雨天決行!越後駒ヶ岳
- GPS
- 06:51
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,457m
- 下り
- 1,455m
コースタイム
04:50 道行山
06:45 駒の小屋
07:10 越後駒ヶ岳
08:40 石抱橋
天候 | 暴風雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道の雪は2箇所ほど切れている。 道行山南東尾根は50mほど板を担いで夏道を歩く。 道行山以降は雪たっぷりで問題なし。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉はゆーぱーく薬師。 JAF会員で550円。熱いサウナに冷たい水風呂。 そこそこ速いWi-Fiもあって120点。 |
写真
感想
越後駒ヶ岳には2015年の大晦日に登ったことがある。当時山スキー初心者で右も左もわからなかった僕。強力な3人のメンバーに引きずり回されるようにピークまで連れていかれたのが懐かしい。おびただしい数のウサギの足跡。輝く新雪。真っ白な越後駒ヶ岳の雄姿は今でも忘れない。そんな越後駒ヶ岳をコマゲン。天気はまあまあ悪い。雨は避けられないが下山する頃には上がるようだ。なら行くべ。山にいる間は雨に打たれても問題無いんかい、というように聞こえるが実際そうなのだ。出発時と下山時に雨が降っていなければ僕らは喜んで雨の山に突っ込んで行く。
深夜2時。雨はしんしんと降っているが元気に出発。林道や尾根は所々雪が切れていて何度か板を脱ぐ場面がある。しかし前に来た時はえらい雪が少ない中の激薮登高だったのでそれに比べたら天国だ。道行山へ向かって登っていると後方に荒沢岳が見える。いつか山スキーで行ってみたい。尾根に出ると目の前に真っ白な越後駒ヶ岳が見えた。風は勢いを増してきた。空は真っ黒だ。雨は止む気配は無い。なのにピークが見えると元気になるので不思議だ。小屋の前泊パーティが降りていく際に「上の方は風が強いが大丈夫か? 」と聞かれたので「大丈夫!春だから!」と、わけのわからない答えをしてしまった。変な奴だと思われただろうか。彼らは僕らがどんなシーズンを過ごしてきたか知らないみたいだ。雨だろうが。吹雪だろうが。かなりヤバいコンディションでもどこでも登る。僕らは山と戦うマシンさ。
小屋の手前、1,700mあたりが風のピークだった。これは中々の風速だ。20m/s以上出ているんじゃないか。雨が弾丸のように頰にビシバシ当たって痛い。しかし先日の平ヶ岳直下に比べたらかなりマシだ。小屋が空いていたので逃げ込んでおやつを食べて水を飲んで士気を上げたらピーク目指して100m、本日最後の登りだ。気合を入れていこう。しかし頂上直下の斜面は南の尾根に遮られて意外と穏やかで拍子抜けだった。一番キツいのは小屋手前だったな。山頂は風が弱くて快適だった。記念撮影をして落ち着いて滑降準備をしてテイクオフ。先生は下まで一気にカッ飛んでいた。下山タイムアタックでもやるつもりだろうか。僕とあんちゃんは交互に写真を撮りながら。白いところはモッサモサだが茶色いところはシャリシャリで超快適。これはもうロマンシング・シャバである。雄叫びを上げながら貸切の広い尾根を楽しんだ。樹林帯もすこぶる快適。林道を歩いているといつの間にか雨は止んで太陽も出てきたところでゴール。先生がガンガンぶっ飛ばすおかげでピークを出てから下まで1時間の電光滑降。まさしくライトニングディッセントだった。2度目の越後駒ヶ岳は期待を裏切らなかった。春雨の山スキーも良いな。また新しい遊び方を覚えてしまった。そういえば今日は平成最終日、平成最後の山スキーというやつだった。令和でもご安全に。
以上、平成ジャンパーのおぱくがお送りしました。
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