恵那山(途中撤退)〜バツグンの展望を楽しむ
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 941m
- 下り
- 941m
コースタイム
→12:00 9合目手前で、気力・体力・水が尽きたので
撤退→15:00下山完了
天候 | 快晴☆ 稜線で時々突風が吹くが ほぼ微風。 登山開始時、気温9度 9合目あたりの撤退地点で6度 積雪は、6合目で新雪10cmくらい、 その下は腐りかけの雪が50cmくらい 標高が上がると、さらに雪が深くなり 踏み抜くと、腰までズボズボ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道は、ところどころ陥没しているので 走行は慎重に。落石も多し。 道路の凍結はありませんでした。 林道通行止めゲート前に駐車場。30台くらい可。 登山口へは、林道をさらに30分歩きます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(上り) 登山口〜2合目まで スタート時点からすぐに 登山道は岩の上に、 薄く氷が張った状態になります。 大変すべりやすいですが、 アイゼンをつけると少々歩きにくいです。 かなりてこずる部分でした。 2合目から6合目あたり 雪の量も増えて、アイゼンがよく効いて、 かなり歩きやすくなります。 トレースも赤テープもばっちりです。 トラロープなども露出してました。 しかし、無雪期と違い、急勾配の、 足がかりのない雪面の直登です。 かなりハード。 6合目〜8合目 融けかけの、腐り雪の上に、湿った新雪が どっさり乗っている印象。 トレースをはずさなければ、大きく踏み抜く ことはないかと思います。 このあたり、周りの山々の眺望は抜群☆ 8合目上 トレースを辿っても、膝下までの踏み抜きが多くなります。 腰まで埋もれることも、しょっちゅう起きてきます。 抜け出すのに、かなり体力を消耗しました。 コースタイムも、かなり遅れて焦りも出てきました。 GPSを見て、山頂へは、まだ1時間以上かかりそうなので 下山時の体力温存を考え、9合目で途中撤退。 (下り) 3合目あたりまで 雪の中を、滑るようにサクサク下れます。 無雪期より、はるかにラクチン☆ 3合目以下 上りでも苦労した、カチカチのアイスバーンと、 全く凍っていない、ゴツゴツの岩道が交互に 登場します。 アイゼンなしでは、転倒しそうですが アイゼンをつけっぱなしだと、これもバランスが悪くて とても歩きにくく、膝がガクガクでした。 山の低いトコではアイスバーンに苦労し 高いトコではラッセルに苦労しと、 とてもハードでした。 |
写真
感想
4月12日(木)、『恵那山』に
登ってまいりました。
この山の、積雪期の登頂は、僕の目標でした。
僕には、初めての冬山2000m登山でしたが
まだまだハードルが高い山だったようで
途中撤退しました。
(反省材料)
今回、当初は、近くの『富士見台』へ
展望ハイキングに行く予定でした。
しかし、高速道路から見た恵那山に
全く雲がかかっていなかったので
急に登ってみたくなり、予定を変更して、
恵那山登山としました。
春山軽装・装備でした。
登山口までの様子も、すっかり春の風景でしたし
この山は、過去に4回登っているので
多少の雪なら、大丈夫と、恵那山をなめていました。
登山口からいきなり登場の
凍てついたガチガチの雪面の急坂は、
想像以上にハードで、
汗をたっぷりかいたのですが
着替えもほとんど持っておらず、
水も、500mlの水筒2本のみ。
食料は、カップ麺と少々のお菓子だけ。
装備面で、見通しの甘さを痛感しました。
空腹と、のどの乾きがイタかったです・・・
登山の行程も、無雪期には、3時間くらいで
山頂までつける行程なのですが、
積雪期の歩きにくさは、予想をはるかに超えて
4時間歩いても、まだまだ山頂ははるか彼方。
装備と、実力不足のことをいろいろ考えているうちに
山頂まであと1時間くらいのトコで
