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Yamareco

記録ID: 185465
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

皇海山 (銀山平⇒庚申山⇒鋸山 ⊃ 皇海山⇒六林班峠⇒庚申山荘)

2012年04月28日(土) ~ 2012年04月29日(日)
情報量の目安: S
都道府県 栃木県 群馬県
 - 拍手
umunaruhodo その他1人
GPS
32:00
距離
21.1km
登り
1,827m
下り
1,652m

コースタイム

1日目(28日)
 銀山平 14:30 ⇒ 15:30 一の鳥居 ⇒ 16:55 庚申山荘
 【行動時間 2時間25分】

2日目(29日)
 庚申山荘5:05⇒6:25庚申山6:30⇒7:45薬師岳⇒8:45鋸山⇒9:40不動沢コースとの分岐
 ⇒10:55皇海山11:15⇒11:50分岐⇒12:35鋸山13:05⇒14:00六林班峠⇒16:25庚申山荘16:55
 ⇒17:50一の鳥居17:55⇒19:00銀山平(かじか荘)
 【行動時間 約14時間】
天候 1日目 晴れ後曇り
2日目 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
千葉県内より東北道経由で約3時間30分でした。
コース状況/
危険箇所等
・とにかく積雪量が多く、ルートファインディングと踏み抜き(とラッセル?)に苦労しました。
・皇海山まで、終始先頭を行ったので、トレースが無く、体力を消耗しました。

