雪庇と大雪原を越えて「三界山」周回(焼石山塊)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,191m
- 下り
- 1,470m
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 9:59
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・林道は入口から 4.6KM付近まで除雪済(但し車両は 3KM付近で通行止) ・稜線は10〜20センチの新湿雪と雪庇多数 |
その他周辺情報 | (下山後の温泉)ゆっぷる /秋田県横手市平鹿町醍醐字沢口166 https://www.city.yokote.lg.jp/hisangyo/page000002.html |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ピッケル
ワカン
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感想
1.ヤマレコ友達の kamadam さんと共に長年憧れていた「三界山」(1,380.8M)に登ることが出来た。
2.これまで焼石岳や南本内岳に登る度にこの山に魅了され、「何時かは登りたい!」と夢を語っていたことを kamadam さんが永らく記憶に留め置いておられ、今回お誘い戴いたものです。お陰様で私にとって念願だった秘峰に立つことが出来てこの上ない喜びです。
3.今回は約16キロにわたる長距離周回ルートの設定からトレースの終始先行等全てを文字通り手取り足取りの完全エスコートで先導戴きました。しかし、終始スローペースでピッチが上がらず足手纏となって大変ご迷惑をお掛けました。
4.kamadam さんの超人的?体力と機器に依存しない絶妙完璧なルーファインに改めて驚きと大きな勉強になりました。
5.三界山登頂の感動はkamadam さんと一緒に歩けた喜びと共に、生涯忘れ得ぬ宝物となりました。本当に有り難うございました。(tonkara 記)
焼石連峰の三界山には登山道が無く、登ったこともなかった。挑戦するなら残雪を踏んで北側から臨んでみたい。周回にすれば、長い距離も飽きずに歩けるだろう。
週末が晴れ予報となり、以前からこの山に登りたいとおっしゃっていたtonkaraさんにお声をかけたところ、急なお誘いにもかかわらず、長躯秋田まで駆けつけてくださった。お会いするのは初めてだが、手強い会越の山々を登ってきておられるベテランにご同行いただくのは、非常に心強い。
雪の量はまだたっぷりで、尾根取りつきから国道に下山するまで、ワカンを外すことはなかった。三界山山頂から西側稜線部は早めに雪が消えそうだが、十分な雪が付いており、全体的にも快適に歩き通すことができた。新雪がモナカ状になり、それが下山時には腐って重くなったが、その下の雪は固く、踏み抜きは3回程度で済んだ。
tonkaraさんは、これぞ熟達者という歩き。一定のリズムで呼吸が乱れず、不安定な雪面のトラバースでも確かな足取りだ。自分がもしも今のtonkaraさんの年齢まで元気でいたとして、はたしてこれほど歩けるのだろうか、心底凄いと思った。
三界山の北側になだらかに傾斜する広い雪原を行けば、次第に右手のP1,267が後退し、眼前に目標とする山が近付いてくる。長年三界山に憧憬の念を抱かれていたtonkaraさんにとっても、喜びが少しずつ胸に満ちていく登りではなかっただろうか。
三界山山頂からの眺めは素晴らしい。また季節を変えて、ここに立ちたいと思った。そして下山時には一人、大森山へも登り、だだっ広い山頂から連峰西部の眺めを満喫した。
tonkaraさん、ご一緒させていただき、ありがとうございました。今回はあまりお話しはできませんでしたが、次回は色々お教え頂けたら幸いです。
コメント
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わが敬愛するお二人のコラボが見られるとは
tonkaraさんも遠く秋田まで足を延ばされて、kamadamさんの変則ロング周回にお付き合いされ、誠にお疲れ様でした
蟻巣山から三界山は結構なアップダウンがあって二の足を踏みますが、それ以上に大森山から尾根伝いに戻ってくるなんてのは、誰か歩いている人いるんでしょうか。実に秀逸なコース採りで、これだと一人でも周回行けますね。
お二人の楽しそうな様子を拝見しつつ、素晴らしいレコを読ませていただきありがとうございました。
cheeze さん、お早うございます。
いつも拙レコを覗いて(拍手も)下さり、今回もコメントを頂戴し本当に有り難うございます。
今回はkamadamさんからの嬉しいお誘いを戴き、即答駆け付けました。調べて見ると、この山に一目惚れしたのは、8年も前のことで、以来毎年残雪期になると必ず思い出す憧れの山でした。
幾つもの尾根を繋ぎ、雪庇を越え、深いコルを登り返して現れる広大な雪原、徐々に山頂に導く北斜面等は普段出会えない三界山の厳しさと優しさが有りました。
近年の体力減退から長い周回には少し不安も有りましたが、この山域も熟知するkamadamさんの全面的エスコートで長年の夢が叶いました。やはり" 持つべきは友 "と言われますが、その通りですね。
こんばんは。今日の秋田市はポカポカ陽気で、桜も開き始めましたよ。
今回は車を1台は下に置き、もう1台で林道を上へ、行ける所まで行こうと走らせました。
標高581付近まで上がれたのですが、その上もきれいに除雪はされていて、結局800m付近の二股まで楽に歩けました。仮に下から登って行っても、歩き通すことは可能だったと思います。
この林道の状態なら、残雪のある時期、蟻巣山ピストンだけでも楽しめるなあと思いましたよ。もちろん、関係車両に迷惑かけないように配慮する必要はあるでしょうけど。冬タイヤ装備、そしてスコップを車に積んで。今回は夏タイヤでしたが
三界山からの下山ですが、tonkaraさんが作成してくださったルート図を見ると、胆沢川を左岸側に渡ったりしているんですね。まだ雪に覆われていて、まったく気付きませんでした。東成瀬コースを歩いたのは若い頃に初夏2回で、記憶は役に立たず、今回は初めてのルートを歩いた感じです。
大森山からの下山は雪がまだ十分で、見通しもきき、ルーファイは特に難しくはなかったです。ベテランのtonkaraさんがいてくださっているという安心感も大きかったですね。
それから、tonkaraさんから体力やスピードのことを評価いただいているのですが・・
私が普通なのはcheezeさんご存じの通り
私の方は翌朝強烈な疲れを感じ、それがようやく今日あたり抜けたのに対し、前夜車中泊のtonkaraさんは、山行翌日もそれほど疲れはなかったとのこと・・
体質等色々あると思いますが、歩き方一つとっても、まだまだ勉強が必要だなあと思っているところです。
行こうかと思っていました😆残雪の具合次第ですが😁魅力的な山ですよね。参考にさせていただきます。
minicabさん、コメントありがとうございます。参考にしていただけると嬉しいです。
羽後朝日岳とモッコ岳を一日で踏破されるminicabさんのスピードには、改めて驚きました。
残雪の具合ですが、蟻巣山や三界山の山頂部は、早めに藪が出てくるものと思われます。
あとは三界山の広大な北側斜面ですね。雪が溜まる地形ではないので・・灌木が出てくると通過はかなり困難になるかと。
成功をお祈りいたします
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