真夏の定天裏ルート 景→曲→天狗岳山頂へ
- GPS
- 07:33
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,479m
- 下り
- 1,468m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 7:34
天候 | 真夏晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【戦いは続く…】
定天裏ルートなどと大層な題名を付けましたが、要は天狗小屋駐車場に着いたら雪の残る涼しげな余市岳に行き先を変更して、勉強もしていないからあっという間に道に迷い、せめて一つでもピークを踏んでから帰ろうとして、後戻り出来なくなったアホな山行ということになります…(笑)
満車の駐車場と暑くなる気満々の午前7時の雰囲気から、進路を左方向にとったのがそもそもの間違いなんですが…右股川沿いから余市岳登山口へ右折する林道を見過ごし…左股川に変わったのも気付かず林道終点まで行ってしまい…Uターンして駐車場まで一旦戻れば良いものを、何となく行けそうな林道を余市岳方面だと思い込んで軽い気持ちで進んで行ったのが明らかな間違いでした…
林道が終わり軽い藪漕ぎから沢登りになった辺りから、これは余市岳には向かっていないと悟りましたが…(笑) この時点で今日のまともな登山は諦めて、どこか一つでも峰に立ってから来た道を帰ろうと決めました。そこからは道無き道を進みますが、あっという間にマダニの事は気にしない事にして…(笑)戦うべき相手はブヨ軍団になりましたが…
景の手前のガレ場…ここが最初の難関で、ここに咲くど根性を発見して写真を撮りに近付いてしまったのが大失敗でした…ど根性の先に登れるルートは無く…そこまで腹這いで這い上がる事は出来ても下がるには手掛かりも足掛かりも殆ど無く…仕方がないので前を向いたら背中のザックが身体を押す訳です…(笑)慌てて斜め横向きになり20cm位ずつ、少しずつ降って行きましたが今思い出しても半分マグレみたいな瞬間でした…
最後の写真はこの、進退極まった時にブヨ軍団に蜂の巣にされた左手の月曜日の状態なのですが、決してアンパ〜ンチ!ではありません…(笑)
ここを登ってしまった事で本当に後戻りは出来なくなり、更に続くピークを目指すのですが…この垂直に近い壁がまたまた難敵でして、手掛かりはまばらに生えている低木の細い枝…束ねて掴んだ草…ボロボロと剥がれる脆い岩…
この中では枝さんが一番頼りになり…(笑)草さん、岩さんは殆ど頼りにならないのです…(笑)
ところがこの枝さん…そんなに都合良く生えていらっしゃらない…(笑)そこがこの壁が最高難度たる由縁な訳です…
景を制覇してからは根気と体力と鈍感力で曲までたどり着き、天狗岳本峰が目の前に現れた嬉しさは、曲をどうやって降下したか今一記憶が曖昧な程です…(笑)更に夏道に復帰したらすぐに、天狗岳最大の山場であるルンゼなのですが…これで無事に帰れると思ったら安堵感で一杯になり…ルンゼを楽しむ事もなく変な気持ちのまま山頂にたどり着きました…
「まぁ何とかなるさ」を貫き通し続けられれば、それもまた良しと思う事にして…
少し大袈裟ですが、「生きている実感」…
凄く味わえた山旅にはなりました…
【オマケ】
帰りの車内…軍団の残党が一匹、フロントガラスの内側で孤独に負けそうになっている処に、蜂の巣の仇とばかりに18℃の冷風をお見舞いしてやりました…(笑)その後窓を開け、気温35℃の札幌の街に放してやりました…(笑) おしまい
コメント
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いつまで経っても怖さしらずの精神はかわらないようですな⁉
無事帰還できてよかったですね。そんなに無理しなくても、あなたの体力
技術勇気は認めますが、冷静・沈着な精神修行が!!求められますね。
それとやっぱりしゅんぱ兄いの同行が必要ですよ!!
おはようございます。
syamatoさんからお叱りの言葉を頂くだろう事は、沢登りを始める前から薄々判っておりました…(笑)
syunpaさんはこの時期凄く忙しいので、しばらくは家族登山になるように努力します…
でも…我が家の女子部には…
すぐに振られちゃうんですよね…(笑)
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