・かじか荘で、庚申山荘の宿泊券を購入(1泊2000円)。
・帰りにかじか荘で入浴しました。庚申山荘の宿泊券を持っていると半額の300円です。
・前日には、足尾歴史館で、足尾銅山のお勉強。
 六林班峠付近を越えて群馬側に坑木運搬用のロープウエイがかかっていたそうです。
・なお、ルート図は、調子が悪くて最後の到着地点(かじか荘)まで登録できませんでした
28日です。草木湖で遅い花見
2012年04月28日 12:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 12:44
28日です。草木湖で遅い花見
このテーブルでお弁当を食べました。
2012年04月28日 12:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 12:44
このテーブルでお弁当を食べました。
かじか荘の100mくらい上の空き地に駐車します。写っている車は関係ありません。
2012年04月28日 14:31撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 14:31
かじか荘の100mくらい上の空き地に駐車します。写っている車は関係ありません。
林道を歩き始めます。
2012年04月28日 14:31撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 14:31
林道を歩き始めます。
この下に滝があります。
2012年04月28日 14:58撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 14:58
この下に滝があります。
遠くに鋸山の稜線でしょうか?
2012年04月28日 15:03撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 15:03
遠くに鋸山の稜線でしょうか?
1時間ほどで一の鳥居に着きました。
2012年04月28日 15:32撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 15:32
1時間ほどで一の鳥居に着きました。
一の鳥居の200mくらい奥にある庚申七滝を見物に行ってきました。
2012年04月28日 15:35撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 15:35
一の鳥居の200mくらい奥にある庚申七滝を見物に行ってきました。
なかなかの滝です。
2012年04月28日 15:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 15:36
なかなかの滝です。
ここから登山道になります。道はよく整備されています。
2012年04月28日 15:51撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 15:51
ここから登山道になります。道はよく整備されています。
江戸時代の道標です。百十四丁目まであります。
2012年04月28日 16:07撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 16:07
江戸時代の道標です。百十四丁目まであります。
大きな岩です。
2012年04月28日 16:13撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 16:13
大きな岩です。
夫婦蛙岩
2012年04月28日 16:24撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 16:24
夫婦蛙岩
1時間30分ほどで庚申山荘に到着。
すでに4人グループ、2人グループ、単独のおじさんがいました。
2012年04月28日 17:21撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/28 17:21
1時間30分ほどで庚申山荘に到着。
すでに4人グループ、2人グループ、単独のおじさんがいました。
29日の朝です。天気は良さそう。
2012年04月29日 05:06撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
4/29 5:06
29日の朝です。天気は良さそう。
庚申山の途中までは、山めぐりコースを通ります。奇岩がいっぱいの急な斜面を登ります。
2012年04月29日 05:21撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 5:21
庚申山の途中までは、山めぐりコースを通ります。奇岩がいっぱいの急な斜面を登ります。
2012年04月29日 05:31撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 5:31
天気は上々。
2012年04月29日 05:33撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 5:33
天気は上々。
2012年04月29日 05:35撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 5:35
2012年04月29日 05:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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一の門
2012年04月29日 05:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 5:43
一の門
山めぐりコースと別れて、庚申山へ向かいます。
2012年04月29日 05:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 5:44
山めぐりコースと別れて、庚申山へ向かいます。
危ない道だなぁ
2012年04月29日 05:46撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 5:46
危ない道だなぁ
雪が残っています。
2012年04月29日 05:48撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 5:48
雪が残っています。
けっこう急です。
2012年04月29日 05:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 5:50
けっこう急です。
尾根にでました。きれいな景色です。
2012年04月29日 05:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 5:57
尾根にでました。きれいな景色です。
残雪が多く、ルートファインディングと時折股下まで雪にもぐってしまい、閉口します。
2012年04月29日 06:15撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 6:15
残雪が多く、ルートファインディングと時折股下まで雪にもぐってしまい、閉口します。
庚申山頂上です。
2012年04月29日 06:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 6:25
庚申山頂上です。
山頂から少し行ったとこの展望がすばらしい。
皇海山の見事な山容。
2012年04月29日 06:34撮影 by  DSC-TX10 , SONY
5
4/29 6:34
山頂から少し行ったとこの展望がすばらしい。
皇海山の見事な山容。
奥日光方面です
2012年04月29日 06:34撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 6:34
奥日光方面です
御岳山?
2012年04月29日 06:47撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 6:47
御岳山?
2012年04月29日 07:11撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 7:11
袈裟丸山方面です
2012年04月29日 07:28撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 7:28
袈裟丸山方面です
鋸山が近づいてきました。
2012年04月29日 07:29撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 7:29
鋸山が近づいてきました。
雪に覆われた薬師岳頂上
2012年04月29日 07:45撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 7:45
雪に覆われた薬師岳頂上
皇海山
2012年04月29日 07:47撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 7:47
皇海山
鋸山
2012年04月29日 07:47撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 7:47
鋸山
日光奥白根山
2012年04月29日 07:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 7:50
日光奥白根山
アップ
2012年04月29日 07:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 7:50
アップ
もう一度皇海山
2012年04月29日 07:56撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 7:56
もう一度皇海山
ここから急なクサリ場を下ります。
2012年04月29日 08:08撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 8:08
ここから急なクサリ場を下ります。
そして、ここを登ります。一見、どこを登るのか?と思いますが、ルートははっきりしています。
2012年04月29日 08:09撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 8:09
そして、ここを登ります。一見、どこを登るのか?と思いますが、ルートははっきりしています。
下ったクサリ場を振り返ります。
2012年04月29日 08:17撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 8:17
下ったクサリ場を振り返ります。
いやらしい道が続きます。
2012年04月29日 08:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 8:25
いやらしい道が続きます。
来た道を振り返ります。
2012年04月29日 08:27撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 8:27
来た道を振り返ります。
とにかく雪が最大の敵です。
2012年04月29日 08:35撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 8:35
とにかく雪が最大の敵です。
やっと鋸山に着きました。疲れたー
2012年04月29日 08:55撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 8:55
やっと鋸山に着きました。疲れたー
男体山方面ですね
2012年04月29日 08:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 8:57
男体山方面ですね
尾瀬方面です。
2012年04月29日 08:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 8:57
尾瀬方面です。
不動沢のコルから鋸山。ここからトレースがあると信じていましたが、ありません。
2012年04月29日 09:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 9:41
不動沢のコルから鋸山。ここからトレースがあると信じていましたが、ありません。
皇海山の途中から鋸山
2012年04月29日 09:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 9:42
皇海山の途中から鋸山
雪が行く手を遮ります。
2012年04月29日 09:51撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 9:51
雪が行く手を遮ります。
登りにくいです。
2012年04月29日 10:31撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 10:31
登りにくいです。
青銅の剣
2012年04月29日 10:53撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 10:53
青銅の剣
そして、やっと頂上です。
2012年04月29日 10:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 10:57
そして、やっと頂上です。
反対側
2012年04月29日 10:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 10:57
反対側
お決まりの三角点タッチ
2012年04月29日 10:59撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 10:59
お決まりの三角点タッチ
眼下に鋸山が…
2012年04月29日 11:29撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 11:29
眼下に鋸山が…
鋸山の登りからの皇海山
2012年04月29日 12:04撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 12:04
鋸山の登りからの皇海山
とんがっている鋸山
2012年04月29日 12:12撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 12:12
とんがっている鋸山
鋸山。上部は急です。
2012年04月29日 12:12撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 12:12
鋸山。上部は急です。
鋸山の登りからの皇海山
2012年04月29日 12:22撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 12:22
鋸山の登りからの皇海山
群馬県側
2012年04月29日 12:22撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 12:22
群馬県側
鋸山上部の急な雪面を登ります。
2012年04月29日 12:31撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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鋸山上部の急な雪面を登ります。
六林班峠、袈裟丸山方面
2012年04月29日 13:08撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 13:08
六林班峠、袈裟丸山方面
鋸山を振り返ります。だいぶ容貌が異なりますね。
2012年04月29日 13:14撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 13:14
鋸山を振り返ります。だいぶ容貌が異なりますね。
峠までの道はこんな感じ
2012年04月29日 13:53撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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峠までの道はこんな感じ
六林班峠です。
2012年04月29日 14:00撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 14:00
六林班峠です。
ここから下山です。
2012年04月29日 14:16撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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ここから下山です。
沢をいくつも横切りますが、雪が…
2012年04月29日 14:27撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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沢をいくつも横切りますが、雪が…
けっこう危険。
2012年04月29日 14:29撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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けっこう危険。
水量が多いので、気を付けて
2012年04月29日 14:34撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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4/29 14:34
水量が多いので、気を付けて
道幅はとても狭い。気を抜けないなぁ。
2012年04月29日 15:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 15:37
道幅はとても狭い。気を抜けないなぁ。
残雪も多い
2012年04月29日 15:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 15:40
残雪も多い
やっと、安全な道。
2012年04月29日 15:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 15:50
やっと、安全な道。
「天下の見晴」との分岐。200mでも寄り道はもういいです。
2012年04月29日 16:15撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 16:15
「天下の見晴」との分岐。200mでも寄り道はもういいです。
奇岩の多い道
2012年04月29日 16:23撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 16:23
奇岩の多い道
やっと庚申山荘が見えてきました。
2012年04月29日 16:24撮影 by  DSC-TX10 , SONY
4/29 16:24
やっと庚申山荘が見えてきました。
撮影機器:

