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Yamareco

記録ID: 1805063
全員に公開
ハイキング
東北

みちのく潮風トレイル−山田町区間(未開通)−

2019年04月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:57
距離
25.0km
登り
1,382m
下り
1,375m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:22
休憩
0:35
合計
8:57
7:40
341
スタート地点 小谷鳥海岸
13:21
13:43
38
14:21
14:21
21
14:42
14:43
36
15:19
15:31
66
16:37
ゴール地点 浪板海岸駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
今回のトレイル再開ポイント、小谷鳥海岸までは陸中山田駅からバスに乗り大浦小学校前まで行き、そこから徒歩で向かった。バス停から海岸までは1.3kmほど。一日5本しかないバスなので乗り過ごした場合はその後の日程はかなり厳しいものとなる。
踏破後は開通したばかりの三陸鉄道にて出発地に戻る。
コース状況/
危険箇所等
正式には未開通区間なのだが、すでに道標などが多数整備されているのでそれを頼りに歩くことができる。が、自己責任で。海沿いの歩道など数箇所で荒天の場合通行が危険そうな箇所がある。また、防潮堤の再建・高速道路の工事などで道が変わっており最新の地形図でも役に立たなかったりするので要注意。
その他周辺情報 陸中山田駅周辺に入浴可能施設、スーパー、飲食店など多数あり。
地元にお金を落としていこう!(笑
路線バスの終点からスタート。
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路線バスの終点からスタート。
トレイルのコースに復帰するのに1.3km歩きます…。
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トレイルのコースに復帰するのに1.3km歩きます…。
ここからコースに復帰。まずは前方に見えている山を越えます。
ここからコースに復帰。まずは前方に見えている山を越えます。
トレイルの杭を発見。まさかここから山の斜面に入るんじゃあるまいな?
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トレイルの杭を発見。まさかここから山の斜面に入るんじゃあるまいな?
良かった、普通の林道だ(笑
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良かった、普通の林道だ(笑
牛転峠から林道を逸れ山道に入ります…が、なんか工事中?
牛転峠から林道を逸れ山道に入ります…が、なんか工事中?
なんか道とも斜面ともつかないところ…。
なんか道とも斜面ともつかないところ…。
斜面…だな、これは。
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斜面…だな、これは。
本当にここが道なのか怪しい感じですが、道標らしきものがあるので以前から道だったようです。村行旅って、なんだ?と悩んでしまいましたが、おそらく「旅行村→」と言いたいのでしょう。
本当にここが道なのか怪しい感じですが、道標らしきものがあるので以前から道だったようです。村行旅って、なんだ?と悩んでしまいましたが、おそらく「旅行村→」と言いたいのでしょう。
斜面をよじ登ると見晴らしの良い場所に出ました。よかった、ちゃんと道がある。
斜面をよじ登ると見晴らしの良い場所に出ました。よかった、ちゃんと道がある。
山のピークらしきところに出ました。
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山のピークらしきところに出ました。
無名峰のようです。305高地というプレートが。
「203高地みたい」と言ったらツートンには通じませんでした。
無名峰のようです。305高地というプレートが。
「203高地みたい」と言ったらツートンには通じませんでした。
見晴らしは今ひとつ。
見晴らしは今ひとつ。
ピークから少し進んだあたりのほうが開けています。
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ピークから少し進んだあたりのほうが開けています。
船越湾と鯨山。今日はあの鯨山に登って降りるところまで行きます。…行けるかな?
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船越湾と鯨山。今日はあの鯨山に登って降りるところまで行きます。…行けるかな?
その先には絵に描いたようなリアス式海岸が続きます。向こうに見える半島を一個ずつクリアしていくんです。気が遠くなります(笑
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その先には絵に描いたようなリアス式海岸が続きます。向こうに見える半島を一個ずつクリアしていくんです。気が遠くなります(笑
1時間半歩いたんですが、スタート地点の小谷鳥海岸がまだ足元に…。