気力まで折れてしまい、下山退却としました。
途中撤退にも関わらず
下山時間は15時。
あのまま上り続けていたら、日没スレスレの下山に
なったことでしょう。
今の自分のレベルを知るいい機会でした。
残雪期の恵那山は、ハイキング感覚・装備・
そして軽い気持ちで
登れる山じゃありませんでした
気合を入れなおして、出直します〜
(展望など)
樹林帯が続き、なかなか展望が開けてこないのですが
6合目あたりから、一気に遠望がきくようになります。
南アルプスの展望台としては、かなり秀逸☆
甲斐駒ヶ岳から、赤石岳あたりまで、
一直線に連なってこの日は望めました。
八ヶ岳もうっすらと見えました。
大迫力なのは、北側の山々。
中央アルプスと御嶽山は、大迫力でした。
肉眼では、白山もうっすら♪
爽快な展望に恵まれ楽しかった反面、
登山の内容的には、反省点を多々感じるなど
いろいろ有意義な登山が
出来ました。
恵那山を今年もシーズンごとに
楽しみたいと思いました☆
komakiさん、こんにちは。
今度の日曜日に恵那山を考えています。
まだまだ雪が多そうですね〜
参考になります!ありがとうございます☆
県境尾根の手前まで行かれたのですネ。
この先の尾根筋は、もっとズボズボだったと思います。
登山開始時の気温9度は温かいですね。
私の時は林道の凍結場所でマイナス7度でした。
ストックではほとんど刺さらず、何度もピッケルに
変えようかと思いました。
一番登り難いときに行かれたかも知れませんネ。
もう少し早い時期の、雪が腐る前が登りやすいかも知れません。
展望は私が登ったときと同じような状況で、これだけでもご褒美ですネ
komakiさん、こんばんは。
残雪の恵那山は、登った経験がありませんが
大変そうですね
雪大好きなhottenさんが、少し異常なのかも知れません
ワカン又はスノーシューが有効な状況ですか?
この山は、ブヨが大発生の時期しか行ったことがないので
良いイメージが残っていないのですが、この時期は面白そうですね
敗退記録なので、ヤマレコにUPするのも
お恥ずかしい限りなのですが、参考にして
頂けるとのお話、とても嬉しく存知ます。
雪の多さは、想像以上でした
アイゼンは必携だと思われます。
暑さ対策と、雪対策が両方必要な
時期ですが、日曜日は、天気が良さそうですし
ぜひ、素敵な山行になるように
願っております
komaki
hottenさんのレコで拝見した雪屁が見たくて
今回登ってまいりました
9合目上の様子、とくに樹氷が残ってればと
思い、向かいましたが、力及ばずでした。
あの先、さらに踏み抜きが酷くなるんですね・・
トレースも、ツボ足トレースばかりだったので
クラクラしておりました。
気温が急上昇するのも一長一短ですね。
前日は、おそらく山の上は、新雪があった様子なので
かなり難しいコンディションでした。
僕はこの日は、ピッケルも、そしてワカンも
持ってきていなかったので、登頂はきっと
難しかったかと思います。
来期はもうすこし早く挑戦してみます
展望には、本当に恵まれました。
次回はhottenさんのように、山頂からの
大展望も見れたらいいなと思っています
komaki
残雪期の恵那山、hottenさんのレコで、
まだまだ雪があるのかな?と思いましたが、
hottenさんが登られたときと違い、
途中の林道の凍結は全くなく
徒歩で歩く方の林道も、春景色で
全く油断してしまい、ワカンもピッケルも
車の中でした
ワカンは、9合目までは、急坂すぎて
おそらく使うタイミングが難しいかと思います。
ただ、僕は今回登っていないのですが
地形から想像しますに、
山頂台地では、まだまだかなり有効だと思います。
恵那山のブヨ、僕も昨年登ったときに
ヤラれました。夏は、虫除け対策が
欠かせない山ですね〜
ブヨの発生前に、お花目的で、ぜひ登られてみて
下さいませ
komaki
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