燧ケ岳・ナデッ窪


- GPS
- 06:55
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,365m
- 下り
- 1,343m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
週半ばは息子の風邪が伝染しすこぶる調子が悪かったが、なんとか復調してきたし、天気も良さそうなので、出陣することにした。3時間睡眠で未明より高速を走り、大清水を目指す。大清水は実に約7年ぶりである。あの時は7月で燧ケ岳と至仏山を連続登頂する予定だったが、出だしの木道が濡れており妻がスリップして軽度のねんざ。結局計画を諦め、尾瀬ヶ原をぐるっと歩いただけで帰宅した苦い思い出がある。
5時前に駐車場に到着して準備。トイレは使えたが、約15キロ手前で寄った「道の駅尾瀬かたしな」の方が、設備が新しくて最高だった。今回も相変わらずのソロで、今シーズン初めて軽板を出動させた。しばらく歩くと真新しい熊の足跡。一ノ瀬休憩所に向かって左側の斜面に消えていた。もうしばらく歩くと登山者のおじさんに抜かれた。「魔法の翼」と言ってもラッセルや踏み抜きさえなければ普通に登山者の方が早いよね、と鈍足を無視して思う。
一ノ瀬休憩所でなんとなく林道っぽいラインを辿ってしまい、少し戻る。冬路沢橋手前でスノーブリッジを渡り尾根に取り付く。スキーではこちらの方が歩きやすいだろう。無駄の生じないようにトラバースして三平峠近くまで出る。下り基調になったところでシールを剥いで滑りながら移動。朝はカチカチなので滑りが良い。尾瀬沼の凍結状態が不安だったが、遠目に見る限り疑いようのない白さで凍結しているようなので、尾瀬沼に下りることにした。
尾瀬沼に降り立つ。最高である。ウユニ塩湖行かなくても私はここで満足である。テンションが上がってしまい珍しくセルフタイマーで写真を撮る。その後、スケーティングしたり歩いたりして沼尻平まで移動。再びシールを貼ってナデッ窪を直登する。気温が上がると左右からの雪崩が恐いが、この時点ではクトーが良く効くくらいに締まっていたので問題ないという判断。効率よく高度を上げる。目指すはより標高の高い柴安瑤世辰燭里如∇瑤魯肇薀弌璽垢脳蔑。傾斜があるため雪質次第では怖いだろう。なお、このあたりで最初に抜かれた登山者に追いついていた。
最後の数メートルだけは少し急な雪壁で、面倒だったが安全第一でアイゼンに切り替えてシートラした。絶頂。爼瑤砲録名の登山者が見えるがこちらはまだ私だけである。墓石のような山頂の碑に手を合わせる。今年はこの山で山スキーの事故があった。しばらくしてシールを剥いで下降に移る。往路と同様に爼瑤鬟肇薀弌璽垢靴謄淵妊歎ΡΥ濛Δ望茲蠑紊欧襦B心は前日までのトラックが多かったので、ノートラックを狙って南南東の斜面を滑った。
帰りは、より長く尾瀬沼を横断した以外ほぼ同ルートを戻る。行きでは発揮できなかったスキーの機動力が帰りは存分に発揮できただろう。たぶん、この日の燧ケ岳組では一番早く大清水に戻った。やはり、山スキーは魔法の翼なのである。で、駐車料金500円を収めて一路家へ。「山は偉大なホスピタル」という医師の言葉を信じたが、日曜日には風邪がぶり返し始めていた。
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