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1時間半歩いたんですが、スタート地点の小谷鳥海岸がまだ足元に…。
気を取り直して進みます。里山ですが峻険なヤセ尾根になってます。
気を取り直して進みます。里山ですが峻険なヤセ尾根になってます。
なぜこんなに見晴らしがいいのかというと、津波で発生した火災が燃え広がった結果なのです。
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なぜこんなに見晴らしがいいのかというと、津波で発生した火災が燃え広がった結果なのです。
稜線歩きに気を良くしていると「そろそろ降りろ」とのこと。めっちゃ急な下り坂を転がり落ちるように下っていきます。
稜線歩きに気を良くしていると「そろそろ降りろ」とのこと。めっちゃ急な下り坂を転がり落ちるように下っていきます。
急斜面をトラバースしつつ沢筋を進む
急斜面をトラバースしつつ沢筋を進む
沢尽きるところ、即ち海。
沢尽きるところ、即ち海。
出ました。
車道が通じていない小さな入江。
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車道が通じていない小さな入江。
プライベートビーチですな。
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プライベートビーチですな。
格好の漁場であるらしく漁船が何隻も操業してます。
格好の漁場であるらしく漁船が何隻も操業してます。
海沿いの遊歩道?
この先に道はあるでしょうか?
海沿いの遊歩道?
この先に道はあるでしょうか?
おっと、なんだか雰囲気が怪しくなってきた。
おっと、なんだか雰囲気が怪しくなってきた。
足元では波が砕ける。
ビビるツートンの図。
足元では波が砕ける。
ビビるツートンの図。
おっと、この先道がないように見える。そんなときは山側を見ると…。
おっと、この先道がないように見える。そんなときは山側を見ると…。
道発見。もう慣れたぜ、このパターン(笑
道発見。もう慣れたぜ、このパターン(笑
海岸から一転。鬱蒼とした森へ。
海岸から一転。鬱蒼とした森へ。
仮設住宅に桜が咲いてました。
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仮設住宅に桜が咲いてました。
舗装路から再び林道へと誘われる。
舗装路から再び林道へと誘われる。
ホーホケキョ!
林道を抜けると荒浜が目の前に広がる。
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林道を抜けると荒浜が目の前に広がる。
キレイな海と砂浜だなぁ。どこか南国のビーチみたい?
でも背景の山が間違いなく東北の山(笑
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キレイな海と砂浜だなぁ。どこか南国のビーチみたい?
でも背景の山が間違いなく東北の山(笑
荒浜には神社がある。
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荒浜には神社がある。
津波で被害を受けたが再建なった模様。
旅の無事を祈っておこうか。
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津波で被害を受けたが再建なった模様。
旅の無事を祈っておこうか。
海沿いの道を田ノ浜集落へ向けて進む。
海沿いの道を田ノ浜集落へ向けて進む。
船越漁港もキレイに整備されていた。
コンクリートが真新しいのは壊滅→再建という道筋をたどったからか。
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船越漁港もキレイに整備されていた。
コンクリートが真新しいのは壊滅→再建という道筋をたどったからか。
疲れが出てきた頃なのに通行止めで迂回しろとな?
疲れが出てきた頃なのに通行止めで迂回しろとな?
一旦高台に登り…
一旦高台に登り…
新しく作られた山腹の道を歩き…
新しく作られた山腹の道を歩き…
再び海岸へと下る…。
再び海岸へと下る…。
んで、堤防に向かって戻る…と。
んで、堤防に向かって戻る…と。
新しく作られた巨大な防潮堤を眺めながら内陸方面に向かう。
新しく作られた巨大な防潮堤を眺めながら内陸方面に向かう。
三陸鉄道をオーバーパス。
ようやく船越半島の攻略を終えた。
三陸鉄道をオーバーパス。
ようやく船越半島の攻略を終えた。
45号へショートカット。
45号へショートカット。
しばし45号を歩く。並行する高速が開通したので交通量は少なめだが、それでも楽しくない区間ではある。
しばし45号を歩く。並行する高速が開通したので交通量は少なめだが、それでも楽しくない区間ではある。
山田南IC入り口の交差点を過ぎてすぐに山手へ右折する。写真は振り返って撮影している。
山田南IC入り口の交差点を過ぎてすぐに山手へ右折する。写真は振り返って撮影している。
手元の地形図に従って、高速沿いの道を進む。ただ、高速が延伸されていて地形図が当てになるのかわからない。
手元の地形図に従って、高速沿いの道を進む。ただ、高速が延伸されていて地形図が当てになるのかわからない。
このさき通り抜けできませんという張り紙に一抹の不安を覚えるが、とりあえず進む。
このさき通り抜けできませんという張り紙に一抹の不安を覚えるが、とりあえず進む。
