奥岳登山口から安達太良山に登り「本当の空」を堪能
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- GPS
- 05:55
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 780m
- 下り
- 780m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奥岳登山口から五葉松平までは、スキー場のゲレンデ内の登山路を登ったが、ほとんど雪は無く、登山靴が泥だらけになった。五葉松平から上部は、登山路は残雪に覆われていたが、ツボ足で問題なかった。特に危険個所はない。また、この日は、稜線上の風も穏やかで視界も極めて良好だった。安達太良山山頂からくろがね小屋経由で下山したが、雪原の斜面のトラバースがあるので、注意深く歩いた。 |
その他周辺情報 | 大江町大山自然公園キャンプ場; 0237-62-5421 大江町健康温泉館; 0237-83-4126 入浴料:@350円 ヤマザワ寒河江西店; 0237-83-4111 |
写真
感想
今年の山岳会の春合宿の初日は、東北の安達太良山。前夜に出発し、車中泊して安達太良山の奥岳登山口に4:40に到着した。奥岳登山口の駐車場には、数台車が停まっているだけだった。
天気は、晴れ、登山の準備をしていると、朝陽が登り始め、明るくなってきた。あだたらロープーウェーはまだ動いていない。準備体操をして出発した。
登りは、五葉松平コース。あだたらスキー場のゲレンデ内の登山路に全く雪は残っていない。しかし、登りにかかると、登山路に残雪が表れ始め、泥んこ道で靴は泥だらけ!!急な登りで汗が噴き出した。急な登りを登り切って平らになったところで、朝食休憩をとった。風はなく、二本松から郡山にかけて田植えを待つ水田の水面が朝陽を浴びて美しい。
五葉松平の手前から残雪の登山路となった。仙女平分岐を6:57に通過し、視界が開けた場所で2度目の休憩をとった。日差しが強くなってきて、雪面からの反射が眩しいため、サングラスをかけて雪田を登る。
7:42に安達太良山山頂の乳首に到着。安達太良山からは、360度の眺望が開けており、船明神山の先に磐梯山がくっきりと聳えている。また、鉄山の先に吾妻連峰の峰々が真っ白い雪をまとっている。目を更に西に転じるとまっ白い雪山が連なった飯豊山塊が見えた。また、磐梯山の奥には、越後三山から尾瀬、那須に連なる雪山が見えた。また、吾妻連峰の東側には、蔵王の山並みが見え、南に目を転じると、奥久慈から阿武隈のなだらかな山並みが連なっていた。これだけの眺望が楽しめる日は、めったにない。山頂で昼食休憩を取りながら、まったりとした時間を過ごした。8:19に山頂を後にし、くろがね小屋経由で下山の途についた。
山頂から牛の背にかけては、強風が吹き荒れるのが通例だが、この日は、微風、沼ノ平の荒涼とした爆裂火口がくっきりと見えていた。この辺りから、徐々に登ってくる登山者とすれ違うようになってきた。峰の辻までは、ほとんど雪が無かったが、峰の辻からは雪原のトラバースコースとなった。当初凍結した雪面を想定し、アイゼンを持参したが、この日は、出番の必要がなかった。
9:05にくろがね小屋に到着。小屋前で休憩させてもらい、勢至平に向けて岳温泉向けの温泉パイプに沿って斜面に設けられたトラバースルートを慎重に下った。途中で登りの登山者とスライドする際は、譲り合いが必須。
9:52に八の字の分岐、旧道は泥んこ道で滑りやすいため、距離は長くなったが、林道コースを下山した。林道部分は、ほとんど雪がなく、歩きやすかった。10:34に奥岳登山口に帰着した。奥岳の湯の入口にある水場で、泥だらけになった登山靴とスパッツを洗わせてもらい、すっきりした。
この後、初日の山行に参加できなかった2人が奥岳登山口駐車場に到着し、全員が揃い7人での春山合宿の再スタートとなった。
この後、翌日の月山登山に備えて、宿泊予定地の大江町にある大山自然公園キャンプ場に移動した。この日は、1日中天候が良く、丁度見頃となった桜と新緑に覆われた春山の眺めを楽しむことができた。また、車窓からは吾妻連峰や朝日連峰や蔵王連峰の峰々が次から次へと現れ、見飽きることが無かった。
14時過ぎにキャンプ場に到着。このキャンプ場は、高台の上にあり、明日上る月山や葉山、朝日連峰の峰々が一望できる。この日は、午後になっても、くっきり見えていた。管理等の前は、芝生広場になっており、沢山の方が、のんびりとくつろいでいた。また、トイレや水場が良く整備されており、キャンパーは、芝生のサイトと雑木林の中のサイトにテント設営できるようになっている。我々は、雑木林の中にテントを設営させてもらった。
テント設営完了後、大江町健康温泉館で温泉に入り、近くのスーパーで食料品の買い出しを行い、夕食の宴会で盛り上がった。
連休初日は、快晴の好天に恵まれ、安達太良山からの360度の眺望を楽しむことができ、最高の滑り出しと中にテントった。
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