感想

 皇海山に登るなら、栃木県側のクラシックルートからと決めていたのですが、私の体力では
日帰りは難しいだろうと、庚申山荘に前泊することにしました。
 結果、正解だったのですが、トレースがあれば、私でも日帰りは可能だったかも?しれません。
 しかし、残雪が多く 時期的に なかなか手ごわいコースでした。

【記録】
 庚申山荘に着くと年配の男性が話しかけてきた。その中で、我々が軽アイゼンとストックしか
持っておらず、ピッケルも(本格的)アイゼンも持っていなくては、この時期の皇海山には
登れないと言う。
「まあ、行けるところまで行って、ダメなら引き返してきます」と答えた。

 GW初日のこの日、庚申山荘に宿泊したのは全部で9名。4人組(男性1名・女性3名)グループ、
単独の年配男性、2人組の男性グループ、そして我々2名の合計9名である。
 全員、明日、庚申山経由で皇海山を目指すようだ。

 翌朝、予定より少し早い5時5分に出発する。4人組はまだ出発してはおらず、1階のテーブルの所にいた。
2階に寝ていた男性2人が我々より少し早く出発したが、すぐに追いつき、その後は追い抜かれることもなく、
六林班峠からの下山道で 再び我々が追いついた。

 途中までは庚申山の山めぐりコースであり、奇岩の多いハシゴやクサリ場などのある急峻な道を進む。
尾根に上がる直前で、人影を感じてビックリする。単独の年配男性が休んでいたのだ。
ここで男性を追い抜き、我々が先頭に立った。

 尾根に上がると、やがて積雪が多くなり、ルート(標識)を探しながら、かつ、時折、股下まで
もぐってしまう軟弱な雪と悪戦苦闘することになる。
とにかく、人が歩いた形跡は皆無。苦労して庚申山の頂上に着く。先が思いやられるなぁと思っていると、
年配男性がやってきて、我々を追い抜いていったのだが、すぐ先の展望の良いところで休んでいた。
 結局、我々がトップを行くしかないのだろう。腹を決めて、雪の急斜面に立ち向かうことにする。

 苦労して、薬師岳までやってくると眼前にガーンと一枚岩のような絶壁が見える。
いったいどこを登るのかなーと目を凝らすと、左側に下部に梯子が見える。
どうやら、左側を登るようだ。しかし、その前に急な岩場を下降しなくてはならない。
一人ずつ慎重に下って、例の絶壁は下部を右から左へトラバースして、ハシゴに取りつく。のどが渇く。
なんとか登りきるも、道はほとんど雪に覆われており、木や笹が出ているし、急だし、歩くのが大変である。
 やっと鋸山に到着するも、「アー疲れた」