…高速のフェンスが行く手を阻む。やっぱり道が変わっていたか…。
…高速のフェンスが行く手を阻む。やっぱり道が変わっていたか…。
三枚前の写真のアンダーパスに戻り高速を潜る。対岸に新しい道が作られているが、この道は通り抜けできるだろうか。
三枚前の写真のアンダーパスに戻り高速を潜る。対岸に新しい道が作られているが、この道は通り抜けできるだろうか。
山道に入ったはずだが、高速の側道を歩いているようにしか見えない。
山道に入ったはずだが、高速の側道を歩いているようにしか見えない。
対岸には行き止まりになってしまった道が見える。
対岸には行き止まりになってしまった道が見える。
暫く行くと道が古くなる。
暫く行くと道が古くなる。
どうやら地形図にある山沿いの道に復帰できたようだ。
どうやら地形図にある山沿いの道に復帰できたようだ。
高速に削られて、ところどころ付け替えられているが通り抜けは可能なようだ。戻らなくて済んでホッとする。
高速に削られて、ところどころ付け替えられているが通り抜けは可能なようだ。戻らなくて済んでホッとする。
この道の途中には数箇所道標があるが、トレイルコースとは関係ない。
この道の途中には数箇所道標があるが、トレイルコースとは関係ない。
道標はあるが地形図にも道はなく、どこに続いているのか不明。
道標はあるが地形図にも道はなく、どこに続いているのか不明。
突然目の前にコンクリートの建物が見えてきた。青少年の家だろう。やっと着いた。
突然目の前にコンクリートの建物が見えてきた。青少年の家だろう。やっと着いた。
青少年の家から鯨山に登る。
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青少年の家から鯨山に登る。
よく整備されて歩きやすい登山道だが、すでに20km近く歩いてきた身には堪える。
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よく整備されて歩きやすい登山道だが、すでに20km近く歩いてきた身には堪える。
リアスの丘と名付けられた展望地からは今朝出発してきた船越半島が見える。あの裏側から歩き始めて今ここにいる。
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リアスの丘と名付けられた展望地からは今朝出発してきた船越半島が見える。あの裏側から歩き始めて今ここにいる。
鯨山本体へ登る前に一度鞍部に下る。まだ登らなきゃならんのに下るのは精神的にキツイ。
鯨山本体へ登る前に一度鞍部に下る。まだ登らなきゃならんのに下るのは精神的にキツイ。
対面には鯨山の急峻な斜面が待ち構えている。
対面には鯨山の急峻な斜面が待ち構えている。
ところどころロープが張られている急な登山道。
ところどころロープが張られている急な登山道。
急斜面に弱いちゃってぃ、だんだん落伍していく…。
もう、限界です…。
急斜面に弱いちゃってぃ、だんだん落伍していく…。
もう、限界です…。
山頂直下でイワウチワの群落が出迎えてくれた。
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山頂直下でイワウチワの群落が出迎えてくれた。
癒やされるね。
権現様が祀られている山頂に到着!
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権現様が祀られている山頂に到着!
早池峰山などが見える。
早池峰山などが見える。
こちらは片羽山。
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こちらは片羽山。
船越半島。
これから行く道。
これから行く道。
疲れが出てきて山頂でへたりこんでしまったが列車の時間もあるので動き出す。
疲れが出てきて山頂でへたりこんでしまったが列車の時間もあるので動き出す。
青少年の家コースと異なり、あまり利用されていないようだ。ふかふかの落ち葉が路面を埋めている。表参道らしいが現在は主要路ではなくなっている。
青少年の家コースと異なり、あまり利用されていないようだ。ふかふかの落ち葉が路面を埋めている。表参道らしいが現在は主要路ではなくなっている。
林道に抜ける。
コンクリートの法面に道がつけられていた。かつての参道の面目躍如かな。
コンクリートの法面に道がつけられていた。かつての参道の面目躍如かな。
道路脇に「例の杭」。
林道から再び脇道へ。
道路脇に「例の杭」。
林道から再び脇道へ。
薄暗い作業道をひたすら下る。いよいよ足が痛くなってきた…。
薄暗い作業道をひたすら下る。いよいよ足が痛くなってきた…。
この分岐は左へ。ここから先は私有地らしいが通行可能。
この分岐は左へ。ここから先は私有地らしいが通行可能。
思ったより荒れていない。
思ったより荒れていない。
入り口はロープで閉鎖されているが通行可能。
入り口はロープで閉鎖されているが通行可能。
斜面に点在する住宅の中を通り抜け浪板の集落へ。
斜面に点在する住宅の中を通り抜け浪板の集落へ。
住宅街を抜けるとゴールの浪板海岸駅である。
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住宅街を抜けるとゴールの浪板海岸駅である。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

