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記録ID: 186363
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

唐松岳(最悪のテント泊)

2012年04月29日(日) ~ 2012年04月30日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
8.8km
登り
855m
下り
855m

コースタイム

1日目
9:00八方山荘-10:45八方池-12:40丸山-14:02唐松山荘16:20-16:38唐松岳16:50-17:05唐松山荘(テント場)
2日目
5:45唐松山荘(テント場)-6:50丸山-7:30八方池-8:10八方山荘
天候 1日目 晴れのちくもり 2日目 くもり
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八方の無料駐車場A(ゴンドラまで歩いて10分)
コース状況/
危険箇所等
特に危険なところはないと思います。
唐松岳まではストックとノーアイゼンで登りましたが
ピッケルかアイゼンの装備はあった方が良いでしょう。
長野市から白馬に向かう道中にある『日本一美しい村』(という看板のある)小川村からの北アルプス
長野市から白馬に向かう道中にある『日本一美しい村』(という看板のある)小川村からの北アルプス
鹿島槍付近をアップにして撮影
鹿島槍付近をアップにして撮影
スキーで滑走して沢に下るyudouhuさんの車を二股にデポしておきます
スキーで滑走して沢に下るyudouhuさんの車を二股にデポしておきます
八方のゴンドラには時間前からすごい行列
八方のゴンドラには時間前からすごい行列
ゲレンデにもスキーヤーがいっぱい!
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ゲレンデにもスキーヤーがいっぱい!
しかし、八方山荘から上は山やだけの世界です(山スキーヤーも多いです)
しかし、八方山荘から上は山やだけの世界です(山スキーヤーも多いです)
所どころ夏道も露出してます
所どころ夏道も露出してます
鹿島槍や五龍を眺めながらゆるやかな斜面を登っていきます
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鹿島槍や五龍を眺めながらゆるやかな斜面を登っていきます
正面には唐松岳に至るなだらかな稜線が続きます
正面には唐松岳に至るなだらかな稜線が続きます
鹿島槍と五龍のアップです
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鹿島槍と五龍のアップです
傘をさして優雅に登る人も(翌日の下山時にまたすれ違いました。途中でテント泊したそうです)
傘をさして優雅に登る人も(翌日の下山時にまたすれ違いました。途中でテント泊したそうです)
スキーで登るyudouhuさん。慣れない登りで大変そう!
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スキーで登るyudouhuさん。慣れない登りで大変そう!
帰らずの嶮の迫力を増してきます
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帰らずの嶮の迫力を増してきます
登山者の列が続いています
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登山者の列が続いています
鑓ヶ岳、白馬岳
ちょっとしたオアシス気分ですね
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ちょっとしたオアシス気分ですね
もう一枚
岳樺がよいアクセントに
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岳樺がよいアクセントに
登ってきた稜線を振り返ってみます
登ってきた稜線を振り返ってみます
岳樺越しに五龍と鹿島槍
岳樺越しに五龍と鹿島槍
丸山にかけて急な斜面が続きます
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丸山にかけて急な斜面が続きます
鑓ヶ岳のアップ
唐松岳に続く登山者の列
唐松岳に続く登山者の列
帰らずの嶮アップ
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帰らずの嶮アップ
帰らずの嶮を眺める登山者
帰らずの嶮を眺める登山者
