快適出逢い 東伊豆循環道路(旧135)と露天風呂 チャリレコ ★大川・稲取+河津・縄地・白浜板戸間の旧135
- GPS
- --:--
- 距離
- 75.3km
- 登り
- 1,158m
- 下り
- 1,163m
コースタイム
何も考えずに海岸国道を走ったサイクリストは、二度とこの地を踏むことはないだろう。
今までの経験を活かし”宇佐美ー下田間”のゆるふわサイクリングコースに遊んできます(^^
行き:JR東・伊東線宇佐美駅まで輪行
7:00宇佐美駅ー伊東(県109)ー9:00城ケ崎(門脇灯台)(現道135)ー9:30伊豆大川(旧135)ー熱川(旧135)ー片瀬白田(現135・旧135)ー10:40稲取・MaxBalu(昼飯)11:00(現135・旧135)ー11:30露天風呂・舟戸の番屋12:40(旧135)ー河津(旧135)ー白浜(現135)ー13:50下田港・伊豆の踊子別れの波止場ー14:20伊豆急下田駅
帰り:伊豆急行・伊豆急下田駅から輪行
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
帰り:伊豆急行・伊豆急下田駅から輪行 全線自転車を使用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
国道135号線そのものが危険。旧道や裏道区間が存在しない箇所は特に危険 |
写真
装備
個人装備 |
ロードレーサー+LOOKペダル(歩けない自転車靴)
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感想
■T14−S7に開削された東伊豆循環道路(R135旧道群)
東伊豆の海岸線は地勢が険しく交通はおもに海路が主役だったが、東浦道(ひがしうらみち)という古えの街道が存在していた。
明治・大正・昭和の鉄道・自動車の登場により東浦道に沿いながら、T14−S7に開削された自動車道は”東伊豆循環道路”という後の(旧)R135である。この道はS7‐37の三十年もの間に隧道が供用されたり舗装化されたり改良が繰り返された。
今では有料道路(現在無料)の”東伊豆道路”がR135に昇格し、東伊豆循環道路は旧道となった。さらに135に指定されなかった循環道も現存している。
■ボトルネックの連続=東伊豆循環道路
この東伊豆循環道路はT14−S30年代迄、東伊豆の自動車交通を支えてきたが、いかんせんボンネットバス、オート三輪規格だった。。伊豆を目指すマイカーや大型車が入り乱れれば離合不可能につき大渋滞。路側帯のスペースもないので歩行者にも恐怖の道だった。
■交通戦争解消のため現135・”東伊豆道路(有料)”を開削
S30前後、伊東ー下田間に有料の”東伊豆道路”が大きく3つに分かれ順次開通した。
現在の一般国道135号線(路線延長48.3 km)である。
・S29 1954年開通(縄地道路)下田白浜ー河津区間
・S31 1956年開通(伊東道路)八幡野(伊豆高原)ー伊東区間
・S37 1962年開通(東伊豆道路)八幡野(伊豆高原)ー大川ー北川熱川ー稲取区間
・S57 1982年 全線無料化 国道に昇格
この道(現135)は元自動車専用道路なので、路側帯が狭く歩行者やチャリには適さない区間や狭隘隧道(きょうあいずいどう)が多い。さらに大型車地獄。休日にはグループで来るツーリングバイクと珍走族。。
現道135も今の交通量にアップアップ=自転車歩行者には危険な道、、という訳だ。
■東伊豆をチャリで快適に走れる道はあるのか??
チャリには旧135にも指定されていた”東伊豆循環道路”が決め手という結論(ノ・ω・)ノオオオォォォ-
・7:00宇佐美ー伊東♨(県109)ー川奈ー富戸
競輪場を見学しw 再び海岸線へ。旧道は大室山をかすめ疲れるのでw 川奈崎へ向かう県109をチョイス。適度なアップダウンと絶景な岩海岸、なにより交通量が少ない導入部分のハイライトである(・∀・)イイ!!
