暴風の釈迦ヶ岳旭登山口コース
- GPS
- 04:06
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 617m
- 下り
- 602m
コースタイム
天候 | 風雨強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5:10奈良自宅〜R24〜京奈和自動車道〜R168〜林道〜7:05釈迦ヶ岳旭登山口 復路 11:45釈迦ヶ岳旭登山口〜林道〜R168〜夢ノ湯(入浴)〜道の駅大塔〜京奈和自動車道〜R24〜16:00奈良自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道自体良好 当日、南からの暴風で注意が必要だった |
その他周辺情報 | 入浴 夢ノ湯 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
大峰奥駈の未走破区間、太古の辻〜証誠無漏岳を偵察しようと
釈迦ヶ岳の旭登山口から釈迦経由で歩くことにした
天気はやや曇りっぽいので展望とかは期待できないかもしれないけど---
ところが思わぬ展開になった
寝坊で出遅れた、5:30に登山口発のつもりが起きたらすでに4:30
登山口に着いたらすでに7:00だった、一気に証誠無漏岳までは難しくなった
しかもラジオの天気予報は近畿北部中部の天気は良いが
紀伊半島の南東部からの湿った風で南部の天気は芳しくないとのこと
それでも国道168号線を走っている間は時折晴れ間も出る天気だった
林道に入り旭ダムあたりから東方向を見上げると
山の上の方に雲が垂れ込めてる―--
もしかして小雨ぐらい降ってるのかな--
登山口が近づくと、フロントガラスに小さな雨粒
旭登山口に着いたとたん、一瞬、車を横に揺らすような強い風が--
今日、大峰しかも南部は失敗だったかな
比良山とか日本海側の山にしとけばよかったかな、と思っても後の祭り
駐車場には車が3台、後から1台入ってきた
歩き始めてすぐにシビシビ雨が降りだした
買ったばかりのカメラをぬらさないようカバーを掛けて歩く
雨の森は色彩がはっきりしてきれいだ
上から登山者が下りてきた
関東からここと伯母子山を登りに来られた方
この上は雨は大したことないけど、スゴイ風でしたよ、とのこと
寝坊に強風、一気に歩く気が失せてきた
それでも、とにかく釈迦まで登ってから考えよう
古田の森への稜線に入ったとたん、体を持っていかれるような強風
しかも、時間の経過に伴い、雨も強まっていく
右(南)からの強風に横殴りの雨がカッパをバチバチ叩く
これは今日は釈迦ピストンだな、と観念した
古田の森あたりでは、強風だったが
千丈平が近づいてくると風が収まって来た
釈迦山頂への笹原道では雨も止んだ
「これは、少しぐらい南奥駈に進めるのではないか!」と色気が出てきた
9:20頃山頂着、釈迦方面から1人登って来られた
聞くと、朝5:30頃旭登山口を出発し、仏生ヶ岳の手前まで行ったが
標高が下がると風が出てくるとのこと
その話を聞いて、南奥駈方面は諦め、ピストンで旭登山口に戻ることにした
下山途中、3人連れ、ご夫婦連れ、単独、10人グループなど
この強風の中次々と登っていく
笹原を払い、倒木を揺らすような白い風
南からの湿度を森の樹々たちに置き去っていく
当初歩く気が失せ、釈迦山頂すら登る気力を失ってたが
この非日常の突風と南の海から押し寄せるガスのもたらす乳白色に沈んだ森の風景が
すごく気に入って楽しみながら歩いていたように思う
稜線を登山口のある右方向に折れた途端、風は止んだ
そこからは、写真を撮りながら、ゆっくり歩いたが
ほとんどの写真はレンズに着いた水滴の滲んだような写真にしかならなかった
11:20頃、登山口に戻り、カップ麺を食べ、夢の湯で入浴し帰路に着いた
下界が近づくにつれ、雨はやみ、曇りになり、やがて奈良盆地は青空が広がる天気
太平洋に張り出した低気圧から押し寄せる湿った南風を
台高と大峰で防ぎとめて、町に晴れをもたらしていたんだな
これが私の住む地域を雨風台風から守っている力だから
感謝して今日の山行を終わろうと思う
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