丸山までの急登をスキーで頑張るyudouhuさん。
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丸山までの急登をスキーで頑張るyudouhuさん。
丸山の少し上からボードで滑走する人
丸山の少し上からボードで滑走する人
どんどん標高を稼いでいきます
どんどん標高を稼いでいきます
上から眺めた丸山の様子です
上から眺めた丸山の様子です
帰らずの嶮のアップ
帰らずの嶮のアップ
唐松岳が射程距離に入ってきました
唐松岳が射程距離に入ってきました
yudouhuさんは丸山で時間切れ。ここから沢を滑走して下ります
yudouhuさんは丸山で時間切れ。ここから沢を滑走して下ります
私は最後の登りにかかります
私は最後の登りにかかります
五龍が大きいです
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五龍が大きいです
日帰りの登山者の下山が目立つようになってきました
日帰りの登山者の下山が目立つようになってきました
唐松山荘付近からスキーで滑走する人も
唐松山荘付近からスキーで滑走する人も
唐松岳です
唐松岳から帰らずの嶮に続く稜線
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唐松岳から帰らずの嶮に続く稜線
唐松山荘直下のちょっとした雪稜
唐松山荘直下のちょっとした雪稜
唐松山荘上のピークに立つと剣岳が見えてきます
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唐松山荘上のピークに立つと剣岳が見えてきます
唐松山荘すぐ横にテントサイトがありました
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唐松山荘すぐ横にテントサイトがありました
五龍岳が雄大に見えます
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五龍岳が雄大に見えます
テントを設営してから唐松岳に向かいます
テントを設営してから唐松岳に向かいます
一応山頂を踏みました
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一応山頂を踏みました
キレットを経て白馬岳に続く稜線
キレットを経て白馬岳に続く稜線
下りは慎重に
唐松山荘を見下ろします
唐松山荘を見下ろします
今回テント泊の目的は夏の天の川の観望と撮影。しかし、天気は悪化の一途で星は見えませんでした
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今回テント泊の目的は夏の天の川の観望と撮影。しかし、天気は悪化の一途で星は見えませんでした
明け方の白馬岳方面。夜が明け日の出を待ちましたがダメでした。
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明け方の白馬岳方面。夜が明け日の出を待ちましたがダメでした。
唐松岳の頂上にも登山者の姿
唐松岳の頂上にも登山者の姿
剣岳付近
少しアップ
大きくアップ
唐松山荘から下山し始めたところで雷鳥発見!
すごく可愛い!!
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唐松山荘から下山し始めたところで雷鳥発見!
すごく可愛い!!
もう一枚
五龍岳ですが、晴天下での写真では目立たなかった雪の汚れが曇天下ではよく目立ちます。たぶん黄砂が降ったのでしょうね。肉眼でも汚れがよくわかります
五龍岳ですが、晴天下での写真では目立たなかった雪の汚れが曇天下ではよく目立ちます。たぶん黄砂が降ったのでしょうね。肉眼でも汚れがよくわかります
とりあえず一番乗りで下ります
とりあえず一番乗りで下ります
誰もいない斜面は気持ちがいいです
誰もいない斜面は気持ちがいいです
鑓ヶ岳〜白馬岳の稜線
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鑓ヶ岳〜白馬岳の稜線
帰らずの嶮
まあ記念に
なんとなく
朝一のリフトを待って下ります
朝一のリフトを待って下ります
ゴンドラ駅は待ち時間なしで乗れそうです
ゴンドラ駅は待ち時間なしで乗れそうです
おまけ
『日本一美しい村』小川村の写真を何枚かアップしてみます
おまけ
『日本一美しい村』小川村の写真を何枚かアップしてみます
イベント会場にあったしだれ桜
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イベント会場にあったしだれ桜

