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Yamareco

記録ID: 1773190
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

宝塚西谷・今井岳〜三蔵山

2019年03月27日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:45
距離
6.3km
登り
502m
下り
490m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:46
休憩
0:00
合計
4:46
距離 6.3km 登り 502m 下り 498m
10:58
286
スタート地点
15:44
ゴール地点
天候 薄曇
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR武田尾駅 阪急田園バス(バスの便数が少ないので事前調査要)
過日撮影:下佐曽利の香爐廃寺前の道路から今井岳を望む(右側の巨木は宝塚市指定天然記念物の「下佐曽利のカヤ」樹齢約450年以上)
2019年03月01日 16:56撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/1 16:56
過日撮影:下佐曽利の香爐廃寺前の道路から今井岳を望む(右側の巨木は宝塚市指定天然記念物の「下佐曽利のカヤ」樹齢約450年以上)
千本口バス停から宝塚西谷市民農園の横を通る車道に入るとすぐに登山道です。電柱の左側が入口です。
2019年03月27日 11:05撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 11:05
千本口バス停から宝塚西谷市民農園の横を通る車道に入るとすぐに登山道です。電柱の左側が入口です。
南からの登山道が合流する辺り。
2019年03月27日 11:15撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 11:15
南からの登山道が合流する辺り。
尾根の上は樹林ですが、ほぼ一直線の明瞭なルートです。
2019年03月27日 11:18撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 11:18
尾根の上は樹林ですが、ほぼ一直線の明瞭なルートです。
今井岳山頂。山頂は樹林で眺望はありませんが、樹間から西谷ののどかな田園風景が見えます。下佐曽利から見上げる山容と異なり、山頂は南北に長い頂稜です。
2019年03月27日 11:31撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 11:31
今井岳山頂。山頂は樹林で眺望はありませんが、樹間から西谷ののどかな田園風景が見えます。下佐曽利から見上げる山容と異なり、山頂は南北に長い頂稜です。
北のピークから三蔵山へ向かいます。東方向に急斜面を下ります。樹林で踏み跡は無く、地形にも変化が無くて不安になりますが、やがて尾根状になった所になり、宝塚すみれ墓苑の法面の上に出ます。
2019年03月27日 11:38撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 11:38
北のピークから三蔵山へ向かいます。東方向に急斜面を下ります。樹林で踏み跡は無く、地形にも変化が無くて不安になりますが、やがて尾根状になった所になり、宝塚すみれ墓苑の法面の上に出ます。
宝塚すみれ墓苑の法面の上。
2019年03月27日 11:58撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 11:58
宝塚すみれ墓苑の法面の上。
三蔵山へは宝塚すみれ墓苑の東方向に続く法面の上を通らせて頂きます(三蔵山が間近に見え、ミモザの花の香りがします)
2019年03月27日 12:02撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 12:02
三蔵山へは宝塚すみれ墓苑の東方向に続く法面の上を通らせて頂きます(三蔵山が間近に見え、ミモザの花の香りがします)
三蔵山登山道合流点(木津峠側から撮影)
2019年03月27日 12:08撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/27 12:08
三蔵山登山道合流点(木津峠側から撮影)
今井岳と違い登山者が多い様で、マーキングがあり安心します。
2019年03月27日 12:15撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 12:15
今井岳と違い登山者が多い様で、マーキングがあり安心します。
急登です。足場を確認しながら一歩ずつゆっくり登りましょう。山頂に行く前に北の天狗岩(注1)に立ち寄ります。
2019年03月27日 12:20撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 12:20
急登です。足場を確認しながら一歩ずつゆっくり登りましょう。山頂に行く前に北の天狗岩(注1)に立ち寄ります。
北の天狗岩の上部。北側が眺望出来ます。
2019年03月27日 12:43撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 12:43
北の天狗岩の上部。北側が眺望出来ます。
北の天狗岩を西側から撮影
2019年03月27日 12:48撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/27 12:48
北の天狗岩を西側から撮影
三蔵山山頂。三等三角点「木津:411.2m」
山頂から中三蔵方面に入山される方は少ない様で、マーキングは殆どありません。
2019年03月27日 13:11撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 13:11
三蔵山山頂。三等三角点「木津:411.2m」
山頂から中三蔵方面に入山される方は少ない様で、マーキングは殆どありません。
三蔵山山頂直下に岩場があります。岩場の上から南方向の眺望。
2019年03月27日 13:37撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/27 13:37
三蔵山山頂直下に岩場があります。岩場の上から南方向の眺望。
100人委員会提言書に記載されている天狗岩を探しに行きます(GPSをお持ちの方は逆コースから行くのが良い)この岩が天狗岩だと思います。
