祖母山 泥沼と霧の中から

2019年05月01日(水) [日帰り]

• GPS: 06:23
• 距離: 8.1km
• 登り: 832m
• 下り: 826m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:23
• 休憩: 0:59
• 合計: 6:22

距離 8.1km 登り 832m 下り 826m

6:15 北谷登山口
7:19 7:25 風穴
8:47 9:19 祖母山
10:22 10:28 国観峠
11:00 茶屋跡
11:17 11:32 1446三角点
12:37 北谷登山口

天候

■5/1
雨のち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■登山口
北谷登山口

■ルート
北谷登山口→風穴→祖母山→国観峠→茶屋平→北谷登山口 周回ルート

■下山口
北谷登山口

コース状況／危険箇所等

■登山道
登山道は非常にぬかるんでおり、泥沼になっていました。これが祖母山の土質に由来するのか、雨量が多すぎたために泥沼化したのかは定かではありません。
雨後、雨中は必ずスパッツを装備した方が良いです。

その他周辺情報

■日帰り温泉
八幡浜黒湯温泉みなと湯（八幡浜市）
臼杵から船で四国の八幡浜に渡ったあとで温泉に入りました。

写真

5/1 6:16

祖母山北谷登山口にて。前日夜に着いたのですが、その時点で8割がた駐車場は埋まっていて、朝起きたら満車になっていました。さすがの大型連休。

5/1 6:54

霧雨のなか、薄暗い風穴ルートを進みます。何ヵ所か渡渉ポイントがあるので、増水した沢に要注意です。

5/1 6:54

ネコノメソウの仲間。

5/1 6:56

苔が美しい沢を進みます。

5/1 6:56

降り続いた雨のためか、沢の水量も多いようです。

5/1 7:13

沢道から稜線に登ってきました。

5/1 7:16

コースの中間チェックポイントとなる風穴。ここから梯子や岩登りが山頂直下まで続く道となります。

5/1 7:28

霧のなかにアケボノツツジが咲いてます。

5/1 7:32

心なしかアケボノツツジもぐったりしている感じ。

5/1 7:32

険しい道が続きます。
ただ険しいだけなら良いですが、足元がかなり悪いので、苦戦を強いられます。

5/1 7:38

アケボノツツジは風穴ルートでは多く見られましたが、国観峠ルートでは見られませんでした。

5/1 7:39

オオカメノキの花。

5/1 8:01

霧の中のアケボノツツジ。

5/1 8:02

この天気のなか、花が湿って重い感じですね。

5/1 8:18

展望台まで登ってきましたが、見事に展望無し。
天気の回復は遅れてしまったようです。ここは日程的にやむを得ないことですので、割り切るしかありません。

5/1 8:29

登山道の状態は非常に悪いです。本来ならば登るべきではないコンディションでした。

5/1 8:38

霧のなかにピークが見えてきました。

5/1 8:48

ほどなく、祖母山頂上に到着です。

5/1 8:50

残念無念の表情。
日本百名山59座目となりましたが、残念な結果です。

5/1 8:51

一等三角点「祖母山」

5/1 9:17

帰りは国観峠から下山します。風穴ルートよりは平和であることを期待しましたが。

5/1 9:23

上側の山小屋分岐。こちらの表記は「九号目小屋」と普通ですが

5/1 9:40

下側の山小屋分岐は、なぜか「Q号目小屋」とあります。なぜアルファベット？

5/1 10:04

こちら側も泥沼で非常に状態が悪いです。ほとんどまともに歩けないレベル。

5/1 10:28

ようやく国観峠に到着。コースタイム35分のところ、倍以上の70分かかりました。

5/1 10:58

相変わらず道の状態はひどいですが、ここからは少しましになりました。

5/1 11:00

熊本、大分、宮崎の三県境。

5/1 11:02

霧が迫ってきています。

5/1 11:53

下るにつれて少しづつ明るくなってきました。

5/1 12:38

登山口の北谷に到着。　
とにかく疲れました・・・

5/1 16:49

臼杵港から、九四オレンジフェリーで八幡浜に移動します。

5/1 18:09

フェリーから見る夕陽。右には佐賀関の精錬所の煙突。

5/1 18:16

太陽の左右にうっすらと幻日？が見えました。

5/1 18:46

佐田岬の夕陽。おつかれさまでした。

