福井・打波川支流亥向谷左支流
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
中流域から谷は荒れていて遡行価値が無い。 |
写真
感想
亥向谷はこれまで幾度か入渓してきたが、下流域の支流に入るのはこれが初めて。今回は2名という身軽さを利用して、急峻な谷を周遊する計画を立てた。
亥向谷を渡るとするに支流出合に到着。しかし谷は以前から荒れ谷なのか、下流部はコンクリの樋状谷になっており、谷中を歩くことがまったくできない。転んだらどこまで落ちるかわからないような、まるで幅広いボブスレーコースのようになっている。
この造形物は傾斜もあるので避けることにしたが、そのため岸に上がって朝イチから藪こぎとなる。
しばらく進むとようやく谷間となる。小滝が急傾斜で続いている。背中から朝日が注ぎ込み、だんだんと気温が上がってきた。
しかし狙いをつけたはずのゴルジュが一向に現れない。変わりに両岸からの崩壊がだんだんと激しくなり、とうとう谷は崩壊岩で埋め尽くされて、伏流してしまった。どうもこの谷はこんな谷のようだ。
面白味のない谷を淡々を詰め上げ、稜線に上がって大休止。こりゃ今回は失敗したかもと、同行のKonpasu氏と顔を見合わせる。仕方ない、下降する谷に賭けるしかない。
重い腰を上げて今度は一気に下降する。ほどなく下降予定の本流に降り立つが、この谷もどうやらスカ谷。源流域からすでに崩壊で埋まっている。そんな谷を黙々と下ってゆく。天気はいいのだが、ここのところの雨続きのせいか、やけに湿気が多くて、空気がからっといしていない。からだにまとわりつくような気温である。
屈曲した地点には何かあるだろうと期待を寄せるものの、ここも単なる崩壊地で予想を裏切られる。結局何も現れないまま下山と相成った。
こんな谷なので載せる画像も少ない。なので、谷中で遭遇したカジカガエルの写真でもどうぞ。こいつ、擬態をするカエルで体型が平べったく、オレはコイツがなかなか好き。こいつの鳴き声が、また見た目と違って美しいんだよな…。
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