2019年03月27日 14:15撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 14:15
100人委員会提言書に記載されている天狗岩を探しに行きます(GPSをお持ちの方は逆コースから行くのが良い)この岩が天狗岩だと思います。
中三蔵:山頂は平たんで細長くピークが判りません(注2)
2019年03月27日 14:32撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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中三蔵:山頂は平たんで細長くピークが判りません(注2)
低三蔵。100人委員会提言書の下山路は南西方向ですが、藪でゴルフ場に出るため、低三蔵の山頂付近から西側の崩落部を通ります。最上部は危険なので少し回り込んで下山します。
2019年03月27日 14:43撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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低三蔵。100人委員会提言書の下山路は南西方向ですが、藪でゴルフ場に出るため、低三蔵の山頂付近から西側の崩落部を通ります。最上部は危険なので少し回り込んで下山します。
崩落部上部。右の尖った岩の上が出口です。次の写真は同じ場所から下方向を撮影。
2019年03月27日 14:48撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 14:48
崩落部上部。右の尖った岩の上が出口です。次の写真は同じ場所から下方向を撮影。
崩落部の下方向。
2019年03月27日 14:49撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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崩落部の下方向。
崩落部終端の少し先のゴルフ場最北部を通り、宝塚すみれ墓苑への自動車道に出ます。
2019年03月27日 14:52撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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崩落部終端の少し先のゴルフ場最北部を通り、宝塚すみれ墓苑への自動車道に出ます。
ゴルフ場の最北部。モノレール用のレールが残されていますが、この辺りは昔、栗等の果樹園だったのでしょうか。
2019年03月27日 14:59撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 14:59
ゴルフ場の最北部。モノレール用のレールが残されていますが、この辺りは昔、栗等の果樹園だったのでしょうか。
ゴルフ場の左横から宝塚すみれ墓苑への自動車道に出ます。奥のピークが低三蔵。
2019年03月27日 15:01撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 15:01
ゴルフ場の左横から宝塚すみれ墓苑への自動車道に出ます。奥のピークが低三蔵。
宝塚すみれ墓苑の左空地から高三蔵〜中三蔵。
2019年03月27日 15:05撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/27 15:05
宝塚すみれ墓苑の左空地から高三蔵〜中三蔵。
同じく中三蔵〜低三蔵。
2019年03月27日 15:05撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/27 15:05
同じく中三蔵〜低三蔵。
宝塚すみれ墓苑の太陽光発電設備の横から三蔵山登山道に合流します。木津峠への下山道は北西方向の尾根沿いに続きますが、宝塚すみれ墓苑の法面を通り長谷小径を通ることにします。
2019年03月27日 15:11撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/27 15:11
宝塚すみれ墓苑の太陽光発電設備の横から三蔵山登山道に合流します。木津峠への下山道は北西方向の尾根沿いに続きますが、宝塚すみれ墓苑の法面を通り長谷小径を通ることにします。
長谷小径入口(入口からすみれ墓苑方向を撮影)
2019年03月27日 15:19撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/27 15:19
長谷小径入口(入口からすみれ墓苑方向を撮影)
長谷小径は宝塚すみれ墓苑の法面で終端ですが、昔は今井岳を捲いて長谷地区へ通じていた様です。歩きやすいルートなのでおすすめです。
2019年03月27日 15:21撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/27 15:21
長谷小径は宝塚すみれ墓苑の法面で終端ですが、昔は今井岳を捲いて長谷地区へ通じていた様です。歩きやすいルートなのでおすすめです。
長谷小径は「じげ池」の川下にある堰堤横の栗園に通じます。
2019年03月27日 15:27撮影 by  DSC-HX400V, SONY
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3/27 15:27
長谷小径は「じげ池」の川下にある堰堤横の栗園に通じます。
県道319号線から木津道へ。正面の右方向への道が長谷小径に通じます。
2019年03月27日 15:32撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/27 15:32
県道319号線から木津道へ。正面の右方向への道が長谷小径に通じます。
上佐曽利のバス停へ。バス待ちの時間があれば、近くの萬正寺(茅葺の庫裡)や素盞鳴神社を参拝しましょう。
2019年03月27日 15:39撮影 by  DSC-HX400V, SONY
3/27 15:39
上佐曽利のバス停へ。バス待ちの時間があれば、近くの萬正寺(茅葺の庫裡)や素盞鳴神社を参拝しましょう。
No.13 今井岳〜三蔵山
2019年03月28日 16:10撮影 by  CanoScan 9000F Mark II, Canon
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3/28 16:10
No.13 今井岳〜三蔵山

