伊吹山バックカントリー


- GPS
- 07:05
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,185m
- 下り
- 1,178m
コースタイム
8:25 1合目
9:50 3合目
10:35 5合目
10:55 6合目避難小屋到着
<ご飯(おにぎり2つ)>
11:15 6合目避難小屋出発
12:40 頂上到着
13:10 頂上出発
13:40 3合目
14:20 1合目
14:40 登山口
※登り:約4時間半 下り:約1時間半
登りがかかりすぎだな。やはり、スキー板とブーツの両方を担ぐのはしんどかった…
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口近くは1000円 |
写真
感想
伊吹山(いぶきやま)。関西の名山です。
何よりも響きがいいですよね。息吹と語感が同じで、力強い感じ。
新幹線で東京から大阪方面に向かっていると、名古屋を越えて関が原を過ぎたあたりに右手にど〜んとそびえていて目立ちます。
冬は白い化粧をまとってとてもきれい。
深田久弥の日本百名山にも選ばれていてとても有名。
しかし、実は車道が山頂付近まで通じていて、春〜秋はハイヒールでも山頂に来れてしまい、ちょっと趣がないです。
冬は車道が通行止めになるので、下から歩くしかありません。
標高は1377mと、他の百名山と比較してかなり低いのですが、標高200m付近から登りはじめるので、標高差は1200m近くになります。
これだけの標高差は関西のお山では珍しいです。
関西復帰の第一弾は伊吹山にしようと決めていました。
せっかくなので、スキーを担いで滑ってこようというわけ。
家を4時過ぎに出発して、途中朝ごはんを食べてゆっくりしながら7時半ごろ登山口に到着。
米原ICから20分ほど。このアプローチのしやすさもなかなかよいです。
登山口付近は普通の民家が庭を駐車場として営業しています。
500円。登り口付近の駐車場は1000円ですが、それほど距離は変わらないので500円のところのほうがいいでしょう。
登り口には「三ノ宮神社」という神社があります。
親近感が沸きますね。登山と滑降の無事をお祈りして出発。7時50分。
今回の装備ですが、頂上直下に急斜面があるという情報を得て「それならばアイゼンが必要かも」ということで、冬用の登山靴を履いて、スキーブーツ(兼用靴)はザックに入れて担ぐスタイル。
歩きやすいのですが、スキー板とブーツの両方を担いでいるので、重い…
しかも、念のためピッケルも持っていったので、道具がいっぱいです。
最初は静かな森の中を坦々と登り、やがて1合目の看板が現れます。
ここからスキー場の跡地を登っていきます。
う〜、地面がぬかるんで滑って歩きにくい…
スキー場跡地を登りきったあたりから雪が深くなってくるので、アイゼン装着。
ただ、今週の雨と、高気温で雪が溶け出してシャーベット状に。足が沈みます…
やがて、伊吹山の全容が見えてきます。
ガスが風で巻き上げられています。
う〜ん、きれい!
やがて3合目の看板に到着。ここから4合目の看板までは緩やかです。
4合目から5合目まではちょっと登ります。
5合目から見上げると、さらに山が大きく見えます。
途中に6合目の小屋が見え、その上を登っている人が米粒のように見えます。
え!?あの斜面を直登するの?
かなりの急斜面。きつそうです。
実際、5合目の標高は880m。
ここから頂上まで標高差500mの斜面となります。
それにしても天気がいい。
日差しが容赦なく浴びせられ、暑いぐらい。
喉がカラカラになります。
しかし!なんと、今日はポカリを500mlしか持って来ず。
あとはカップラーメンとお茶用に魔法瓶に熱湯を500mlほど。
カップラーメンを諦めて、お湯を水にすることにしました。
6合目の小屋の前でおにぎりを食べて腹ごしらえ。
直登に備えます。
6合目からが一番きつかったです。
確かに斜面は急なのですが、それ以上に雪質が悪い…
ぐじゅぐじゅになっていて、踏ん張りが利きません。
ときどき、ズボッとひざ上まで沈んだりして…
さらに肩にスキー板とブーツの重しがのしかかります。
どんどん人に抜かれていく…
まぁ、仕方がないです…
結局、この斜面と2時間近く格闘してました。
登り切ると、広い山頂に出ます。
夏はここに高山植物が咲き乱れるとか。
夏も来てみたいね。
10分ほど歩くと、山頂の標識があり、そこに日本武尊の像が立ってます。
琵琶湖も遠くの山も見え、景色が最高です。
ご飯は6合目の小屋で食べてしまったので、早々に兼用靴に履き替え、スキー板装着。
いよいよ、お楽しみの滑りです。
ただ、雪質が悪いので、思い通り滑れるかちょっと心配ではありました。
ちょっと斜面の傾斜が緩い箇所を探して頂上の稜線を捜索。
端っこのほうの斜面が滑りやすそうだったので、そこからドロップインです。
琵琶湖を見下ろしながら滑っていく。
雪はかなり柔らかいですが、なんとかエッジを効かすことができ、ターンは可能です。
気持ちいい〜
ほんと、最高の気分。
スキーが滑れるようになって本当に良かった。
2,3度こけましたが、問題なく6合目の小屋まで下りてきました。
ただ、6合目より下は雪がもっと悪くなり、雪の量も減り、楽しく滑るのは難しいです。
3合目付近まで滑り降りて、山を振り返ります。
真ん中を直登して、頂上へ。
下りは写真の左の斜面を一気に滑り降りてきました。
今日はスキーの人が自分を含めて2人しかいませんでした。
左斜面のシュプールの1本が自分です。見えますか?
下から自分のシュプールを見上げるのも、この上ない幸せ!
スキー場跡地を滑っているところで雪が切れ、ここでスキーは終了。
ここからスキーを担いで下りてきました。
朝よりも雪が明らかに減ってますね。
明日も雨だというし。
もう、今年は伊吹山のバックカントリーは終了ですね。
先週あたりまでは気温も低くて最適だったのでしょうね。
1400m足らずの山ですが、2000m級の山にも匹敵する楽しさがありました。
駐車場に戻って、隣の車の方と山談義を。
その方の一言。「いやぁ〜、今日一日思いっきり楽しんだぁ〜」
山が好きです。山に登って楽しんでいる人を見るのはもっと好きです。
伊吹山に登って、帰りに温泉に入りたくて、かつ、お腹いっぱい食べたかったら、ぜひ「北近江リゾート」いう施設に来てみてください。
1500円でバイキングがあって、でっかい海老フライが食べ放題なんです。
これがなかなかおいしい。
伊吹山の登山口から車で30分ほど。北陸道木之本ICの近くです。
gucci1212さん はじめまして。
「いやぁ〜、今日一日思いっきり楽しんだぁ〜」多分私だと思います。
天気良かったですね。
ちょっと雪が重く、バテバテの伊吹山でしたが、
またどこかの山で逢いましょう。
私もレコ作成中につき、しばしお待ちを。
sugi-chanさん
ほんとお天気良くて楽しかったですね!
ちょっと暖かすぎて雪が融けて歩きにくかったですが…
登り応えのある山でした。
今年はもうスキーで滑るのは難しそうですが、来シーズンを楽しみにして待っています。
最近、千葉から神戸に引っ越してきたので、関西や中央アルプスあたりの山を中心に登って行きたいと思っています。
どこかの山で再開しましょう!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する