深高山・石尊山(61/栃木百):空っ風・紺碧の空・冬枯れ・絶景の稜線、半袖隊長、岩場転倒救急劇に遭遇
- GPS
- 07:11
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 539m
- 下り
- 652m
コースタイム
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:11
累積標高(上り): 604m /累積標高(下り): 728m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:29.305=22.91+(604÷100)+(728÷100÷2)
→→→判定「●EK24〜32未満 ふつう」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考ガイド】
分県登山ガイド:栃木県の山(2018年版)
44深高山・石尊山:石尊信仰の山は松とツツジの美林が魅力
適期:冬の陽だまり、春のカタクリ・ツツジ
天候 | 晴れ…空っ風が強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
《注》あしばすアッシー(足利市営コミュニティバス)名草線…一律200円 小さなワゴン車のため、定員オーバーとなる場合は、バス会社が別途タクシーを手配し、バスと同料金で利用できるそうだ。 【復路】足利市駅16151631館林駅16341703久喜駅17041810北千住駅1855頃地元駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★コース状況【】 全長は約23kmだが、そのうち稜線歩きの前後二区間(約17.9km=約76%)は道路歩き。 ‘名草BS〜猪子トンネル東入口:約4.5km ∪仟塞堝安此曽俣駅~足利市駅:約13.4km 全行程を通じて顕著な危険個所は特になく、一般的な注意を払えば事足りる。 【転倒負傷事故発生】 …はずなのだが、当日、石尊山展望台から岩場を約15分下った地点(釈迦岩展望地の少し下)で転倒負傷事故が発生し、救急隊が出動する事態となった。 しかし、拙者個人の観点では、事故が生じたのは特に険しい岩場でもなく、ごくごくよくある普通の下り道だった。 20人規模のシニア・ツアー団体客のうち一人が、運悪く、明日を滑らせ転倒したら頭部が岩場にぶつかり出血する事態となったようだ(同行ハイカーより聞いた内容)。 写真にも掲載したが、駆けあがって来た救急隊は5名、遅れて警察官も現場に向かい、登山口には救急車・パトカーがズラリと並んでいた。 「山岳事故はどこでも起きる」 「ひとたび事故を起こすと多くに迷惑をかける」 当たり前だが、山岳事故は起こさない・起こしたくない…と改めて思った。 ★水場:なし ★渡渉箇所:なし ★泥濘状況:なし ★積雪状況:なし(⇒チェーンスパイクを持参するも全くもって不要だった) ★蜘蛛の巣 :なし ☆半袖 タイム:深高山登山口の手前から終点まで ☆半袖 驚かれ指数:1人…石尊山近くで拙者よりやや年配のご夫婦ハイカーに「強いねぇ…」 ★半袖 出会い指数:なし ★入山者: ▲深高山〜石尊山:7組15人ほど ▲石尊山から下り:2組20人ほど(⇒20人規模団体ツアーあり) |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:なし…コンパス登録 ★駐車場:猪子トンネル東入口、石尊不動尊 ★トイレ:なし ★携帯 :全て圏内 ★食料調達処:デーリーヤマザキ(足利市駅舎内) ★酒類調達処:セブン(足利東武駅前店) ★お土産処:足利観光交流館(足利市駅舎内) ★飲食店:寄らず ★温泉:花之湯(花の湯)…銭湯/350円/14時〜22時/日曜定休 https://www.ashikaga.life/2018/02/post-3836/ http://local-energy.sakura.ne.jp/archives/913 ★宿泊施設:日帰り |