 鋸山から先も雪で真白である。
 時間的に厳しいかなーと頭をよぎるが、ここまで来て引き返す気にもならず、不動沢のコルまで行けば、
皇海山まで群馬県側から登ってきた人のトレースがあるだろうと期待を込めて先を進むことにする。
 
 鋸山直下の急斜面が凍っていて、きわめて悪いが、滑るように下る。その下も雪の急斜面である。
左に行きすぎないように慎重に下る。
 なんとか不動沢のコルに到着。
 しかし、期待したその先のトレースはまったくなかった。相棒は気落ちしたようだが、がんばるしかない。
一休みして先に進む。靴の中は、スパッツをしていても濡れてぐちょぐちょである。
気温が高いので問題はないが、気持ちは悪い。
 気を取り直して、雪の中に突撃する。しかし、今度はルート標識がなかなか見つからない。
途中、歩くのに楽そうな右に行きすぎて、完全にルートを見失ってしまう。
左に大きくトラバースして標識を発見。しかし、大分時間をロスしてしまう。
相棒は、少し遅れ気味である。
その後もクサリ場が凍結していて、右側の苔むしたルンゼ状の狭いところを無理やり登ったり、
何度も股下までズボッと埋まって身動きが取れなくなったりで、時間がかかってしまう。
それでも頂上まであと0.4キロの標識で元気を取り戻し、ひと踏ん張り、青銅の剣を発見。
そこから少し登って、10:55に誰もいない頂上に到着する。展望は良くない。
日光方面が少し見える程度である。5分ほどで相棒が到着。
相棒は、靴を脱いで靴下を絞っている。水がしたたり落ちる。
二人で「たらみのフルーツゼリー」を食べる。しかし、帰りのことを考えるとゆっくりもしていられない。
とにかく鋸山まで戻らねば、安全に帰れるとは言えない。
 それにしても、後ろから誰か来ているのだろうか?
 20分して頂上を後にする。

 下りは軽快である。トレースどおりに下れば良いだけである。
 5分ほど下ると女性2人が登ってくるではないか? 確認すると庚申山荘の4人グループの人であった。
さらに5分ほど下ると単独のおじさんと4人グループの残りの2人。
更に驚いたことには、銀山平から日帰りで来たという若い男性2名と中年の単独女性。
うーむ。我々の努力(トレース)は無駄ではなかったようだ…
 コルまでは35分で到着。あとの難所は鋸山の頂上直下だけだ。
ゆっくり歩を進め、最後の雪の急斜面を慎重に登り、頂上直下の凍った斜面は左側の土が出ている
ところを足場に、ハイ松の枝を頼りに強引に登りきる。
 そして頂上に到着。途中、六林班峠方面の稜線を2人組が歩いているのを発見。
これで、彼らのトレースをたどればいいだけと 少し気が楽になる。2人組さんありがとう。

 頂上で、大休止。お湯を沸かしてカップラーメンを食べる。
 30分ほど休息して、六林班峠に向かう。やはり、トレースがあると楽勝である。
すいすいと進むではないか。55分で六林班峠に到着。

 この後、2人組は山荘の2階で一緒だった男性と判明。鋸山から皇海山に向かう際に、
足が攣ったので、途中で引き返したとのこと。
 さらにその先で(登ってきた男性と一緒に休んでいた)男性1名を追い抜いた。
途中、沢の上にかかった雪渓を横断中、右足を踏み抜いたが、左足は大丈夫で、事なきを得る。
 六林班峠から1時間ほど歩いた休息後、どうやら朝からの皇海山までのトップの疲れが出てきたのか、
下山のスピードがだんだんと落ちてくる。結局、峠からは2時間25分かかって16時25分に山荘着。
もうバテバテである。
 山荘の前で、コーヒーを沸かして飲んでいると、2人組、年配男性、そして日帰りの2人組と
単独女性が次々と帰ってきたのでした。
 あとは、かじか荘近くの車まで帰るだけなので、17時ころにゆっくりと出発。
駐車場には2時間かかって暗くなった頃、到着したのでした。
 グチョグチョの靴を脱ぎ、ヨレヨレになって温泉に入りました。
 露天風呂の上の半月が、「がんばったね」とやさしく言ってくれました。

 しかし、「トレース」って貴重ですね〜

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