若見山(72/栃木百):イワウチワ群落半端ない!半袖隊長、ついでに関東一の秘境駅探訪
- GPS
- 05:52
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 996m
- 下り
- 849m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:50
累積標高(上り): 1199m / 累積標高(下り): 1050m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
(注)トンネル内歩行などでログが跳びまくっており、特に累積標高差は数百メートルの誤差があると思われます。
そのため下記EK度数はあくまで参考までとしてお考え下さい。
★EK度数:33.83=16.59+(1199÷100)+(1050÷100÷2)
→→→判定「●EK32〜40未満 日帰りとしてはきつい」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考ガイド】なし
分県登山ガイド(山と渓谷社):栃木県の山には非掲載
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(注)午前中の野岩⇒ゆーバス接続はこの一本が便利。拙者は個人的な事情(赤線繋ぎ)のため別当坂BSまで乗車したが、登山口の最寄りは一つ手前の上塩原BS。 (注)但し上塩原BSからでも、バス道をだらだら登り、シェルター(歩道有り)を潜って十数分かかる。 (注)ゆーバスは全区間がフリー乗降区間なので「若見山登山口」と指定し下車するとよい。運転手が知らなければ「尾頭(おがしら)トンネルを抜け、大きなカーブを過ぎ、二つ目のシェルターの右手前に駐車スペースがある所」と言えば分かると思う。 (注)ゆーバス料金は一律200円(現金のみ)。車内販売の一日乗車券400円を購入し、下山後に塩原温泉へ行き入浴するのも一興。上三依塩原温泉口駅に戻っても入浴施設はない。 (注)ゆーバス塩原・上三依線時刻表 https://www.city.nasushiobara.lg.jp/12/01/documents/0316shiobarakamimiyori2.pdf 【復路】男鹿高原駅16181730下今市駅17411900南栗橋駅19111958北千住駅20112055地元駅 (注)男鹿高原駅は関東一の秘境駅とも評される無人駅。電車発車後、すぐに車掌が検札に回り乗車券を車内販売する。 (注)GW行楽混雑のため、途中乗車となる下今市駅から(日光駅始発電車なので)座れず。JR線との乗換駅である栃木駅にてようやく着席。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【】 ●歩行距離16.6kmとやや長いが、若見山登山周回コースは約4.3kmのみ。 ●残りの約12.3kmはトンネルやシェルターもある国道歩きばかり。 ●若見山登山道は地形図には載っておらず、入口と山頂以外に登山道標はないが、東電鉄塔保守作業にも使われており、踏み跡はほぼ明確。 ●山頂から折返地点までは尾根幅が広く踏み跡がやや薄いが、とにかくトップを外さず下る。テープ・リボン類も点在している。 ●折返地点から尾根道・巻道分岐点の間に、路肩が緩く狭いトラバースがあるが、お助けロープが設置されている。 ●山頂直下の直登以外は九十九折りのゆるい傾斜道が多く、とりわけ危険箇所はない。 ●トンネル・シェルターには歩道が敷設されているが、トンネル距離が長い(2km弱)ので、蛍光タスキやヘッ電を用意するとよい。 イワウチワ群落【】 ●1ヶ所目は登山口から約30分の鉄塔下の斜面、 ●2ヶ所目は鉄塔から7〜8分後の松葉の絨毯となった幅広い平坦な尾根道 で断続的に続く。 ★水場:なし ★渡渉箇所:なし ★泥濘状況:なし ★積雪状況snow:なし ★蜘蛛の巣 :なし ☆半袖 タイム:終日 ★半袖 出会い指数:なし ☆半袖 驚かれ指数:なし ★入山者:なし…登山口に2台駐車中にて先行者いたかも。 |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:なし ★駐車場:登山口反対の空き地に10台程度の駐車スペースあり ★トイレ:なし(上三依塩原温泉口駅で済ませましょう) ★携帯 :全て圏内 ★食料調達処:ファミリーマート(北千住駅上りホーム) ★酒類調達処:下今市駅上りホーム売店 ★お土産処:購入せず ★飲食店:寄らず ★温泉:寄らず(野岩・鬼怒川線沿いでは中三依温泉駅、湯西川温泉駅、川治湯元駅、鬼怒川公園駅に日帰り湯あり) ★宿泊施設:日帰り |