写真
感想
【栃木百名山】
栃木百名山巡りの一環で、足利市の深高山・石尊山縦走コースを歩いてきました。
栃木県の山(山渓の分県登山ガイド)で紹介されている初級者向けコースですが、今まで歩く機会がありませんでした。
両毛線沿線の山は、コミュニティバス(今回は足利市の「あしばすアッシー」)に乗れば比較的簡単にアクセスできる山が多く、深高山・石尊山コースはそのうちの一つです。
但し、一般的には松田線・松田四丁目BSから歩くのですが、拙者は赤線繋ぎ(=伸ばし)のため、名草線・入名草BSを起点としました。
従って一般的なルートで歩けば、歩行距離/時間は約3.3km/45分短縮されます。
【驚き〜その1〜】
縦走コースは要所に道標が設置され、特に難所・危険箇所はなく、極めて一般的な縦走コースです。
稜線上に上がってしまえばアップダウンは緩やかで、深高山から石尊山に向けては幅広い尾根道となりルンルン気分で歩けます。
深高山への登りではロープ設置箇所、石尊山からの下りでは岩場がありますが、とりわけ危険箇所ではありません。
しかし、コース状況に記載したように、当日、転倒負傷事故が発生し、救急隊が出動する事態となりました。
岩に頭部を打ち付け出血してしまったとのこと(同行ハイカー談)。その後、救急搬送する救急車がすぐ傍を通って行きましたが、無事のご回復を祈念する次第です。
【驚き〜その2〜】
石尊山から下山後は、バス(アッシー)で小俣駅あるいはJR足利駅/東武足利市駅に出ることができます。
しかしアッシーの運行本数は少なく、運行便がなければ小俣駅まで歩けば約3.5kmです。
それから…小俣駅で両毛線列車に乗るか、赤線繋ぎのため他の駅まで歩くか…選択肢は多数。
計画立案時からあれこれ気迷いましたが、最長距離にはなるが、この機会でなければ歩くことはないであろう足利市駅まで歩くことにしました。
足利には未だに薪で湯を沸かす銭湯「花之湯」があります。
映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の舞台となるほど熱い湯で知られており、2年前に行道山・両崖山から下ってきたときに偶然通り掛かって、文字通り「飛び込み」ました。
「よし、今回も!」と考え、暖簾を午後2時40分頃でした。番台のオバチャンと「2度目だ」とか「石尊山を歩いて来た」とか話していると、テレビ(恐らく「ミヤネ屋」)から「白血病と診断されて…」と音声が流れてきます。
「先日亡くなった堺屋太一さんは白血病だったのかな?」と思っていたら、番台のオバチャンが「この人が白血病になっちゃったのよ…」と拙者を呼びます。
「誰だろう…」と思いながら番台に寄って行くと…「え〜、池江瑠花子さん!!!」
驚き以外の何ものでもありません\(◎o◎)/!
拙者の入社同期生も二人が白血病と診断され、うち一人は昨年3月に生体肝移植手術を受け療養中です。
手術直前にお見舞いに行きましたが、血液の病気だけに、外見上は殆ど変化がないんですね。
それだけに精密検査しなければ分かり難いと友人は言っていましたが、彼も瑠花子さんも、一一刻でも早く回復されることを祈る次第です。
本件を機に骨髄ドナーへの問い合わせが殺到したとのことでしたが、個人的にショックだったのは、年齢上限が54歳だと知ったこと。
拙者はドナーになりたくても、もう、なれない訳だ('Д')。
【渡良瀬橋】
花之湯からは少しだけ遠回りになりますが、渡良瀬橋を渡って対岸へ。
渡良瀬橋と言えば…森高千里のヒット曲「渡良瀬橋」の舞台です。
松浦亜弥じゃないですよ…昭和世代は森高千里!
