水井山・横高山・梶山《京都百名山No.79・80・111》
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- GPS
- 04:56
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 850m
- 下り
- 917m
コースタイム
天候 | 曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:登山口BSから京都バス19系統国際会館行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
川迫谷は荒れている 縦走路は整備行き届いている |
その他周辺情報 | 京都タワー浴場\890 |
写真
感想
この1年京都百名山シリーズ山行に雨はなく天候に恵まれてきたが、今日は午後から雨の予報が出ている。27日に京都市で開花宣言のあった桜も大原ではまだ蕾、三千院の入り口前を通り来迎院の奥から登山道が始まった。川迫谷を遡ると落差20mの音無滝に到った。案内板には、「平安時代に来迎院を建立した聖応大師良忍上人がこの滝に向かって声明の修行をしていると滝の音と声明の声が和して遂に滝の音が聞こえなくなったことから『音無滝』と呼ばれるようになった。」とあった。
この先谷沿いの道は、昨秋の台風の被害が放置され荒れ方が酷い。谷を埋め尽くすように大木が倒れ辛うじて確保された隙間を縫って進んで行った。谷の分岐点に達すると地形図には真ん中の尾根に登山道が描かれているが、現地には道形が全くなく、恐ろしい急斜面が立ちはだかっていた。右の谷に指導標があり登山道が続いているので予定していた尾根ルートを捨てて谷ルートを進んだ。谷が狭まり梯子で高巻くと三の滝の標識のあり、落差5m程の滝の上部に出た。
暫く行くと谷が分岐し左の谷に登山道が続き、次の分岐点で尾根に取付いた。稜線に達し右方向に進むと大尾山(だいおさん681m)山頂で、地形図には“梶山”と記され、現地には“童髯山(どうぜんやま)”の表示もあった。2等三角点「大原村」があり琵琶湖方向が辛うじて望めた。
暫し休憩して断然明瞭になった稜線を南下した。P662を知らない間に通過し西に回り込んで小野山(670m)に達した。山頂標識には括弧書きで「大原山」とも書かれていた。山頂で一瞬ポツポツと来たがまだ大丈夫だろうと高を括ったが5分ほど歩くとザザっと来たので本格的な雨になる前に雨具を着た。仰木峠の手前で展望箇所があり振り返ると小野山が望め、前方には延暦寺横川エリアの稜線が望めた。仰木峠(573m)に到ると東海自然歩道と京都一周トレイルの指導標があった。“ぐるり!大原の里”の標識には「大原の里と仰木の里を結ぶ峠で江州米や藁工品が運ばれた。」と記されていた。
峠を過ぎると水井山への一貫した登りとなり、グループで走るトレイルランナー達と頻繁にすれ違った。水井山(794m)に達するとゆっくり昼食休憩を取った。3等三角点「釈迦岳」があったが展望は得られない。10人位のランナー集団が来たので話をすると5月25日に開催される「第5回 比叡山 International Trail Run 2019」の運営スタッフで試走に来たとのことだった。ランナーが多いのはこの大会のためだったようだ。
600m程南下すると横高山(767m)で京都市内から見ると水井山とセットで駱駝の瘤のように見える分かり易い山だ。山頂には「比叡山」と読める石柱があった。横高山の下りは恐ろしく急で傍らには倒木が散乱していた。鞍部の“峰辻”に下りると3体の地蔵があり傍らに“元三大師道”の石碑があり北に進むと横川(よかわ)中堂へと続く。反対側の八瀬秋元町への道は京都一周トレイルの標識には「大原街道登山口(難路)」とあったが赤で「×」が記されていたのが気になった。
“難路”に入ったがさしたることはなく谷のトラバース地点の倒木が気になる程度だった。国道367号線に下り立ち単に“登山口”とだけ書かれたバス停から国際会館行の京都バスに乗り帰路に着いた。京都タワー浴場で汗を流し反省会をして解散した。
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