区切り区切りで歩いている「みちのく潮風トレイル」。
今回は前回途中で終わっていた船越半島からスタートして鯨山を経由、大槌町エリアに入るところまでを歩いてきました。

まずは前回中断した小谷鳥海岸まで戻るのが一苦労。数少ない路線バスを駆使して距離を縮めますがそれでもコースに復帰するまでに1.3kmのアルバイトがあります。

小谷鳥海岸をスタートするとコースは山の中へ。また自然に還りかけた山道を歩かされるのかとドキドキしましたが以外にもこの区間の状態は良く気持ちよく歩けました。
305高地と名付けられた少ピークからは船越湾の眺めがよく、海岸沿いに降りれば波打ち際のすぐそばを通るスリリングな区間があったりと飽きることがありませんでした。
一山越えて荒浜に出るとそこには青くキレイな海が広がっていました。砂浜の砂が白いのでまるで南国の海のようなコバルトブルーの海。なかなかフォトジェニックです。ここまでが前半のハイライトでした。

此処から先は所謂「つなぎ」の区間となります。
生活路を通って田の浜、船越と集落の中を進み国道45号へ抜けます。
途中、防潮堤工事のために道が通行止めになっており迂回を強いられたり、我慢の行程が続きます。
工事といえば、海岸沿いは防潮堤などの復興工事。山側では高速道路の建設と盛んに地形の改変が行われている影響で地図がやくにたちません。工事の進展とともに刻々と道路も付け替えられるためで、この区間は感を働かせて突破するしかありませんん。くれぐれも立入禁止を無理やり突破したりすることのないように。

青少年の家にたどり着ければ、そこからは再び山道となります。
鯨山登山道を経て山頂、そして麓の浪板海岸駅へ。
青少年の家からは2回ほど登っていますが、下山路とした「表参道コース」は今回初めて歩きました。表参道などというのでさぞや立派な道がついているものだと期待したのですが、現在は駐車場の利便性からほとんどが青少年の家から登っているようで、こちらはあまり踏まれていないのか全体的に落ち葉に埋もれがち。しかも最初から最後まで急な下りとなるので疲れた足にきつかったです。

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