アケボノツツジとぬかるみの「祖母山」 (10連休の九州山旅#3)
- GPS
- 06:04
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 922m
- 下り
- 913m
コースタイム
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 5:44
しかし、月火の2日連続の雨の登山のあと、水曜の朝もまた雨。雨の登山はもういい! という気分。祖母山は中止にして、高千穂観光へ。それもディープに天岩戸神社へと走っていった。
祖母山は完全に諦めたつもりだった。
しかし、前泊後泊した阿蘇くじゅう連山ユースホステルで、山に詳しいご主人に登山日程を話すと、『この時期に来て、祖母山のあけぼのツツジを見のがすのはもったいなさすぎる。ぜひ祖母山には行くべき。』とアドバイス頂いた。
そこで、5/2 祖母山、5/3 久住山および阿蘇烏帽子山、に計画を変更した。
それが正解だった。良いアドバイスを頂いたと思う。
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この時点で、北沢登山口Pは満車、一段下の広場も満車。 二段下の広場も9割方埋まり、滑り込みでセーフ。 後から来た人たちは、更に下の小さな空き地を利用していた。 |
その他周辺情報 | くじゅう高原ユースホステルに2泊 山のアドバイスも頂ける上に、居心地の良いサービスで、すっかりくつろいでお世話になりました。 宿泊客同志で山の情報交換できるのも、とても良かったです。 |
写真
感想
木曜の未明、宿から北谷登山口まで走る道は街灯もないくらい森の道。西の地平近くに沈みかける細い細い月があり、幻想的なドライブ。
登山口に到着した頃はもう明るい。
宿で作って頂いたオニギリ弁当、おいしい! ゆっくり食べて、さて出発。
登りは風穴コースにした。
同宿の方で昨日登った人が、風穴コースはアケボノツツジがきれいだった、と教えて下さったから。
歩き始めて10分ほどで北谷の沢を渡渉。
週の前半に降り続いた雨の影響と思うが、水量がある。私の前を歩いていたソロの男性はぴょーんと跳んで越えた。私は浅いところを探してうろうろした挙げ句、結局は、流れに片足を踏み込んで渡った。さいわい水深は登山靴の踝くらい。濡れずに済んだ。この後、数回渡渉を繰り返して進む。
週の前半に降り続いた雨の影響と思うが、登山道の表面の土はドロドロのぬかるみ。
ハシゴが出現。風穴だ。ハシゴの桟は先行者の靴底の泥でドロドロ。手に泥がつくけど、致し方なくハシゴの桟をしっかりつかんで登る。
風穴を過ぎるといよいよアケボノツツジの群生地。
群生地といっても密集しているわけではなくて、木はまばらに生えている。
花も枝に密集しているわけではなく、まばらにつぼみがついている。
花の色が独特で、一度見たら忘れられない華やかさ。
これがアケボノツツジなのね。
アケボノツツジを見ては写真を撮り、手に泥を付けながら急なハシゴまたはロープのある岩場を越え、それを繰り返してドロドロの急斜面を登っていく。
登りながら、この泥だらけで滑りやすい急なルートを戻るのは危険だから、下りは緩やかな国観峠ルートに迂回しよう、と決心。
無事に山頂へ。感激。
空は青空だけど、眺望がいまいちはっきりせず。
休憩に座ったら、お隣は鳥取から見えたというご夫婦だった。
九州の山には、一生に一度の10連休でもないと来れませんよねー、とお互いに話す。
山頂では、ビデオをセットして、逆立ちして登頂メッセージを話す男性もいて、注目を集めていた。^o^
下山は国観峠コース。
ドロドロの深いぬかるみが続く。
滑って支えにしたポールの一方が折損。 はぁ。ショック。
さらに歩くと、また滑り、空いた手でとっさにつかんだ笹の茎で小指の先を切り、血しぶきが飛んだ。手当して、何とか血止めに成功。
こんな事件はあったが、こちらはひたすらダラダラの退屈なコースだった。条件が良ければ、風穴コースピストンの方が楽しいな。
滑りつつ慎重に下り続け、無事に下山した。めでたしめでたし。
アケボノツツジとドロドロのぬかるみが記憶に長く残りそうだ。
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