苦しかった!犬越路から檜洞丸
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,190m
- 下り
- 1,191m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
犬越路まで谷間の積雪量は多くても多くても30cm位ですが、稜線に出ると一気に増えます。稜線上は吹きだまりで70cm位です。 犬越路からは雪が多く、雪によって笹が登山道を塞いでいる箇所が多数あります。ヤブ漕ぎとラッセルの2重奏でかなり疲れます。所々で倒木と笹で塞がれた場所では斜面のトラバースを強いられますので、滑落に注意してください。アイゼンは必要です。 小笄から先の岩が露出した場所では、氷が張っていますので、こちらも滑落注意です。途中の鎖場は鎖が凍っています。 犬越路からの登りはかなり疲れます。標準時間では着かないので時間に余裕を持って行動してください。 |
写真
感想
今日は10本爪アイゼンの歩行トレーニングに行ってきました。
場所は犬越路から檜洞丸へ。小笄から大笄間の岩場・鎖場がトレーニングにちょうど良いと前から思っていたので、今回、週初めに大雪が降り、その後気温が上がって雪が溶けてしまうのではないかと心配でしたが、心配をよそに思いっきり雪山を堪能できました。
それにしても天気がすぐれない。晴れの予報なのに時折降雪。先が心配です。
犬越路から先へ進むと、すぐに雪で倒れた笹の上をヤブ漕ぎしながら進むことになります。これも初めての洗礼で一瞬たじろぎましたが、先行者のトレースを追っていきます。それにしても、木々に付着した樹氷が見事でした。最初はあまりに綺麗なので、壊さない様に注意して歩いていましたが、笹のヤブ漕ぎがものすごく、その余裕はいつの間にかなくなってしましました。
トレースを追って進んで行くと痩せ尾根上に笹が覆いかぶさり、おまけに倒木が道を塞いでいましたが、その先に先行者の姿を発見。どうやら斜面をトラバースして進むようです。結構な斜度をトラバースするので、結構ビビりましたが、笹をつかんでなんとかトラバース。先行者がここでアイゼンを装着しているのを確認し、自分もこの先に危険を感じたので、ここでアイゼンを装着することにしました。ここからアイゼントレ開始です。
途中で先行者様を追い抜き、そこからはもう一つのトレース(このトレースが本日の一番手)を追い、やはりあちこちで怖いトラバースを強いられます。と、なんとトラバース中に前爪をズボンに引っ掛けて穴を開けてしまいました。ズボンの穴で済んだから良いですがこれでバランス崩して滑落したら、話になりません。前爪に注意ですね。
ラッセルとヤブ漕ぎで思うように進めず、あまりに時間がかかっているので山頂まで辿り着けるか心配になり、引き返そうと本気で考えましたが、もたもたしていたところに、後続の二人(一人は追い抜いた方)が追いついてきて、その二人は進むということでしたので、お二人に勇気をもらって先に進むことに決めました。
するとしばらくしてようやく目的の小笄と大笄間の岩場に到着。岩には氷が張っていて、ちょうど良いアイゼントレになるなと思いました。鎖も凍結していて、私にとって最も雪山らしい雪山となりました。
ここら辺までくると、ヤブ漕ぎはもうなく、ラッセルが少々しんどいですが、ヤブ漕ぎが減った分楽になりました。
それにしても遠い・・・・。こんなに遠く感じるとは。
なんとなく周囲が開けた感じになり、頂上の兆しが見え始めたころ、ついに山頂方面からの単独女性の下山者とすれ違いました。つつじ新道から登ってきたのでしょう。今日、犬越路から登りですれ違ったのは、この女性とグループ登山2グループでした。
ようやく見覚えのある木段が現れ、最後の斜面をひと登りして頂上に到着。今日は晴れの予報でしたが、結局山頂ではガス。勇気を頂いたお一方(もう一方は途中で抜く)にお礼を伝え、昼食を取ることにしました。
昼食もそそくさと済ませて、到着が遅くなった分急いで下山することにします。途中でアイゼンを外しましたが、雪がズルズルと滑り慎重に進みます。山と渓谷か何かの雑誌に書いてありましたが、「下山は消化試合みたいなもの」、まさにそんな感じでもくもくと下山。西丹沢自然教室へ帰るのでした。
アイゼントレとはいえ、ガッツリ雪山登山させていただきました。それにしても疲れた。今回は、1月の大雪時の丹沢山よりもきつかった。今シーズン最後の雪山かな。
来週はまったりと鍋焼きうどんでも食べに行くかな。
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