ニペソツ山(西尾根)【ニペソツ林道から】
- GPS
- 15:02
- 距離
- 43.6km
- 登り
- 1,747m
- 下り
- 1,739m
コースタイム
- 山行
- 14:54
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 15:03
天候 | 快晴 / 稜線は爆風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道は崩壊箇所多数 |
写真
感想
ニペソツ山を西側から登ってみた。
ニペソツ川沿いの林道の除雪最終地点からスタート。気温マイナス13度。暗闇の林道を黙々と進む。林道は奥に進むにつれ崩壊場所が増えて来る。その都度、河原に下りたり巻いたり渡渉したりよじ登ったりと超面倒だった。単調な林道歩きと考えていたのに甘かった。約4時間半かかってようやく尾根の取り付きまで到着。
取り付きの急な斜面を登って尾根まで上がると、その後は緩やかな広い斜面が広がる。疎林で地形のデコボコも少なく快適な尾根歩きだった。静かな森を優雅な?気分で登ることが出来た。
標高1552mの小ピーク手前辺りまで登ると正面にニペソツ山がドーンと見えて来る。これから登る尾根もくっきり見える。ただ稜線方向は雪煙が舞っており風が強そうな雰囲気だった。憂鬱な気分となる。標高1552mの小ピークを巻いた辺りから徐々に風が強まってくる。ギリギリまでスキーで進む。
標高1710m地点の崖の手前でアイゼンに履き替えてスキーとストックをデポ。崖を這い上がって細尾根まで登る。その後は急斜面を両手を使いながらガシガシ登る。右から吹いてくる尋常じゃない風で飛ばされそうだった。寒い。
急斜面を登ると比較的広い尾根になる。横からの爆風でまっすぐに立っていられなかった。低い姿勢で酔っ払い?のようにフラフラしながら歩いていた。寒いし顔面が痛しいで心が折れそうになった。快晴の空で高度感たっぷりの風景が広がるのだけど、それをゆっくり見る心の余裕はほぼ無かった。スタートから約8時間半かかって山頂に到着。
ようやく到着した山頂だけど…、あまりの爆風に喜びはあまり無く、やっと帰れるという安堵の気持ちしかなかった。写真を数枚写したら速攻で下山を開始。下山時は風が真正面からとなる。勘弁してほしかった。広い尾根は風を背にして横歩き、急斜面はバックステップで下りる。デポしたスキーを回収後は風が無くなるところまでシールのまま急いで戻る。
広い尾根のところまで戻ってシールを外す。ここはさっきまでの爆風からは想像できないぐらい穏やかな雰囲気だった。緩やかな尾根滑りは完全自動運転。それなりに楽しい滑りだった。林道まで下りたらシールを再度付ける。
林道は暑いぐらいの陽気だった。おかげで日が当たるところでは濡れたシールに雪がべったりついて高下駄状態になってしまう。超激重くなったスキーに半泣き状態で歩いていた。拷問。太陽が山に隠れた15時半ぐらいになってようやく高下駄状態から解放される。
登りで面倒だった林道崩壊場所は帰りもやっぱり面倒だった。それに登り返しも多くてうんざり気味となる。なかなかゴールまで着かなくてしんどかった。ようやく車が見えたときは嬉しくて思わず叫んでしまった。帰りの林道歩きも登りとほぼ同じ時間かかった。
ワイルドな林道歩き、静かな森歩き、痺れる急斜面の尾根登りと、色々変化があって楽しいルートだけど…、ちょっと長すぎかな。風さえなければ快晴の空でもっと楽しめたのに残念。また機会があったら登ってみようと思う。
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