撮影機器：

602SO Sony

E-M10 Mark III OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 1/25000地形図 ガイド地図(1) コンパス(1) 笛(1) 熊鈴(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) トイレットペーパー(1) ウェットティッシュ(1) フェイスペーパー(1) 日焼け止め(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(2) 雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) 水筒(1) 時計(1) カメラ(1) ズームレンズ(1) カメラメンテナンスキット(1) 予備カメラ電池(1) 予備SDカード(1) 非常食(1) 帽子(1) サングラス(1) スパッツ(1) ザックカバー(1) おふろセット(1)

感想

hirokaz

大型連休の九州遠征第4弾、祖母山です。
←第3弾　九重山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1811632.html

4/28に九重山を登って以降、4/29と4/30はあいにくの天気となってしまい
登山を断念せざるをえませんでした。

そして迎える5/1は、夕方には東京に帰り始めなければならない
帰京リミットの日。
この日の天気予報は、未明まで雨で、午前中は曇り→午後から晴れという予報。
速やかな天気の回復の可能性にかけて、土壇場で祖母山に登ることにしました。

17:00前には臼杵港に着いていないといけないので、最低でも14時には下山していたい。そのため、朝早くから登れるよう、4/30の夜は祖母山北谷登山口で車中泊をすることにしました。

なんと大型連休ということもあってか、北谷登山口駐車場は8割がた埋まっていました。ここに至るには長い未舗装路を走る必要がありますが、最短で登れる登山口ということもあって人が集まったのでしょう。
とはいえ、夜から雨が降り続いていて、結局翌朝になっても雨は弱まりこそしたものの、止むことはありませんでした。

帰りのフェリーの都合もあるのでそんなには待てず、登り始めたものの
展望もなく道は泥沼で、最初から最後まで苦しいだけの登山となってしまいました。
まだ、どんな天気でも楽しめるという境地には達していないです・・・

結論からいえば、祖母山を楽しむならこの日は登るべきではなかったのでしょう。
とはいえ、これだけ遠出をできるチャンスはめったにないので、この機会を活かしたかったというのも事実です。
遠征時はなかなか天候を選ぶことができないので、せめて怪我無く無事に帰ってくることだけは必ず守らないといけません。

こうして、長い九州遠征が終わりました。
霧島と九重では展望に恵まれ、開聞と祖母では恵まれなかったので、2勝2敗といったところです。



――EXPLORING RECORD――――――>>
ヤマレコ　188記録
3000m峰　10/21
日本百高峰　36/100
日本百名山　59/100（+1 祖母山）
日本二百名山　79/200
日本三百名山　94/301
一等三角点百名山　31/100（+1 祖母山）
都道府県最高峰　16/47（+1 祖母山 宮崎県）
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コメント

matusan

九州遠征お疲れ様でした。
連休を利用した九州遠征、4つの百名山への登頂、おめでとうございます。連休を利用した遠距離地点への遠征は、天候が思うようにいかないですね。でも、久住山と霧島韓国岳は素晴らしい天気に恵まれ、眺望が素晴らしかったですね。
今回の祖母山は、昔私が登った時も、ツルツル滑る赤土の登山路に難渋した記憶があります。噴火の影響で登れなかった阿蘇山を含め、もう一度おいでよということだと思い、また、九州を訪れてきてください。
私も屋久島を含めて連休に4年連続で九州を訪れております。
今後も、素敵な写真とヤマレコを読ませてもらうのを楽しみにしております。

hirokaz

Re: 九州遠征お疲れ様でした。
matusanさんいつもコメントありがとうございます。
やはり祖母山がぬかるんでいたのは土質のためなんですね。九州は火山が多いので、他の山も雨が降り続いたら厳しいのかもですね。

いくつかの宿題を残してきてしまったので、また九州を訪れたいと思います。