感想

「標高の高いところに簡単に登れてテント泊しながら星空でも眺めてのんびり過ごしたい」というのが今回の5月連休登山のコンセプト。
いくつか候補を考えたなかで、アクセスや行動時間を考慮して決めたのが唐松岳だった。そして、たまたまスキー滑走を考えていたyudouhuさんが日帰りの登りで同行していただけることとなり今回の山行となった。

まず、唐松沢〜ガラガラ沢を滑走する予定のyudouhuさんの車を下山近くの二股にデポし、私の車で八方の無料駐車場に置く。そして10分ほど歩いてゴンドラ駅に向かう。この10分を惜しむならば一日500〜1000円の有料駐車場を利用することになる。

ゴンドラ駅は時間前からすごい行列ができていた。その行列の横にもチケット売り場の行列が。そこでyudouhuさんがチケットを買い私がゴンドラ乗り場の列に並ぶことにする。20分ほどかかってチケットを手にしてゴンドラに乗りこむ。スキーヤーがほとんどだが登山者の姿も多かった。

ゴンドラとリフト2本を乗り継いで八方山荘まで一気に標高を上げる。標高が高くなれば気温は下がるはずだが終着点でも暑いくらい。アウターを着るどころか腕まくりまでする。100均で買ったサングラスを車に忘れ、結局今回も目が痛くなるのを覚悟してスタートを切る。
yudouhuさんはシールを貼ったスキーで登る。基本的にルートは一緒だが夏道が出てたり部分的に傾斜がきつかったりするため所どころで若干ルートが異なる。そのため変則同行となりながら丸山まで登る。慣れないスキーでの登りで体力を消耗してしまったyudouhuさん、この時点ですでに13時を経過したことで唐松山荘まで登ってから唐松沢の滑走をあきらめ、丸山からの滑走に変更する。そのため丸山で別行動となった。
私は逆に体力を温存していたのでここからラストスパートして唐松山荘まで一気に登る。
気になっていたのは唐松山荘のテントサイトのこと。
「良い場所が残っていればいいんだけれど・・・」
多くの登山者が登っていたのでテント場にも沢山のテントが・・・
と思っていたが予想外に7張りしかなく、昨日の10張り分の風除けの囲いが残っていてその一つを使うことができた。
テント設営後、とりあえず唐松岳に登ってみる。見た目簡単に登れそうなのでアイゼンなしでストックだけ持ってカメラだけぶら下げて行く。
いい調子で頂上まで登ってしまったが、下りはルンルンで下れるというわけにはいかなくて慎重に下った。アイゼンを着けるかピッケルを持つべきでしたね(^^ゞ

さて、今回のメインの目的は星空観望と天の川の撮影。そのために晴れる日を選んだわけで、晴れる見込みがなければ日帰りで良かったのだ。
午後から雲が増えてきて天気が若干下り坂となってきたがこれは想定内、一時的に雲が広がって後に回復、というのが前日描いたシナリオだった。
夜になると雲が多いながらも月は見えていた。
「夜半過ぎになって雲が無くなってくれれば・・・」
という願い空しく明け方にかけて雲は厚くなるばかり。
結局、天の川どころか星ひとつ見えない夜となってしまった。

さらに体調も最悪で、夕方になって急性の鼻炎となりくしゃみと鼻水が止まらない状態になって寝るどころではなくなる。その結果頭痛もしてきて、実際には上記のような星空をのんびり眺める、というような状況にはなかったのだ。
横になるとくしゃみと鼻水が止まらないので、「このまま夜明けまで起きているしかないか・・・」と半ばあきらめの境地になっていたが、「そうだ!」と思いついてウエストバックの中を探したところ頭痛薬が見つかる。ワラをも掴む気持ちで、とにかく鎮痛効果を期待して飲んでみる。
効果はあって20分ほどすると一瞬寝られた・・・が、30分だけだった。時刻はまだ22時30分。夜明けまではまだ長い。ここで撮影したのが上の月夜の剣岳の写真だった。ここからまたくしゃみ鼻水との付き合いが始まり、23時30分を確認してそこから後のことは覚えてなくて気がついたら午前3時25分になっていた。つまり寝てしまったらしい。寝られたのは嬉しかったが頭が痛いのは治ってなかった。
が、もう明け方近いので、最後のチャンスとばかりに外を覗くとやはり星は見えなかった。結局、テント泊して、寝られなくて、鼻炎になって、頭痛になって、最悪な夜だった。

毎回毎回テント泊は寝られなくて頭が痛くて楽しかったことは一度もない。これから夏にかけてテント泊がトラウマになってしまいそうで恐い。なんとかならないものかなあ〜・・・そんな課題の残る唐松岳登山だった。

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コメント

山の景色が最高です
お疲れ様でした。唐松岳に至る山々の形が雪の白さと黒い岩肌の陰影で、とても綺麗に撮れています。この時期ならではの景色でしょうか。星は残念でしたが、天気に恵まれ大変良かったと思います。ライチョウもかわいく取れています。写真の最後の方で、春の息吹が感じられる田舎の風景がとても雰囲気が出ています。
のどかで日本最高といった感じです。yudouhuさんもお疲れさまでした。スキーを持って登るのはやはり大変そうですね。またどこかで感想聞かせてください。
2012/5/7 13:03
RE:山の景色が最高です
tabitabiさん、いつもどうもです。
初日の天気はバッチリでしたが、
目的の星空観望は曇ってしまってダメでした。
入山日が前後どちらかに1日ずれていれば良かったみたいです。山の天気はなかなか読めませんね。
そういえば北アルプスでの大量遭難事故、わすが数日の違いで吹雪になってしまうのですから恐いですね。
2012/5/7 20:14
プロフィール画像
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