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Yamareco

記録ID: 1738624
全員に公開
ハイキング
近畿

【布引山地】錫杖湖より小雀の頭〜錫杖ヶ岳を周回

2019年02月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
onetotani その他4人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:19
距離
6.6km
登り
743m
下り
747m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:03
休憩
1:17
合計
6:20
7:26
8
スタート地点
7:34
7:34
60
巡視路入口
8:34
8:44
16
29号鉄塔
9:00
9:01
64
稜線に合流
10:05
10:15
37
小雀の頭
10:52
10:55
37
下之垣内コース分岐
11:32
12:17
25
12:42
12:50
53
下之垣内コース分岐
13:43
13:43
3
13:46
ゴール地点
天候 曇り
【気温】巡視路入口:3℃  錫杖ヶ岳:8℃  駐車地:8℃
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅「関宿」に集合。

安濃ダム→錫杖湖キャンプ場→錫杖湖水荘→橋を渡り下之垣内(
しものかいと)地内へ →下之垣内登山口を僅かに東へ向かった
29号巡視路入口の路肩へ駐車。
コース状況/
危険箇所等
【関西電力29号巡視路】
笹の切り開きから巡視路に入ると大きな谷の右岸になります。
しばらくすると二股となり、左股を進むとやがて直進の踏み跡が消え
左岸に見える巡視路29の案内に従い尾根を乗越すと、
支谷を越えた山腹に木の階段が現れます。これを使って尾根に乗ると
東向きからカーブを描いて北上するように稜線へ続きます。
概ね急登になりますが整備された階段に助けられます。
痩せた岩尾根を越えると29号鉄塔の台地に出て左手に尖った山容の
錫杖ヶ岳が望めます。

その後も痩せ尾根や岩場が現れますが、忠実に北上すると
東西に延びる明確な稜線に合流します。

【稜線】
錫杖へ向かう稜線は小ピークのアップダウンが続き、
何度も尾根が派生しますが尾根の分岐を示す紐が付けられています。
見づらい分岐も有りますが、錫杖ヶ岳の位置と進路を頭に入れておけば
心強い目印になり、助かりました。

西向きの尾根が北へ向きを変え岩場で西向きの尾根に併されます。
右(東)へ僅かな距離で小雀の頭、左へ錫杖ヶ岳方面の分岐になります。
左へ向かい、錫杖ヶ岳の尖峰をチラ見しながら小ピークを越え、
固定ロープの助けを借りて激下りを鞍部に出ると初めて道標が現れ、
錫杖湖の登山口から上がってくるコースが合流します。