実際の渡良瀬橋には歩道がなく、渡良瀬橋に沿って歩行者・自転車専用橋が併設されています。
「🎵渡良瀬橋で見る夕日を あなたはとても好きだったわ♫」
1993年発表…森高千里、23歳の曲です。
『「渡良瀬橋」と私 』…発表から20年を経て、渡良瀬橋への思いを語る。
★深高山(しんこうざん)506m:足利百名山
★石尊山(せきそんざん)487m:栃木百名山61座目、足利百名山
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
コメント
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隊長、こんばんは。
私も昨年、仙人ヶ岳のあと深高山を計画はしたのですが、体調不良で、猪子峠から石尊山登山口まで車道歩きしたので、興味深く拝見させていただきました。
しかも何と”事故”の現場に遭遇されるとは
消防隊とか大挙してきてくれるのには、登山者としてありがたいやら、お騒がせ状態なら他山の石だな、とか色々考えさせる場面でした。
それにしても、深高山の登りと石尊山の下りは結構岩々が楽しめるのですね。
猪子山ルートとあわせリベンジしたくなりました。
ところで、隊長の顔出しは解禁されたのでしょうか
思った通り威厳のある、しかしほんのり温かみを感じる方で安心しました
これで事故現場に遭遇するのは5回目です。
立山(真砂岳)、高尾、尾瀬、大山(丹沢)、そして今回。
立山は10月の降雪で6〜7人がなくなった大事故だったので別格ですが、高尾山では脚の付け根を痛めたご婦人のために、消防・警察が合計15人ほどが駆け上がって来るのとすれ違ったので、その大人数に驚いたものでした。
これだげ大騒動になるのか…と思うと、下手にケガなんてできないと感じたものです。
今回もやはりそう思いました。
今回の岩場は、そんなに長いわけでなく、傾斜もそれなりに…でしたから、一般的な注意をもってすれば足りますが、ケガをするときは、どんな原因・タイミングかは分かりませんからねぇ。
…で、シマッタぁ
拙者は記念(証拠)の自撮り写真数枚を、参加メンバーのみ閲覧可にして載せるのですが、最後にその操作を忘れておりました
神戸灘・あかちゃ屋の美人女将にお聞きになった通りのオッチャンでございますm(__)m
隊長
半袖隊長、こんにちは。
怪我や事故って、何でもないとこでもよく起こるんですよね。
私も転んで怪我した記憶は林道とか、どうでもよいところですから。
気を付けなければ!
森高千里って昭和世代に人気有るんですか?
隊長、若いなぁ。
後に、あの南沙織の「17才」をカバーした人ですよね。
南沙織ならなら何でもござれですが、
自分はジジィ過ぎて、森高千里は残念ながら、そのぐらいしか知らない
事故現場を遠目から見た時には、小学生の遠足集団が休憩中なのかと思いましたが、近づくに連れて…もっとシニアだ、何かざわついている、救急隊員もいる…。
ケガされたハイカーのすぐ傍を通りましたが、急斜面でもないし、そんなに岩が凸凹もしてないし…何かのはずみで足先を引っ掛けたか、浮いた石や枝を踏んで滑ったか…。
ホントにこんなところで…と思いました。
でもやはり登りではなく下る途中だったそうです。
「渡良瀬橋」は森高バージョンに対し、松浦バージョンもあるので、二人を対比すると「昭和vs平成」に色分けですね。
「17歳」のカバーに加えて「私がオバさんになっても」(1992年)が代表曲でしょうか?
ちょうど不動産バブルが弾けて長期低落に陥りかけた頃ですね。
自身を振り返ってもバブル資産の処理の真っただ中でした
隊長
隊長さん こんにちは 久しぶりですがお邪魔します
栃木100 だったのですね
ちびの栃木100…去年2月末、kuboyanさんにリクエストして、三峰山と出流観音、星野セツブンソウに行きました。あれは、楽しかったな〜 kuboyanさんを、独り占め
それは、さておき。道中いろいろびっくり がありましたね…
けが人一人に 緊急車両があんなに沢山 気を付けようっと。
事故現場は、ちびも遭遇したことあります。合戦尾根で、若いお嬢さんが膝脱臼かなんかでした。燕山荘のヘリポートに長野県警のやまびこが来ました
そして何より、銭湯✨ 花之湯さん、ですね 昔ながらの The 銭湯!っていう感じのところは少なくなってきてますから、これは貴重です。
足利の、織姫神社やカトリック教会の近くですね…18きっぷの時が、チャンスかな?
