白山東面台地(名物コブラに会いに)
- GPS
- 09:41
- 距離
- 34.4km
- 登り
- 2,327m
- 下り
- 2,330m
コースタイム
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:41
天候 | 高曇り 山頂部は暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
東面台地取り付きの白水湖まではMTB |
コース状況/ 危険箇所等 |
白山公園線の道路上は未整備。落石、倒木、デブリ、岩、泥なんでもあり。 幾度の塞がれた箇所は根性で押し歩き。 コブラツリーは健在。 |
写真
感想
4月の白山霊峰のお参りは東面台地から。悪天が確約されているが、最近の流れだとみんなの休みが合えば月初の休みはまずはお参りを済ませる傾向にある。多少の悪天でもまずは白山に行く。この東面台地ルートは初めて。前々から素晴らしいルートとは聞いていたが、自分は約1ヶ月ぶりの山なので鞭を打ってみんなについていく。
白峰林道のように完璧に除雪されているかと思ったが、白山公園線は荒れていた。デブリの片斜面や倒木またぎ、岩ゴロゴロ、何度もMTBの押し歩きを強いられた。とても快適なアプローチとは言えなかった。気温は高く、おそらく5℃くらいあったんではなかろうか。パクの情報では前日の土曜日にも数パーティ東面台地に入っていたそうだ。自転車アプローチがそこそこの苦行なのでまだまだ人は少ないルートだろう。最後のヘアピン手前で雪が全面に出てきたのでMTBはデポした。ヘアピンはショートカットできるし、そこからは勾配もあり、帰りは滑って来れるのでここまでMTBが使えれば御の字だろう。
東面台地の取り付きは泥壁。明らかに取り付きには雪がない。こんなとこ登んの!?と思ったが、その上にはパラダイスが広がっていた。開拓した人はすごい。台地に上がれば転法輪谷と小白水谷に挟まれた尾根をズンズン登る。星は出ていないけれど風もなく暖かかった。間違って晴れるか?と思ったけれども、上はゴォーゴォー風がなっていた。1900mを過ぎたあたりから転法輪谷に入ると、正面にはドーンと御前峰と剣ヶ峰の双耳峰になっていた。室堂から見る白山とはまた違った角度からでとてもインパクトがあった。御前峰までは沢中を詰めて左から巻くようにして登った。実は自分だけアイゼンを持ってきていなかった、カチカチだったら一人だけ敗退だったが何とかクトーだけでいくことができた。双耳峰のコル経由で登るのかと思っていたのだが、そっち経由だとアイゼンが必要になるという話だった。そうなんだ。確かに、帰りにコル経由で滑ってきたが山頂直下はカチコチだった。話は本当だった。
2500からいきなり地獄となった。ずっと深い沢中で風が遮られてのだろうか。厳冬期に比べれば暖かい風だが、山頂までわずか200m、風が強かった。風と最近サボっっていたツケがまわり、自分は遅れて到着。先に山頂に到着した大魔神さんは指がちぎれるほど冷たかったと言っていた。待たせてしまって申し訳なかった。
コルからのスキーは爽快だった。うっすら新雪が載っていたおかげで楽しいスキーとなった。あの二つの頂の間を滑ってくるというロケーションも何とも言えないだろう。途中で転法輪谷に合流し、例のコブラを探した。コブラ様、健在であった。これを見なければ物足りない東面台地になるところだった。下の雪は腐っていたが上部が楽しかったので満足だった。
取り付きの泥壁を慎重に降りた。人が毎年入っているせいか踏み跡あり、薮も薄かった。最後は自転車で林道の障害物を超えて帰還。障害物さえなければ自動運転の林道のはず。楽しい1日だった。
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