猫又山 猫又谷より


- GPS
- 09:30
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,129m
- 下り
- 2,112m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
・下山時はなぜかゲートが取り払われており、自由に通行できた。時間で通行可能なのか、本日より通行可能になったのか不明。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・分岐〜発電所 道に落石がたまにあるが、車や自転車での通行に支障なし。 ・発電所〜林道終点 舗装がなくなり、雪もだんだん出てくる。我々は適当なところでMTBをデポし、最初はシートラ、雪がつながってからはシールハイクした。途中渡渉があるが、今日は水量が多くなくて比較的楽に超えることができた。 ・林道終点〜二又 最終堰堤は左岸からクリアした。最初は1mくらい上部の灌木につかまって高巻き気味に突破した。下山は堰堤左岸横の石組みの壁の右側を簡単にクライムダウンすることができた。やはり落ち着いてルーファイすべきでると再認識。谷は割れているので、下部は左岸を詰める。しばらく進むと雪がつながりだした。 ・二又〜山頂 標高1800m辺りでデブリが出てくる。新しいものもあった。雪は安定していたが、気温が高い。大きな雪塊もあるし、右岸の崖の落ち切っていない雪も心配だ。とにかく上部を監視することと音に注意して、足早に進んだ。途中でクトーを装着して、すべてスキーで登り切った。コルからは多少急登もあるが、問題なく山頂までたどりついた。 下山は山頂からシールオフで滑走した。雪は若干ストップスノーもあるが、気持ちよく滑走できた。猫又谷の標高1800辺りのデブリ地帯は相互監視しながら、一人ずつ安全地帯まで一気に滑走した。 |
その他周辺情報 | 今日は金太郎温泉に行った。1時間入浴720円。 広大な露天風呂が有名。サウナや水風呂、寝湯などいろいろ楽しめる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
毛帽子
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
ヘッドランプ予備
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
スキー板
シール
ウィペット
ヘルメット
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感想
春スキーも終盤、行き場所は限られてきている。その中でも快晴が約束されたこの日、581さんのリクエストで猫又山に行くことにした。まっすぐに伸びた猫又谷、稜線からの剣の景色、いずれも再訪に値するし、来年の毛勝三山縦走のためにも小雪の今年も行っておきたい。
事前のネット情報ではスノーブリッジは落ちているとのことだったが、渡渉は問題ない程度で、堰堤越えも心配するほどでもなかった。あとは気持ちよく猫又谷を詰めるだけだが、なんとデブリが遠望できる。温度も高くなってきた。二人で気づいたことなどを声をかけあってルーファイして登って行く。冗談もまったくないままなんとかコルに到着。コルに出たら、剣がドーン。これだけクリアな剣の姿は久々だ。後立の山並みもガスひとつ無く、我らを出迎えてくれた。
山頂では釜谷や毛勝、東芦見尾根なども見渡せ、薄く白山も見えた。エネルギー補給をしたらさあ帰ろう。最高の展望を楽しみながら滑走する。命の洗濯だ。マンダムの一言、きっと寿命が延びているだろう。
コルからは、核心部を相互監視しながら一気に滑走して、安全地帯に出た。ここで休憩し、滑ってきた猫又谷を振りかえる。まっすぐに伸びた傾斜の強い谷はまさしくヤマスキー向けのすばらしい斜面だ。
その後も多少の藪と戯れながら堰堤&渡渉とこなし、林道もしつこく滑った。その際に、スキーの着脱を数回した。場合によってはシートラになるが、二人で自分のザックを降ろさずに相手のザックに相手の板をセットした。こうすることで時間短縮できて、なかなか便利だ。名付けて「サブシートラセット」。PT登山の場合はこんなこともできるなと自己満足。
さらにデポ地に戻り、残りの林道をMTBで快適にダウンヒル。新緑の中、谷の水音を聞きながら風を切ってヒラリヒラリと下って行く。これはこれでスキーとは違う楽しみがあった。
展望、滑走、MTBダウンヒルと一粒で三度美味しいヤマスキーコース、猫又山はタマランチなんです。581さん、ありがとう。また行きましょう。
ずっと滑りたいと思っていた猫又谷、チカさんにお願いして同行していただけることになった。事前に調べてみると渡渉と堰堤越えが核心部となりそうだ。またこの界隈では熊にも注意しなければいけない。
ゲートが閉まっているので最初から自転車で進んでいく。林道はいくつか分岐があったのでその都度確認しながら進んでいくと発電所に到着した。そこからしばらく進むと雪がつながりだしスキーハイクとなった。
林道は雪が切れているところもあり、この先あっという間に雪解けは進みそうだ。渡渉ポイントは水流がそれほど強くなく、石伝いに渡渉すれば問題ない。最終堰堤の通過も灌木や笹薮につかまりながら高巻すると問題なく通過できた。そこを超えると雪は豊富にあり、ダイナミックな谷を詰めていく。
自転車区間は暑く汗をかいたけど、谷では吹き降ろす風で涼しく、それほど汗をかかずに登っていける。近づくにつれ谷にはデブリが確認できた。昨年の毛勝谷に比べると今から進むルートは雪崩の走路ではなさそうだが、両岸の雪が崩れてこないか耳を澄まし、警戒しながらハイクアップする。急斜面に備えてクトーも装着し、なるべく右岸には寄らずにハイクアップした。高度を上げるにつれ風が納まり暑くなってきた。
稜線に登り上げると剱岳の雄姿が目に飛び込む。思わず声が漏れるほど間近に見えた。空気が澄んで後立山の峰々の景色も素晴らしかった。稜線を登り上げると見覚えのある山頂だ。昨年は毛勝谷、秋に三山縦走、今回猫又谷を詰めて猫又山に登頂出来たので、来シーズンの残雪期の三山縦走のイメージが大体出来上がった。時期をみて必ず実行したい。
休憩したのち、お待ちかねの滑降だ。デブリの多いところは相互監視しながら慎重に滑って安全帯に入った。広大な谷を滑るのは気持ちがいい。お楽しみもあっという間に終了し、また核心を慎重に通過していく。雪をつなげてむりやり滑っていくのもまた違った楽しみがあった。無事自転車デポ地点まで帰還し、新緑のなか自転車でゲートまでサイクリング。金太郎温泉で汗を流し、一日を振り返った。なかなか渋い温泉だった。
下界ではもう半袖でもいいくらいに暑く、これから日に日に雪は解けていくのだろうと思うと寂しくなるけど、まだしばらくは雪を求めて山スキーを楽しんでいきたい。チカさん同行ありがとうございます。またお願いします!
コメント
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動画の音楽でも山行、スキーの楽しさが伝わってきます。
猫又谷は挑戦したい場所でしたが、富山を離れた今となってはそこだけを、というモチベーションが上がらないので、遠征に絡めていつかは滑ってみたいです。
レッズさん こんばんは
動画の音楽はW10の純正ソフトの内臓のものですが、なかなか楽しげでいいですよね。凝りだすとキリがなさそうですが面白いですね。
猫又谷や毛勝谷はタイミングが悪いと雪崩の巣になるので遠征ではなかなかスケジュールが組みづらそうですね。滑られる際はお気をつけてください!
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