情報ありがとうございます
隊長、現場にいたんですか そっちのほうがビックリです
着々と栃木100をこなしておられるご様子
中高年ハイカーって危ないな〜と思ったら
自分もまさにそうでした(笑)
四季の森星野のセツブンソウは、日経新聞土曜版(2月2日)で「早春に咲き誇る絶景の花の名所」の第3位にランクされていましたね。
拙者も今年1月に三峰山を歩きましたが、星野には立ち寄らず仕舞い。
出流観音…というか、出流そばにも大いに魅力があるのですが…。
さて、ひとたび山中でケガして消防に通報すると、驚くほどの救急隊員がやってきます。
ケガ人が自力で歩けるのであればそんなには要りませんが、担架で運ぶとなると人手が必要になりますからね。
自分自身はお世話にならないように…と事故現場を見るたびに思います。
さて未だに薪で湯を沸かしている銭湯は非常に珍しいそうです。
そして熱い湯…とにかく熱い
湯船が並んで二つあるのですが、より熱い方が広くて、より熱くない方が狭いのです。
もちろんより熱い方に平気で入れる人は少なくて…狭い湯船が混み合うのです。
もっともどちらの湯船も水道からじゃかじゃか水を入れるのは構いません。
青春18きっぷは3月1日から解禁ですね。
今回は金券ショップで買った東武株主優待券を使って安く仕上げましたが、栃木・茨城県境の栃木100には青春18きっぷで行く予定です。
隊長
中高年登山客が危ない…と言われ出してから、もう随分と月日が経ちますが、いつの間にか自身がその年代になってしまいました。
今でも覚えていますが、1990年頃に蓼科山の麓の女神茶屋でバスを降り、出発準備していたら「(拙者のような)若い人が来るのは珍しいよ」と茶屋の女主人に言われました。
当時から、山登りは中高年が主体なのかもしれません。
栃木百は取り敢えず80座までは拘ってみようかと思います。
隊長
yamabeeryuさん、おはようございます。
相変わらず20 overのロング、元気ですね〜。待ち時間の長いバス(アッシー)など、"あっしには関わり合いのないこと"ですか 。
隊長の栃木100山シリーズ。各県毎の100山になると、さすがに全国区でない山も多く、小生は知らない山が多いのですが、低山ながら石尊山は知っていました(ついでハイクで検討したことあり)。
負傷事故で救出劇目撃!なんでもない場所での転倒、頭部を岩にぶつけて負傷のシニアって‥‥。
いや〜、小生も昨日山は違うが、転倒して石で頭打ちましたし(たんこぶで済みましたが)、でも下手をすればそうだったかも・・・・(タラ〜 )。
前もって本レコ読んでれば、「他山の石」とできたかな・・・ 。
ともあれ、お互い団体でなく単独ハイクが多い身ですので、安全第一でいきまっしょう。
関東の各県百名山でも、見知らぬ山は多いですよね。
もっとも百名山と銘打つの群馬・栃木のみ。
東京・埼玉・神奈川・茨城・千葉にはありませんが…。
コミュニテイーバスは時間が合えばとても便利なのですが、とにかく便数が少ない…。
朝晩は多いが昼間は…じゃあ、歩いちゃおう…ってなるんですよね。
拙者も三浦アルプスで足を滑らせ、ズルッと2mぐらいスライディング。
右側頭部をしこたま樹木にぶつけて止まったら、目から火花が飛び出るくらい痛かった…。
ちょうどアゴ・鎖骨・肋骨の3点セット骨折事件の1ヶ月前くらいで、ある医者に言わせると。アゴ骨の骨折はそこに遠因があるのではなかったかと…。
ソロで山中をうろつくのは気楽でいいのですが、もしも…の時に誰か見付けてくれるかなと不安になる局面もあります。
登山口に降りて来ると祠やお地蔵さんが多いですよね。
必ず無事下山できたことを感謝し拝んでいますm(__)m
隊長
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