三方岩岳1736m:久々に完全ソロラッセルで根性を出す・・
- GPS
- 06:28
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,146m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 6:29
天候 | 雪〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前夜からの降雪で場所によりクラスト上に20cmの積雪。雪崩警戒の一日でした。危険箇所は全体として北東斜面がやや不安定でした。山頂直下岩峰下トラバースはかなり慎重に進みました。 |
その他周辺情報 | 白川郷IC入り口傍の手打ち蕎麦:あらい・・・盛りそば950円:シャキシャキで歯ごたえよくなかなかの蕎麦です。やや太切りですが喉ごしは素晴らしく良かったです。 |
写真
装備
個人装備 |
山スキー標準装備
無線機
発煙筒
銀シート
|
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感想
平日午前限定シリーズ第4段・・・とは言っても、午前に収まらなかった・・・。
前夜10時近くまで講演会に参加。自宅に帰って1時間仮眠し眠たい目をこすり、準備を開始。慌てて、ポットは忘れる、パンを入れるタッパーも忘れる、取り敢えずコンビニで食料を調達し、東海北陸を北進。場所は概ね白川郷エリアを目指す。
しかし、眠くて眠くてPA2カ所で1時間ずつ仮眠し、結局最後の道の駅白川郷でまた1時間仮眠してしまい、出発は6:30・・これでは午前帰り困難だ。
昔登った三方岩岳か野谷荘司山、もしくは妙法山のどれにしようか。荘川あたりから雪が舞い、白川郷に着くと積雪で一面真っ白・・・現地で初めて積雪を知り愕然。センター89cmのMID FATしかない。昔は何でも1本の板で登っていたから、何とかなるか。いきなり靴ラッセルで始まり、徐々に積雪が増え、膝ラッセルとなってきた。しかもこの時期の雪は結構重い。天候は晴れ予報だがまだ未明はパラパラ降雪。どこまで行けるのだろうか・・・とにかくジリジリ進む。この歳になると見苦しいかな欲深さも増し、さらに一歩前へ、その先の景色が見たいと諦めない気持ちが沸いてきた。途中樹林周辺はツリーホールもかなり多く、五感を最大限に働かせてきた。緊張しすぎて水も食料もとっていなかった。1590mピークを過ぎるとガスの中にうっすら岩峰ピークが浮かぶがなかなかルートが見えてこない。過去3回来たルートだが、有視界飛行は1回だけで、またまた計器飛行になった。それでも過去の記憶を遡り、岩峰直下をトラバースする。ここが最大警戒エリアだ。視界が全くなく足元だけを見て触角を感じ進む。足下が崩れ落ちたらしゃれにならない。北東面の斜面がかなり不安定なのを登りながら感じていたので危険ラインは極力とらず、回りくどく樹林を狙うようにするがなかなかルートが取りずらかったが、粘って粘って、山頂に到達。単独故、絶対にトラブルは出来ない。自分の最大限の力と知恵で切り抜けた。このビリビリした感じが単独行の痺れるところかもしれない。滑走は雪酔いが酷くヨロヨロになってしまった。ブナ林帯に入りようやく重パウダーながら豪快滑走が出来た。大幅遅刻で職場復帰時間がずれるので一旦は諦めて帰ろうかと思ったが、最後まで諦めずに良かった。ピークを踏めて、自分にもまだこんな執念が残っているんだと、少し感動した。16時丁度に就業したが、終わりきらない仕事は深夜に行えば良い!!
今回は運良く白川郷は積雪豊富だったが、これからはもう平日シリーズの行き場所は無いのかな・・・。3月、4月の日曜の半分は所用があり、もう山スキー遠征は数える程しか行けそうも無い。
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