写真
感想
野岩鉄道沿いに点在する栃木百名山のうち、これまでに南平山・葛老山 ・芝草山と登ってきました。
当初は電車バス利用だけでこんなに登れるとは思ってもいなかったのですが、調べてみるとまだあります。
塩沢山や持丸山は駅⇒駅で、明神ヶ岳や弥太郎山はバス利用で…などと思いながらアタリを付けていたら、ポロッと若見山が出てきました。
「若見山って…栃木百にあったっけ?」
ダメですねぇ…拙者の頭の中からか完全に漏れていました。
どんな山かと思ってレコ検索してみると…あまり登録件数は多くありません。
でもその多くが4〜5月に集中しています。
…ってことは春に咲く花に魅力があるのかと直感し個々にレコを探りました。
やっぱり…イワウチワだったんですね(^^)v
…と言うことで、拙者も即決、すぐに行ってみました。
上三依塩原温泉口駅からのバスは、東武鬼怒川線・野岩鉄道のダイヤに合わせて運行されており、一般的には10時前には歩き出せます。
今回は個人的な都合(赤線繋ぎ)で別当坂バス停から歩きましたが、それでも10時過ぎには歩き出せます。
(注)バス利用で一番効率的に歩くのは、フリー乗降区間制度を使って若見山登山口で下車・乗車することです。
アクセス欄に詳細を記したので、電車バス利用の方は参考にして下さい。
単に登って降ってだけだと3時間程度…でも、それではあまりにももったいない!
片道5時間も掛けてここまで来ているんですから。
と言うことで地図を眺めていると、更に北の男鹿高原駅までテクテク歩いてみたらどうだろう?と思ってしまいました。
その男鹿高原駅は秘境駅として知られており、全国では19位、関東ではナント…No.1だったのですね。
(山行HP)秘境駅ランキング 1〜50位 “2019年度版”
http://hp1.cyberstation.ne.jp/hikyoueki/Top50-2019.html
ヤマレコの趣旨からはやや外れますが、「イワウチワと秘境駅」を目的に歩くことにしました。
結果としては
●イワウチワ:今季見た中で一番、(経験値は少ないですが)自分史上の中でも一番
●ブナ(広葉樹):山頂部一帯はまだ冬枯れの様相なるも、ブナなどの素晴らしい広葉樹林帯
●男鹿高原駅:自らの脚で歩いて行ったのが災いしたのか…「秘境」の印象は薄し
…でした。
なお登山口駐車場に止まっていたクルマの主は、「最近の登山で会ったかも?」欄からshige-ponとwakasatoさんであったことが分かりました。
歩行時間帯が異なるためお二人ともお会いできなかったのが残念です。
今回登った山
★若見山(わかみやま)1126m:栃木百名山…72座目
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
コメント
この記録に関連する登山ルート
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隊長 こんばんはー
また開拓されましたね!!
パイオニア精神に溢れていて素晴らしいです。
自分史上というイワウチワの群落ですが、花瓶よりもですか?
写真を見ただけでは良く分からないのです。
花瓶山は日本一と言われる横根山に次ぐ規模だと思っていたのですが。
横根山だけ突出して、他はどんぐりなのかもしれませんが?
shige-pon と申します
yamabeeryuさんも若見山に来ていたんですね
イワウチワが咲いているのには気が付いていましたが、写真も撮らずに通り過ぎてしまったので、少々後悔しております・・・
yamabeeryuさんの山行記録、これからも楽しみにしております
それでは、良い山行を
今年花瓶山に行ったのは4/16でしたが、うつぼ沢出合〜向山のイワウチワは既に終盤戦にて、チラホラ咲きでした。
ですので花瓶山の真の実力を知らないので何とも…なのですが、今まで自身の目で見てきたイワウチワの中では…の比較になります。
「日本一と言われる横根山」とは、前日光の横根山かな…と思ったら、常陸の国の横根山なんですね。
レコの代表写真を見ているだけで、こりゃ、凄そう
…で、場所は?と思ったら、竪破山・土山の近くで高萩駅と花貫山の中間地点?
と言うことは、その横のR461は歩いたことがあるそ!