しばらく続く平均斜度40度?越えの急登が尽きると本法寺からの
コースを併せ、再び尾根下の急登を凌ぐと山頂直下の東屋に到着です。

関電の29号巡視路入口からスタート。
2019年02月24日 07:34撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
2/24 7:34
関電の29号巡視路入口からスタート。
しばらくは大きな谷に沿って進む。
2019年02月24日 07:38撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
2/24 7:38
しばらくは大きな谷に沿って進む。
谷自体は荒れた感じ。
2019年02月24日 07:43撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
2/24 7:43
谷自体は荒れた感じ。
巡視路案内に従って左股の左岸尾根を乗越す。
2019年02月24日 07:48撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
2/24 7:48
巡視路案内に従って左股の左岸尾根を乗越す。
東向きの巡視路尾根に乗って一休み。
2019年02月24日 08:04撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
2/24 8:04
東向きの巡視路尾根に乗って一休み。
階段に助けられて急尾根を登る。
2019年02月24日 08:20撮影 by  Canon IXY 180, Canon
2
2/24 8:20
階段に助けられて急尾根を登る。
岩場のトラバースは慎重に。
2019年02月24日 08:21撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 8:21
岩場のトラバースは慎重に。
痩せ尾根を辿る。
2019年02月24日 08:28撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
2/24 8:28
痩せ尾根を辿る。
29号鉄塔から望む錫杖ヶ岳のピーク。
2019年02月24日 08:32撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
2/24 8:32
29号鉄塔から望む錫杖ヶ岳のピーク。
急な岩尾根は捲くように逃げる。
2019年02月24日 08:46撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 8:46
急な岩尾根は捲くように逃げる。
東西に延びる稜線に上がり、親切なテープに従って西へ向かう。
2019年02月24日 09:00撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 9:00
東西に延びる稜線に上がり、親切なテープに従って西へ向かう。
P540のピークが見えた。
2019年02月24日 09:01撮影 by  Canon IXY 180, Canon
1
2/24 9:01
P540のピークが見えた。
紛らわしい尾根の分岐地点、心強い分岐テープに有難う。
2019年02月24日 09:07撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 9:07
紛らわしい尾根の分岐地点、心強い分岐テープに有難う。
登り返したP520から錫杖ヶ岳をチラ見。
2019年02月24日 09:38撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 9:38
登り返したP520から錫杖ヶ岳をチラ見。
膨らみ始めた馬酔木。
2019年02月24日 09:40撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 9:40
膨らみ始めた馬酔木。
小雀の頭への登りだ。
2019年02月24日 09:59撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 9:59
小雀の頭への登りだ。
展望の無い小雀の頭で小休止したら錫杖ヶ岳へ向かおう。
2019年02月24日 10:06撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
2/24 10:06
展望の無い小雀の頭で小休止したら錫杖ヶ岳へ向かおう。
下之垣内への下降点鞍部。
2019年02月24日 10:54撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
2/24 10:54
下之垣内への下降点鞍部。
錫杖ヶ岳山頂へ続く平均斜度40度越えの登りが始まった。
2019年02月24日 10:58撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 10:58
錫杖ヶ岳山頂へ続く平均斜度40度越えの登りが始まった。
鎖場を攀じるといよいよ山頂だ。
2019年02月24日 11:33撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
2/24 11:33
鎖場を攀じるといよいよ山頂だ。
山頂から錫杖湖を眼下に望む。
2019年02月24日 11:36撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
2/24 11:36
山頂から錫杖湖を眼下に望む。
今回も残念ながら、評判の展望に恵まれなかった。
2019年02月24日 11:38撮影 by  Canon IXY 180, Canon
6
2/24 11:38
今回も残念ながら、評判の展望に恵まれなかった。
小雀の頭を眺め、辿ってきた尾根と福徳の集落へ下った尾根を確認して東屋へ戻る。
2019年02月24日 11:39撮影 by  Canon IXY 180, Canon
7
2/24 11:39
小雀の頭を眺め、辿ってきた尾根と福徳の集落へ下った尾根を確認して東屋へ戻る。
メインルートで錫杖湖の登山口へ下ろう。
2019年02月24日 12:48撮影 by  Canon IXY 180, Canon
4
2/24 12:48
メインルートで錫杖湖の登山口へ下ろう。
小雀の頭から下ってきた急尾根。
2019年02月24日 12:50撮影 by  Canon IXY 180, Canon
1
2/24 12:50
小雀の頭から下ってきた急尾根。
植林帯を抜けて雰囲気が明るくなった。
2019年02月24日 13:28撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 13:28
植林帯を抜けて雰囲気が明るくなった。
大きく広がって明るくなった谷を下る。
2019年02月24日 13:29撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 13:29
大きく広がって明るくなった谷を下る。
崩れた道を振り返る。この辺りが地形図の実線コースのようだ。
2019年02月24日 13:38撮影 by  Canon IXY 180, Canon
3
2/24 13:38
崩れた道を振り返る。この辺りが地形図の実線コースのようだ。
立派な案内板が立つ登山口に下山終了。
2019年02月24日 13:42撮影 by  Canon IXY 180, Canon
5
2/24 13:42
立派な案内板が立つ登山口に下山終了。
撮影機器:

装備

MYアイテム
onetotani
重量:-kg

感想

南鈴鹿の更に南に位置する布引山地。
その北端にあたる鈴鹿が一望できる人気の山・錫杖ヶ岳へは
錫杖湖側(下之垣内:しものかいと)から通じる二本のコースがあるが、
他にも関西電力の巡視路が稜線へ向かって付けられている。
このコースを使い稜線伝いに小雀の頭〜錫杖ヶ岳を縦走し
錫杖湖側に戻るルートを歩いてみる。

道の駅「関宿」集合した後、錫杖湖を南から廻りこみ下之垣内にある
登山口を僅かに東に進んだ笹の切り開きから29号巡視路へ入る。

荒れた大きな谷の右岸につけられた踏み跡を辿り、29号の案内道標を
頼りに支谷を越えると木の階段が現れ、導かれて乗った尾根芯には
延々と階段が続いていた。アルプスの急登にも負けないほどの
傾斜だが段差の小さな階段で苦痛なく高度を稼げる。