・城ケ崎ー赤沢♨(伊豆大川)
旧道か新道か悩んだのですが時間節約と潮の香に負け新道へ。クルマに追い立てられる結果となる(;'∀') まあ時間節約にはなったのだけど、ゆるふわ海サイクリングとはいかなかったな。クルマ怖くてライオン岩も撮影できないし
・9:30赤沢(伊豆大川)♨北川(伊豆北川)♨熱川♨白田♨の旧国道区間
のんのんびよりで走れる・楽しい旧道。S7謹製の小橋やらこれが本当にボンネットバスが走っていた旧国道か?と思わせる悪しき線径w クルマもバイクもいない(旧)国道からの断崖絶景。熱川の古き旅館街と源泉。すばらしい。
・危険!! 白田(片瀬白田)♨ートモロ岬ー稲取♨
この区間は伊豆急の絶景看板区間でHonocaもお気に入りの車窓ですが、道路は最難関の一つ!!
元々は旧道が存在していたのですが、※S53 1978年 伊豆近海地震により旧道が罹災し放棄・廃道化。
迂回路はとんでもない迂回+峠越え(←伊豆急全線ウォーク)なので、この区間だけはトンでも現道を行くしかないです。登り勾配で路側帯がない友路トンネルは大型車が行き交いとても危険!! ※今日も無事通過しました
※伊豆急には”ばらさず”乗れるサイクルトレインがあるので、片瀬白田ー稲取駅区間は電車で突破する手もある。
※伊豆急全線ウォークもこの現道区間は避け大迂回のコース設定になっている。
・10:40稲取♨
恐怖の友路トンネルを進んで稲取を目指す旧道に入ります。少し解りにくいですが右手にある薬の量販店に右折し現道の下をくぐります。
ここからは稲取の賑やかな細道ですが、S30迄は車で溢れる旧国道だったのです(;'∀')
・♨タイム 稲取♨ー今井浜海岸(見高浜)・11:30舟戸の番屋12:40
あまり怖くない新道を走り見高から旧道へ。やはり旧道はいい。
ここで♨タイム。人がいないので完全貸し切り状態。海目前で干潮の海中にはワカメが生えているのが見えます。一時間入浴(゜д゜)ウマー
・今井浜海岸(見高浜)ー河津♨ー縄地ー板戸白浜ー13:50踊子別れの下田港
この区間は後半のハイライト! のんのんびよりの旧国道。
旧線径が楽しめるばかりか、両側完全石造りの切り通しや縄地金山時代の痕跡、路面も大変良好で、クルマもバイクもいない (ノ・ω・)ノ
何故チャリストがいないのか大変疑問です
・下田港ー伊豆急下田
ここは市街地を適当に走ります。決して国道に出てはいけないw 人が多いペリーロードはチャリ押し歩きが基本ですが、街全体に展開する”なまこ壁”が楽しすぎますね。
■まとめ「チャリin東伊豆」
●チャリで東伊豆の国道を走るとアップダウンが多い。路肩が狭く停まれない。絶景だがクルマが多くトンネルが狭くて怖い。。
でも、注意すれば旧道への分岐が解るし、地図を見ればなおさらのこと。
道の少ない伊豆でも、探求次第で「快適出逢い東豆のペダル」が実現することが面白い。東伊豆サイクリング・ぜひお出かけくださいませ (・∀・)
手をつけて桜蕊降るベンチかな ほの香
ゴロタ場と海の境界磯菜摘 ほの香
うららかやペダルに乗せる白き脛 ほの香
露天湯にこの身まかせる春の雲 ほの香
伊豆急に隧道多き桃の花 ほの香
かの頃の流血幾重復活祭 ほの香
復活祭洗礼の水膨らみぬ ほの香
子を思ふマリアの慈眼復活祭 ほの香
ロウソクの照らす言葉や復活祭 ほの香
奥伊豆の川面に遊ぶ燕かな ほの香
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