感想

 宝塚市近郊で山容が富士山に似て美しいと思うのは、武庫山の妙法寺仏舎利塔から見た中山や、宝塚自然休養林にある天宮山です。宝塚市西谷にある「宝塚ダリア園」へ向かう時、下佐曽利地区から見上げる今井岳も秀麗で何時か登りたいと思っていました。この山は念仏山とも呼ばれ、昔は山頂に三蔵寺(さんぞうじ)があったそうです。
 今井岳登山は下佐曽利千本口から入山します。登山道は千本口にお住まいの方から教えて頂きました。また、タウンペーパー誌「宝塚てくてく」(冬枯れの今井岳:2012年)と「身近な自然と100人委員会提言書(1999年3月)」等も参考にしました。
 三蔵山(みくらやま)には明智光秀の娘、佐保姫の悲恋物話が伝わる佐曽利城がありました。山頂に三等三角点「木津:411.2m」があります。 三蔵山は高三蔵(たかみくら)とも呼ばれ、南東に中三蔵(なかみくら)その先に低三蔵(ひくみくら)があります。

参考1:今井岳登山ルートについて(添付地図に示す様にa〜eのルートがあります)
 a:「てくてく」や「100人委員会提言書」にも記載されていますが、取りつきが沢状で笹藪になっています。また急登でおすすめ出来ません。地元の方も沢で岩がゴロゴロしている。昔は笹などなかったが,今は山に入らないので荒れていると言われました。西にも登山ルートがある様ですが,農地に猪除けのネットがあり未調査です。
 b:地元の方に教えて頂いたルートです。小さな尾根を通ります。入口付近は藪ですが、踏み跡があります。
 c:地元の方が登山口まで案内して下さいました。bルート入口が判らない場合はこの尾根沿いに登ると良いと言われました。今井岳から下山する場合、bルートへの分岐が判らない時に利用できます。
 d:地元の方に教えて頂いたルートですが、通る人はまれの様で、踏み跡はありません。3月で樹林の中が明るい時だったので、北側の山頂から小さな尾根を進み、途中かすかな痕跡を頼りに西へ下り、小さな墓地へ出て理容院横に出ました。緑の多い時期は迷いそうでおすすめ出来ません。
 e:長谷小径を通るつもりでしたが、登山道は尾根の上と思い込み、小さな尾根を外さない様に進むと山中にある池に出ました。踏み跡は無く、倒木も多いので今井岳からの下山ルートとしてはおすすめ出来ません。

参考2:雨乞山
 雨乞山も千本口にお住まいの方から教えて頂きました。千束柴を焚き雨乞いをしたそうです。彼が子供の頃まで雨乞い跡の炭が残っていたそうです。同じ様な言い伝えは三条山にもあります。武庫川の高座岩や溝滝、惣川の馬滝(場所不明)の滝で行う雨乞いと対象的ですね。いずれにしても当時の人たちの切実な願いだった事が想像できます。
 地図に示す登山道は倒木も多く荒れています。歩く人は稀でしょう。鉈目では無く、折れた立木の枝を目印に進みました。山頂は樹林で眺望はありません。山頂の木の枝に「宮山」と書かれたプレートがありました。

注1:天狗岩の場所
 100人委員会提言書は次の様に記載しています「三蔵山山頂をすぐにして、2ヶ所に大岩がある。古い絵地図には天狗岩、屏風岩とあり、現在では特定できないが、形などから想像を楽しみたい。猪名川町が左下に見え、遠くは池田・川西も見える。天気の良い日には大阪湾の青い海が見える」とあり、当初山頂直下の岩場が天狗岩だと思っていました。しかし、地図には異なった場所に表示されています(添付地図の「天狗岩」の付近)
 岩の有無を確認しようと地図に示されたあたりの林の中を進むと、折れた枝が点在し、人が入った形跡があります。大きな岩も点在しますが、天狗岩と呼べるものではありません。あきらめて戻ろうとしたとき、この岩に出会いました。樹林で眺望は良くありません。岩全体を見ると天狗の顔が上向きで、左に頭襟、立った岩が天狗の鼻、右が顎の様に見えましたが・・・。
 高三蔵の北側にある天狗岩は「観石万歩」さんの「三等三角点 木津 へのルート」に記載されています。南北で異なるため「北の天狗岩」と勝手に表記させて頂きました。

注2:三蔵山登山道
 100人委員会提言書では中三蔵北端の尾根を北東に進み、沢沿いに木津道(関電巡視路入口付近の南側の沢あたり)へのルートが表示されています。踏み跡は無く、立ち入っての調査は出来ていません。尚、100人委員会提言書では現行の木津峠からの登山道は示されていません。

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