岩場のトラバース、痩せた岩尾根、アキレス腱が延びるほどの急登と
変化に富んだ尾根が北向きに変わり、左に南北に延びる尾根越に
錫杖ヶ岳を望めるようになると29号鉄塔の台地に到着する。

その後も岩場、急登を繰り返して東西に延びる稜線に合流すると、
流石に錫杖ヶ岳に至る縦走稜線らしく、紛らわしい尾根の分岐点を
現す分岐テープが要所に付けられ、よく歩かれているいるのがわかる。
過度テープや道標などは一切なく、紛らわしい分岐もあるが
進路を頭に入れていれば心強い味方だ。

P540から10〜20m前後ながら何度もアップダウンを繰り返して
小雀の頭へと続く。
縦走稜線を見送った位置にある三角点峰の小雀の頭は全く展望は無く、
僅かな休憩で再び西に向かい、小ピークを越えた鞍部で錫杖湖へ
下る道を見送るときつい登りが始まる。

斜度は40度を超えると思われる急登が尽き、本法寺へ下る道を
やり過ごし尾根下を捲くような最後の登りで山頂直下の東屋に出る。
テーブルやベンチが設けられた休憩場所だが山頂はすぐそこだ。
鎖が下がる岩場を攀じ岩稜の山頂に出ると、そこには好展望が広がる
予定だったが生憎の曇り空で、今回も鈴鹿の山並みを望むことは
叶わなかったが青山高原に並ぶ発電風車群や眼下に錫杖湖を眺めて
東屋に戻りゆっくりと食事を摂る。

来た道を戻り鞍部から錫杖湖へ下山を始める。
谷を分ける小さな尾根筋から徐々に離れ山腹に絡む道に変わってくる。
脚に優しい歩きやすい道だが、展望は全く無いので淡々と下る。
しかし谷の様子はなかなか良い感じだ。伏流なのが残念だが一枚岩を
敷き詰めたように続く谷底は、美しいナメが見られるだろうなどと
考えていると谷が広がり明るさが戻ってきた。
気づくと劣化はしているが簡易舗装の道に変わり、地形図の実線場所まで
下ってきたようだ。崩れて分断された道で谷を跨ぎしばらくすると
立派な看板が立てられた登山口だった。

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コメント

錫杖
こんにちは。
ここも絶景の評判の高い噂の山なので、一度は行ってみたいと思っています。
ただ山頂直下の急傾斜と鎖場に、相方が耐えられるかとうかがポイントですね
それと写真を拝見する限り、杉も多そうなので、しばらくはお預けです。
いろいろなコースがあるようなので、onetotaniさんのレコを参考にさせていただきますね
2019/2/26 9:47
Re: 錫杖
totok さん 今晩は。

生憎北側に展望がすぐれず鈴鹿の山並みは見られませんでしたが、
南側の青山高原辺りはよく見えました。
山頂から小雀の頭も確認できたので、福徳へ通じる北向きの尾根も
今回辿った稜線も地形図と重ね合わせることができました。

風が強ければ飛散する花粉が見えそうな杉林の山ですので、
totokさんにはつらい季節ですが、
コンパクトな山には尾根歩きの楽しさがぎゅっと詰まっていました。
2019/2/26 19:12
こんにちはonetotaniさん
  錫杖と小雀は、確か昨年もこの時期に歩かれてましたね。その時、福徳集落と表登山道の電車周回は大変そうだとコメントさせていただいた覚えがありますが、こういう周回のやり方もあるんですね、参考になりました。

 別件ですが、錫杖湖から南の経ヶ峰まで縦走してみたいとも思っているのですが、ここの縦走を含めていつになる事やら?です。
2019/2/26 12:52
Re: こんにちはonetotaniさん
teppanさん 今晩は。

加太から福徳への縦走は車を分散しないと難しそうですが、
今回の巡視路や北畑コースなどの錫杖湖側からのコースを組み合わせると
楽しい周回ができそうですね。
長徳寺から北西へ延びる尾根を上がり、西へ向かう鋸尾根と呼ばれる
稜線にも魅力を感じています。

そういえば、安濃ダムへ向かう途中で立派な経ヶ峰への案内を見かけました。
2019/2/26 19:40
プロフィール画像
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