雪の伯耆大山 〜頂上小屋に泊まる
- GPS
- 27:05
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 951m
- 下り
- 954m
コースタイム
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 5:04
天候 | 23日:曇り 強風 24日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
宿から登山口までタクシー |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所なし 登山口から積雪あり |
その他周辺情報 | 登山口から徒歩5分ほどに立ち寄り湯 「豪円湯院」 大人 380円 付近にモンベル大山店もあり |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
サブザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
食器
調理器具
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
テントマット
シェラフ
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感想
山岳写真ASAの仲間7名で初めての伯耆大山に登る。昨年末にこの山域に詳しいFさんにお願いしてプランを立てて貰ってある。
関東、関西から前日に米子市内の旅館に集合して買い出しを行い、翌朝登山口に移動して登り始める。
【1日目】
期待した天気は曇りで気温もやや低め。大山寺橋横の駐車場で身支度をして出発。登山口から薄い積雪があるのでアイゼンを着用。初め緩やかだった傾斜は樹林の中に入ると次第に急になってくる。風もやや強い。
食料などで荷物も重いので小まめに休憩を入れながら進む。五合目辺りから周囲の枝に霧氷が着き始め、六合目小屋の付近まで来ると立派な真っ白な霧氷の林になってくる。
六合目小屋で大休憩しながら小屋の中の様子を確かめる。狭いが何とか7人が泊まれそうな広さ。上から下りて来る登山者の情報では上部の風がかなり強そうなので、場合によってはこの小屋でビバークして翌朝の登頂も考えることにする。
六合目小屋から上へ進むに従い木立ちは切れ、風が次第に強くなってくる。八合目のピーク付近まで来ると轟々と音を立てて強い風が吹き、この風が続くと登頂は断念か、という雰囲気がチームに過ぎる。
ちょうど上から下りて来た登山者に尋ねると、頂上斜面まで行くと風はなくなる、とのことで、改めてスタート。10分ほど登って頂上の斜面に乗ると、情報どおり風は弱まり殆ど無風の中で前方に今日泊まる小屋の屋根が見えてきてホッとする。
登山口から約5時間かけて頂上避難小屋に到着。我々以外にも10名以上の登山者が泊る。
みんなで担ぎ上げた食材で鍋などを作って食べ、翌朝の好天を願いながら9時前に床に就く。
【2日目】
夜中じゅう外に強い風が吹いているのが寝床でも聞こえ、外へ出ないまま寒さを堪えて眠る。
4時半頃に外へ出てみると、風はかなり収まってきているものの雲と霞が強くて星は殆ど見えない。夜明けにかけて好転することを期待して3−4名でカメラと三脚を抱えて頂上へ向かう。
頂上には既に20脚近くの三脚が立ち、朝を待つ撮影客が並んでいる。仕方なく奥の方に三脚を据えて、暗い中で試し撮りなどをしながら時を待つ。そんな間にも暗い中を登って来る登山者は途切れず、弥山頂上の縁には三脚の列がどんどん長くなっていく。
5時半を過ぎると東の空にだんだんと赤みが差し、少しずつ作品にできそうな写真を撮れる条件になっていくので、頻繁にシャッターを押して確認しながら最良の条件になるのを待つ。
日の出を前に空の色は刻々と変化し、それを反映して山々の表情も変わっていく。日が昇って雪の斜面が紅色に染まるまでの数十分間、非常に楽しい撮影を堪能する。
一段落して小屋に戻り、みんなで朝食を食べてから荷造りをして9時過ぎに下山開始。
昨日とは打って変わって快晴で風も強くないので沢山の登山者が次々に登って来る。気温も高いので下るにつれて暑くなり、どんどん着ているものを脱いでいく。
六合目小屋に着いて一服。昨日とは全然違う気持ちで頂上の稜線を見上げる。寒かった昨日とは違い、小屋の中で寒さから逃れる人はなく、みんな外で景色を眺めている。木立ちの霧氷も全く見られない。
厳しかった昨日の登りとは全く違う平和な登山道をさらに下って、頂上小屋を出てから3時間ほどで登山口に戻る。
近くの温泉に浸かってから昼食をそれぞれ摂った後で解散。各々の経路で帰路に着く。
Kさんの車で米子駅まで送って貰い、楽しみにしていた夕方の寝台特急「サンライズ出雲」で帰宅。
久々に充足感のある山行だった。
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