…ってことは、高萩駅から十分に徒歩圏内。
…ってことで、来春の青春18あるいは東日本パスの時季に行くしかないですね。
隊長
拙者は普通のルートで周回しておりました。
計画段階では、下山後に、山ルートで上三依塩原温泉口駅方面へ行けないかな?尾頭峠経由はどうかな?…と思って、皆さんの足跡を見たのですが…。
あまりの薄さに、自分ではこりゃ無理だ…と悟って、地味に国道を歩いておりました。
普段はイワウチワを見ることがないので、目をテンにしてウロウロしちゃいました
ぐるっと一周!シリーズ、真似できるところは…
最近の石尊山や火戸尻山…へぇ、あそこでグルっとねぇ…と思いながら拝見しました。
隊長
こんにちわ。
いつもながら、電車、バスの乗継がすごい!秘境駅を訪れる旅も面白そうです。
イワウチワって、最近、レコで見かけることが多いですね。今まで、気にしてませんでしたが、可愛いお花🌸これからは、注意して探してみようと思います。
どの花でも昔から咲いているのですが、突然、脚光を浴びることがありますね。
最近ではハナネコ、ちょっと前のイワタバコやレンゲショウマ。
アカヤシオだってその一つかもしれませんね。
電車バス乗継も、その地域一帯に慣れてしまえば、(心理的に)行きやすくなります。
但し、来年になったら、もう忘却の彼方…
なので「行ける時に行っちゃえ、オッサン」です。
隊長
凄いイワウチワの群落ですね。イワカガミは良く小さな群落で見かけますが、イワウチワはイワカガミほど見かけないです、見てもせいぜい数株程度。もっとも当方も経験値は少ないので、外れてるかも知れません。
5月3日に山梨のほぼ同じ標高の山に行きましたが、イワウチワ、イワカガミ共に見ませんでした。若見山は昨年の5月16日に行ってますがイワウチワは全く見なかった(気づかなかったのかな)です。イワウチワ、分布しているエリアとか日照とかの関係なんでしょうか。
秘境駅とか色々調べて行かれるところが凄いですね。
お疲れ様でした。
アカヤシオが北関東の山に多いように、イワウチワも北関東(栃木・茨城)に多いのでしょうか?
でもイワウチワは花が落ちてしまうと、ほとんど気付かないと思います。
他の花でもそうかもしれませんが、とりわけ特徴があるわけではないですからね。
山梨方面では、滝子山の寂惝尾根にイワカガミが咲きますね。
でも、自身では見たことはありませんが…。
上三依塩原温泉口駅に出たら、もう男鹿高原駅に行くしかありませんでした。
その前に中三依温泉駅から上三依までは歩いてしまっていたからです。
それで男鹿高原駅?と思って調べてみたら、「え〜、秘境駅だったの?」と自分でもビックリでした。
駅に置いてあるノートを見たら「今回で3回目です」というファンもいました。
当日もクルマで3人のオジサンが来ていました。
隊長
yamabeeryuさん、こんばんは。
ちょっとヤマレコ休んでいたら凄いレコアップですね 。
イワウチワというと、東京近郊では自生する山は限られていますよね。神奈川県内など聞いたこともない。
北関東には結構群生地があるんですね 。
小生仙台にいた頃、市内裏山の蕃山とかにカタクリとともにいっぱい咲いてたし、面白山とかでも見かけましたので、左程珍しい花ではないのかなと思っていました。
中身は観光レコばかりですが…ちょっと普通列車乗り鉄に出ておりまして…。
有効期間が1週間なもので、貧乏性ゆえ、つい、毎日乗って遠出してしまいました
その山、その山で咲く花が違うからいいのでしょうね。
今さらながらWikipediaを見たら
★本州の中国地方以北の山地帯の林内や林縁に分布
とあるのでかなり全国的な花ですね。
また…田中澄江さんの著者
●『花の百名山』で大岳山を代表する花
●『新・花の百名山』で雲取山を代表する花
とあるので、意外に近くにあるんですね。
隊長
蛍光タスキまで用意されて
トンネル&夜間道路歩く気満々ですね
39ヤラシげなトラバース
滑って落ちたら誰も通りかかりそうにないとこですね
蛍光タスキは常備品です。
日光街道歩きの途中でワークマンに立寄り購入して以降、ザックの片隅に押し込まれています。
「最後は林道歩きだから、まぁ、いいか!」なんて乗りで計画して、最後はバスを逃して道路歩き…なんて事態は、いつ起きるか分かりませんからね。
39は、自分で自分を誉めてあがてあいぐらいに、上手く「ヤラシゲに撮れたな…」と思います。
実際はどこにでもある程度の山腹道なのですが、そのままズルズル下まで行っちゃえ、オッサン になることは確実です
隊長
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