼントレにはぴったりなシチュエーションです。
2012年03月03日 11:51撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 11:51
2012年03月03日 12:05撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 12:05
痩せ尾根のところでパーティとすれ違いました。
2012年03月03日 12:54撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
3/3 12:54
痩せ尾根のところでパーティとすれ違いました。
この方に勇気をもらってなんとか頂上に到着。ここまで長かった。
2012年03月03日 13:20撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
2
3/3 13:20
この方に勇気をもらってなんとか頂上に到着。ここまで長かった。
2012年03月03日 13:40撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 13:40
頂上は一面のガスで見晴らしはゼロでした。
2012年03月03日 13:20撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 13:20
頂上は一面のガスで見晴らしはゼロでした。
2012年03月03日 13:20撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 13:20
帰りはつつじ新道で帰ります。木道にアイゼンの歯を立てるのが心苦しい・・・
2012年03月03日 13:51撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
2
3/3 13:51
帰りはつつじ新道で帰ります。木道にアイゼンの歯を立てるのが心苦しい・・・
これは樹氷のかけらが落ちたもの。これが一面に落ちていて。地面がさらさらと崩れます。歩きにくい。
2012年03月03日 14:02撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 14:02
これは樹氷のかけらが落ちたもの。これが一面に落ちていて。地面がさらさらと崩れます。歩きにくい。
もくもくとただ下ってゴーラ沢出合。
2012年03月03日 15:11撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 15:11
もくもくとただ下ってゴーラ沢出合。
登山道入り口に到着です。
2012年03月03日 15:43撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
3/3 15:43
登山道入り口に到着です。
まだ結構車が残っていました。意外と早く戻ってこれたみたいです。
2012年03月03日 15:50撮影 by  Canon PowerShot G12, Canon
1
3/3 15:50
まだ結構車が残っていました。意外と早く戻ってこれたみたいです。
撮影機器:

感想

今日は10本爪アイゼンの歩行トレーニングに行ってきました。
場所は犬越路から檜洞丸へ。小笄から大笄間の岩場・鎖場がトレーニングにちょうど良いと前から思っていたので、今回、週初めに大雪が降り、その後気温が上がって雪が溶けてしまうのではないかと心配でしたが、心配をよそに思いっきり雪山を堪能できました。

それにしても天気がすぐれない。晴れの予報なのに時折降雪。先が心配です。

犬越路から先へ進むと、すぐに雪で倒れた笹の上をヤブ漕ぎしながら進むことになります。これも初めての洗礼で一瞬たじろぎましたが、先行者のトレースを追っていきます。それにしても、木々に付着した樹氷が見事でした。最初はあまりに綺麗なので、壊さない様に注意して歩いていましたが、笹のヤブ漕ぎがものすごく、その余裕はいつの間にかなくなってしましました。

トレースを追って進んで行くと痩せ尾根上に笹が覆いかぶさり、おまけに倒木が道を塞いでいましたが、その先に先行者の姿を発見。どうやら斜面をトラバースして進むようです。結構な斜度をトラバースするので、結構ビビりましたが、笹をつかんでなんとかトラバース。先行者がここでアイゼンを装着しているのを確認し、自分もこの先に危険を感じたので、ここでアイゼンを装着することにしました。ここからアイゼントレ開始です。

途中で先行者様を追い抜き、そこからはもう一つのトレース(このトレースが本日の一番手)を追い、やはりあちこちで怖いトラバースを強いられます。と、なんとトラバース中に前爪をズボンに引っ掛けて穴を開けてしまいました。ズボンの穴で済んだから良いですがこれでバランス崩して滑落したら、話になりません。前爪に注意ですね。
ラッセルとヤブ漕ぎで思うように進めず、あまりに時間がかかっているので山頂まで辿り着けるか心配になり、引き返そうと本気で考えましたが、もたもたしていたところに、後続の二人(一人は追い抜いた方)が追いついてきて、その二人は進むということでしたので、お二人に勇気をもらって先に進むことに決めました。

するとしばらくしてようやく目的の小笄と大笄間の岩場に到着。岩には氷が張っていて、ちょうど良いアイゼントレになるなと思いました。鎖も凍結していて、私にとって最も雪山らしい雪山となりました。
ここら辺までくると、ヤブ漕ぎはもうなく、ラッセルが少々しんどいですが、ヤブ漕ぎが減った分楽になりました。
それにしても遠い・・・・。こんなに遠く感じるとは。

なんとなく周囲が開けた感じになり、頂上の兆しが見え始めたころ、ついに山頂方面からの単独女性の下山者とすれ違いました。つつじ新道から登ってきたのでしょう。今日、犬越路から登りですれ違ったのは、この女性とグループ登山2グループでした。

ようやく見覚えのある木段が現れ、最後の斜面をひと登りして頂上に到着。今日は晴れの予報でしたが、結局山頂ではガス。勇気を頂いたお一方(もう一方は途中で抜く)にお礼を伝え、昼食を取ることにしました。

昼食もそそくさと済ませて、到着が遅くなった分急いで下山することにします。途中でアイゼンを外しましたが、雪がズルズルと滑り慎重に進みます。山と渓谷か何かの雑誌に書いてありましたが、「下山は消化試合みたいなもの」、まさにそんな感じでもくもくと下山。西丹沢自然教室へ帰るのでした。

アイゼントレとはいえ、ガッツリ雪山登山させていただきました。それにしても疲れた。今回は、1月の大雪時の丹沢山よりもきつかった。今シーズン最後の雪山かな。

来週はまったりと鍋焼きうどんでも食べに行くかな。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1479人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 丹沢 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら